takumi296's diary

技術士・匠習作の考へるヒント

2014-03-01から1ヶ月間の記事一覧

平成26年度技術士試験・3段階勉強法で合格しよう-2

もう暫く、技術士試験の関連記事が続きます。 このブログをご覧になる方は、はてな住民のご購読者様を別にすれば大半がヤフー検索から来られようです(60~65%)。また、そのための検索キーワードは、技術士試験関連のワードです。昨年は、試験の前日にアク…

平成26年度技術士試験・3段階勉強法で合格しよう

技術士を目指す皆さん、こんにちは。 今週の月曜日、24日に平成26年度の技術士2次試験概要が発表になりました。すでにご覧になった方も多いと思います。試験日は例年通り、8月の第一土日です。つまり、総合技術監理部門を受験される方は、8月2日土曜日、一般…

技術者倫理・チャレンジャー号の爆発事故とシティコープタワーの倒壊回避-3

事故を避けることができなかったチャレンジャー号のボイジョリー氏と、ビルの倒壊を防ぐことができたルメジャー氏の違いはなんだったのでしょう。結論から言うと、情報の伝達能力です。要点をまとめ、客観的データを揃えて伝えるべき人に伝える能力、二人の…

テネリフェの悲劇・本当はロス ロディオス空港のジャンボ機衝突事故

本来なら、チャレンジャー号爆発とシティコープ タワーの倒壊回避を締めくくるべきなのですが、3月27日の今日だけは、昨年の記事を繰返してテネリフェ空港のジャンボ飛行機衝突事故について記します。なぜなら、この類の事故は繰り返し何度でも発生する可能…

技術者倫理・チャレンジャー号の爆発事故とシティコープタワーの倒壊回避-2

シテイコープ・タワーは、1977年にニューヨーク・マンハッタンの中心部に建設された59階建ての高層ビルです。池袋のサンシャイン60(1978年完成)は60階建てですがから、ほぼ同じ大きさの建物と考えて下さい。このビルは、完成後にビルの構造設計を担当した…

技術者倫理・チャレンジャー号の爆発事故とシティコープタワーの倒壊回避-1

比較するための事例は2件とも過去にのこブログで取上げています。 2013年11月17日の「一級建築士Aによる、耐震強度の偽装」と 2013年1月28日の「スペースシャトル チャレンジャー号の爆発事故」です。 手抜きで過去記事の比較検討を行う訳ではありません(そ…

グッドリッジ社の戦闘機用ブレーキ開発

今週いっぱい、原発関連記事はお休み致します。会社の仕事その他の関係で資料整理が進んでおりません。まさか、お持ちしている方はいらっしゃらないと思いますが、なるべく早急に雑務を片付けます。 グッドリッジ社の戦闘機用ブレーキ開発に関する内部告発 …

技術者倫理-ミートホープ食肉偽装事件

この事件は、北海道の食品加工卸会社「ミートホープ」が偽の牛ミンチを出荷していた事実を元役員が農林水産省に告発したことから始まりました。元役員(赤羽喜六氏)は、北海道農政事務所に訴えたのですが、農水省は全くアクションを起さず黙殺されてしまい…

感謝とマーカス バッキンガム氏

昨日の記事は、私の性格テスト?結果をアップしただけですが、はてなブックマークを沢山いただきました。また、そのお蔭でアクセス数も大きくのびました。本当に有難うございます。私としては、手抜きしたような記事だったのですが、ブログですから面白けれ…

『さあ、自分の才能に目覚めよう』に付いてくるテスト

有名な本ですが、『さあ、自分の才能に目覚めよう』 マーカス バッキンガム&ドナルド O クリフトン共著-日本経済新聞刊・田口俊樹訳:2012年11月27日・45刷 と言う本があります、初版は2001年11月ですから手持ちの本は11年目の本、ロングセラーであり、ベ…

期待されている電磁波ーテラヘルツ光

昨日は、紫外線のお話でした。もっとも、ほとんどの女性の方は紫外線が肌に良くないことは実感していらっしゃると思います。私は、野外活動をしませんので日に焼けることはあまりありません、引きこもっている訳ではありませんがゴルフなどもしませんし、紫…

電磁波と放射線-1

度々ですが横道にそれます、今週は纏まった時間が取れないので雑学的な話になりそうです。申し訳ありませんが調べることの少ない話で終わらせます。 放射線の中で電離を起こすエネルギーの高いものを電離放射線、そうでないものを非電離放射線と分ける場合が…

