takumi296's diary

技術士・匠習作の考へるヒント

2014-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ハラールとハラーム

2020年(平成32年)の東京オリンピックに向けてアラブ諸国の人達に対する対応(おもてなし)を行う必要があるそうです。日本は、石油に関してはほぼ中東のアラブ諸国に頼り切りですから当然だと思います。また、近くて遠い東アジアの国と違ってアラブ諸国は…

一般向けの科学の本、最良の本はこれです。『ガリレオの指』第3章-エネルギー-収支勘定の通貨-2

やはり書きかけのものは、終わりまで書きます。 熱力学的をに絞った本なら同じアトキンスの『万物を駆動する四つの法則-科学の基本、熱力学を究める』-早川書房:斉藤隆央訳・2009年2月25日初版発行、の方がより詳しく分かりやすく書いてあります。『ガリレ…

一般向けの科学の本、最良の本はこれです。『ガリレオの指』第3章-エネルギー-収支勘定の通貨

深遠なアイデア-エネルギーは保存される。 105~135頁 31頁を300文字に圧縮するとアトキンスはこう言っています。 エネルギーの本質を把握するには、空間を進む物体の運動の性質と熱の性質を理解する必要があると説いています。 運動の性質に関して、2000年…

一般向けの科学の本、最良の本はこれです。『ガリレオの指』第2章-DNA-生物学の合理化-2

昨日は、第2章-DNAのメンデルに関するところだけご説明しました。今日はその後の部分です。 DNAこそが遺伝情報を担う物質だと分かってからは、その分子構造に関心があつまりました。その構造がある程度分かったのはアメリカの生化学者エルヴィン シャルガフ…

一般向けの科学の本、最良の本はこれです。『ガリレオの指』第2章-DNA-生物学の合理化

深遠なアイデア-遺伝形質はDNAに暗号化されている。 59~104頁 45頁を300文字に圧縮するとアトキンスはこう言っています。 およそ150年前に行われたグレゴール メンデルの実験によって遺伝子という概念が考え出され(メンデルの死後)、20世紀初頭には染色…

一般向けの科学の本、最良の本はこれです。『ガリレオの指』第1章-進化

深遠なアイデア-進化は自然選択によって生じる。 第一章・12~58頁 47頁を200文字に圧縮するとアトキンスはこう言っています。 「生命は、かけがえのないものなので、長いことそのために特殊な創造過程が必要だと考えられていた」と書き出したアトキンスは…

一般向けの科学の本、最良の本はこれです。『ガリレオの指』・プロローグ編

昨日は、ブックマークを沢山頂きました、ありがとうございます。また、1日で9名の方が読者登録して下さいました。本当に感謝いたします。さらに不思議なことに通常700件前後のアクセス数が、いきなり3,824件まで延びました。技術士試験間際の時でさえ1000数…

一般向けの科学の本、最良の本はこれです。

10年前の2004年12月31日に初版が発行された本ですが、『ガリレオの指』-(ピーター アトキンス著:斉藤隆央訳-早川書房)と言う本があります。サブタイトルは「現代科学を動かす10大理論」、3,456円で今でも購入できる本です。原題も『GALILEO'S FINGER』…

技術士試験の難易度が気になる方へ

このブログは、ヤフーの検索から入って来る方が60%を少し越えています。その検索ワードの中に「技術士 難易度」と言う複合ワードがあり何時も上位にあります。 試験を受けるのだから難易度や合格率が気になるのは分かりますが、これは気にしてもどうにもな…

腕時計のその後

ここのところ、毎日更新できないのですが、13日のブログでスイスの時計産業のことを書きました。今日は、日本のクオーツ時計に負けたその後のことを書きます。 日本の時計メーカはクオーツ腕時計によって、1970年代、80年代と世界市場を独擅しました。しかし…

こだわりが、良い結果を生むこともあります

アメリカは、1900年代の初期の頃から車社会でした。しかし、そのため自動車の排気ガスによる大気汚染はより深刻な状況にありました。1970年、通称「マスキー法」と呼ばれる大気浄化法改正法がアメリカの上院議員、エドムンド マスキーの提案により議会へ提出…

拘り:こだわりは、時に間違いの元になります

「拘りの一品」なんて言うと、手作り工芸品や高級アクセサリー、高級文具、家具などを連想させます。「拘り」は、どちらかと言うと良いイメージの言葉です。しかし、その「拘りが」時に人間の判断を誤らせることになります。 1960年代、世界の腕時計市場は、…

やはり、今の私には『失われた時をもとめて』は長すぎました

もう一度、読み直そうと思ったのですが挫折しました。私も、小説と同じように回想しながらこれを書きます。 「長いこと私は、早くから床についた。時には、ろうそくが消えるとすぐ目が閉じてしまって、ほら眠るぞ、と思うひまもないほどだった。そして、半時…

技術士二次試験日程の詳細

平成26年度の技術士受験申込みは、締め切られました。受験申込みをされた方は、残り3ヶ月計画的に試験対策を行いましょう。 さて、試験日程の詳細です。 日程表 受験申込書配布期間 平成26年4月1日(火)~5月8日(木) 受験申込受付期間 平成26年4月14日(月)~5…

死後5年掛けて完成、400万字の超大作『失われた時をもとめて』

『失われた時を求めて』(1913-27)は、14年掛(実際は9年)の超大作です。 私が持っている本は、筑摩文庫の『失われた時を求めて』全10巻-井上 究一郎訳です。それと、『ジャン クリストフ』と違ってこちらの本は、誰にでもお勧めできるという訳ではありませ…

大河小説の語源は、どうも『ジャン クリストフ』にあるらしい

ロマン ロランは、『ジャン クリストフ』の中で何度となくライン川を描写しています。この小説は、まさに時が流れるに連れジャン クリストフが成長し、人生の苦悩と戦いながら一流の音楽家(作曲家)へと成長して行く様子が描かれています。ライン川は、ドイ…

20世紀タイプの大河小説「ジャン クリストフ」

私が持っているのは、岩波文庫-豊島与志雄訳(全4巻)です。 ジャン=クリストフJean-Christophe (1904-12)8年掛けて完成しています。 第1部「あけぼの」 ライン河中流にあるドイツの小都会に生まれたジャン クリストフ・クラフトの祖父は,アントワープ出身…

レ ミゼラブル:良き人バルジャンと正しい人ジャベールの葛藤-まとめ

『レ ミゼラブル』(Les Misérables)は、ヴィクトル ユゴーが1862年に執筆したロマン主義フランス文学の大河小説です。原題『 Les Misérables 』 は、「悲惨な人々」「哀れな人々」を意味します。1個のパンを盗んだために19年間もの監獄生活を送ることにな…