技術士の受験資格

受験資格を少し誤解されている方がおりますので解説します。 一次試験に関しては、なんの制限もありません。 技術士会のサイトにも「年齢・学歴・業務経歴等による制限はありません。」とあります。一次試験は、二次試験を受けるための予備試験みたいなもの…

技術者倫理

別に理化学研究所に絡めているわけではありません。技術者倫理の文献にしばしば引用されるビデオ教材に「ギルベイン ゴールド」と言う架空の物語があります。これは、全米プロフェッショナル エンジニア協会によって製作された学生の教材となるビデオです。…

福島原発事故-21

昨日、ご説明しましたフェール セーフを使って、もう一度1号機の状況を説明します。 3月11日15時37分(地震発生からおよそ1時間後)l号機は直流を含む全電源を喪失しました。中央制御室は真っ暗です。また、直流電源の喪失により、各種の計器もすべて表示し…

福島原発事故-20

今回から少し専門的な話になります。なるべく、専門用語を使わないでご説明するつもりですが、ゼロにはなりません。その都度ご説明します。今回は、5つの需要な言葉の説明です。順番に行きましょう。 以下、「IT用語辞典 e-Words」より フェイル セーフ【 fa…

福島原発事故-19

寺田寅彦(1878年(明治11年)11月28日 - 1935年(昭和10年)12月31日)と言う物理学者兼随筆家をご存知でしょうか。夏目漱石の弟子と言うよりは友人であり、『吾輩は猫である』の水島寒月や『三四郎』の野々宮宗八のモデルとも言われています。 その寺田寅彦…

福島原発事故-18

今日は、3月11日です。平成26年西暦だと2014年ですから、平成23年の東日本大震災から3年経ちました。テレビでは特別番組を放送するようですが、あれほどの災害であっても世間一般ではだいぶ薄れているようです。もっとも、人間とはそう言うものなのでしょう…

福島原発事故-17

今回は少し趣向を変えます。 東京電力は、自身のサイトで福島原発の現状を伝えています。 私は、文字だけで震災時の状況をお伝えしていたのですが、どう考えても写真や図があった方が分かりやすいですから今回はそれをまとめます。 福島第一原子力発電所 1…

小林秀雄から柳田國男

分野は全く異なるのですが、若い頃(20代前半の頃)柳田國男(1875年(明治8年)7月31日 - 1962年(昭和37年)8月8日)の本を読み耽ったことがありました。もちろん、文藝評論家小林秀雄の影響です。現在、ちくま文庫の柳田國男全集はPDFとなって私のパソコ…

福島原発事故-16

4号機で起こつたことの概略 4号機は、2010年11月30日(事故の3.5カ月前)から定期点検に入っていました。圧力容器内のシュラウド(圧力容器内の機器を支えるステンレス製の円筒、強い放射能を持つ)を交換するという大規模な工事が予定されていた関係から、全…

福島原発事故-15

3号機は、全電源喪失後直ちに炉心冷却設備RCICが起動し、約20時間運転した後に自動停止しました。その後まもなくHPCIが自動的に立ち上がり、3月13日午前2時42分まで炉心の冷却は継続できていました。しかし、マニュアルにはない高圧注水設備HPCIの長時間の運…

福島原発事故-14

2号機で起こつたことの概略 2号機では、全電源喪失後に運転員の工夫や努力もあって、炉心冷却設備RCICが想定を超える長時間運転を続けました、その時間は70時間に及びます。しかし、地震発生から3日近くたった14日13時頃には、原因は不明ですがRCICは自然に…

平成25年度技術士試験合格発表と合格率

昨日は、技術士試験の合格発表がありました。合格したかた、涙をのんだ方それぞれだと思います。合格した方はなるべく技術士登録をして下さい。技術士会にも入りましょう。技術士は、二次試験に合格しても登録しなければ技術士ではありません。登録しない方…

福島原発事故-13

それでは、今日から4回に分けて1号機から4号機まで地震発生から数日間の状況を大まかにご説明します。 地震発生後、1号機ではIC(lC : lsolation Condenser-非常用復水器)が自動起動し、スクラム後の炉心の冷却は順調に行われていたのですが、津波による浸…

本のその後

1月25日のブログで本の置き場のことを書いたのですが、その後変化がありました。 今までにPDF化した本は2500冊ぐらいです、加えて残りの本は、500冊ぐらいですからトータル3000冊と言って良いでしょう(ただし、月に10冊ペースで増えています)。現在のPDFデ…