takumi296's diary

技術士・匠習作の考へるヒント

2014-01-01から1年間の記事一覧

本年も色々お世話になりました

3日空けてしまいました。 その間、会社に泊まり込んだり、なんだり、かんだりと目まぐるしい年末でしたが、昨日で仕事納め、今年も終了です。 ブログもこのまま終了して来年から書こうと思ったのですが、一言ぐらいご挨拶をしないとどうにも気になります。今…

遅くなりましたが、技術士1次試験の結果です

もう一週間経ってしまいましたが、平成26年度技術士1次試験の合格発表が17日にありました。結果は以下となりました。 01:機械部門 1,141名(合格者数)、58.7%(合格者数を受験者数で除した数)以下同02:船舶・海洋部門 10名、76.9%03:航空・宇宙部門 37名…

あの頃は燃えた、熱かった『日本オーディオ界』の70年代、80年代-11

カセットテープ、オープンリールテープは、どちらにもヒスノイズのよばれるノイズが入り込みます。 ヒスノイズは、高音域に発生するノイズでその原因は樹脂テープに磁性体を塗布する時の不均一差によるものです。テープの音を聴いたことのない若い方は別にし…

あの頃は燃えた、熱かった『日本オーディオ界』の70年代、80年代-10

カセットテープには、形状の他にもテープそのものの種類がいくつかありました。 ノーマルテープ クロムテープ メタルテープ 上記3種類が広く普及したものです(他にもありましたが、広まりませんでした)。 また、後には高級ハイポジションノーマルテープと…

あの頃は燃えた、熱かった『日本オーディオ界』の70年代、80年代-9

ティアックは、昭和28年(1953年)に設立した会社です。ただし、設立した当時は、東京テレビ音響株式会社(後のティアックオーディオ株式会社)でした。設立地は、当時の東京郊外ベットタウンだった東京都武蔵野市です。設立後わずか3年の1956年、東京電気音…

あの頃は燃えた、熱かった『日本オーディオ界』の70年代、80年代-8

商品化された、世界初のテープ録音機「アンペックス200」は、音楽・放送業界に大きな影響を与えました。今では当たりまえですが、何しろ録音した素材を編集し必要なところだけ取り出すことができるのです。1本のテープなのでランダムアクセスには弱いのです…

平成27年度技術士試験は、これで合格! (広告)

記述試験の解答をどう書けば良いのか分らないという方。 また、今年始めて受験するけど、どこから手を付けたらよいのか分らないという方。 試験日までのスケジュールを立てたいけど、わからないという方。 「起承転結」で書けと言われたけど、どうして論文の…

あの頃は燃えた、熱かった『日本オーディオ界』の70年代、80年代-7

いつもこのブログをお読み頂いている「戯れ言」さんから、ティアックのレコーダーについてリクエストがあったので、何回かに分けて録音テープとテープ録音機について書きます。また、「のり巻き疾風」さんからご注意を受けたダイナミックレンジについては、…

あの頃は燃えた、熱かった『日本オーディオ界』の70年代、80年代-6

今日は、カセットテープのお話です。 普及したかしないかは別にして、カセットテープにはいくつかの規格がありました。その内、日本及び海外でもっとも普及し広く使われたのは「Cカセット」つまりコンパクトカセットテープです。この他、少し前までマイクロ…

あの頃は燃えた、熱かった『日本オーディオ界』の70年代、80年代-6

西暦2000年を過ぎた頃から、FM放送はインターネットに負けて衰退してきました。しかし、FM放送は、70、80年代当時、高音質音楽ソースの一つに数えられていました。高級チューナーメーカで有名だったトリオは、当時のブランド名「ケンウッド」から、FM専…

あの頃は燃えた、熱かった『日本オーディオ界』の70年代、80年代-5

ここで、私が使っていたシステムを説明します。と言っても、当時東京江東区の安アパートに住んでいた私は、部屋にシステムを置くことができませんでした。そこで、函館の実家にシステムを置いて夏と冬に帰郷した時だけ聴いていたのです。ただし、弟が家に居…

あの頃は燃えた、熱かった『日本オーディオ界』の70年代、80年代-4

前回は、懐かしい企業の名前をならべました。しかし、歳のせいです、「サンスイ電機」と「オンキョー」を忘れていました。情けないですね。サンスイは会社そのものがなくなってしまいましたが、オンキョーはまだ頑張っています。なぜか、パソコンを作って売…

あの頃は燃えた、熱かった『日本オーディオ界』の70年代、80年代-3

何時もですと、オーディオの歴史的な説明からずっと書いていくことになるのですが、今回は少し趣向を変えます。 アメリカとの戦争に負けてスッテンテンになった日本は、偶然が重なり奇跡的な復興を遂げました。食べることにも困っていた時代は過ぎ、趣味を楽…

あの頃は燃えた、熱かった『日本オーディオ界』の70年代、80年代-2

良い再生装置とは何か。 別に難しい話ではありません、オーディオという再生装置について語る上で、ここは避けて通ることができない部分です。 良い再生装置とは、 「音の良い再生装置」 「忠実に原音を再生する装置」 「低音から高音まで再生領域が広い装置…

昨日は失敗学会年次大会

畑村先生、中尾先生、淵上先生、ありがとうございました。 失敗学の伝導師達 場所は、東大工学部2号館の1階です。銀杏の落ち葉が敷地内に溢れかえっていました。 9時45分~18時まで、講演と討論会の連続でした。昼休みを挟んで7時間以上の大会でしたがあっと…

あの頃は燃えた、熱かった『日本のオーディオ界』の70年代、80年代

何を隠そう(隠すつもりはないけど)、秋葉原が『Windows95』開発コードネーム『Chicago』の勢いに負けてパソコンの街になる前、あそこはオーディオの聖地でした。通称「音キチ」と呼ばれたハード系オーディオマニアは、「無酸素銅だ」、「LCOFCだ」、「ベリ…

技術士合格のために、その1

人前で話す機会の多い方は、ぜひTEDを観て勉強するとよいと思います。体の動かし方、視線、話すスピードどれもとっても勉強になります。 私は、仕事の都合で防災管理者だの安全衛生推進者だとと講習だけで取得できる(最後に確認テストはありますが)資格…

平成27年度の技術士試験は試験日が変わります

先月、11月28日に行われた文部科学省の科学技術・学術審議会 技術士試験部会で、平成27年度技術士試験の実施案が決まったようです。 技術士第二次試験は、受験申込み受付期間が4月6日~4月27日、筆記試験は、総合技術監理部門(必須科目)7月19日(日)、総…

今年読んだ本の傑作『亡びゆく言語を話す最後の人々』(この本は良い)-2

現在世界に存在する言語の数は千数百とも数千とも言われています。1939年にアメリカのL.H.グレイは2796言語と言う説を発表しました。続いて、ドイツのマイヤーが1979年に4200から5600言語と発表しています。さらに、三省堂の言語学大辞典・世界言語編では8…

今年読んだ本の傑作『亡びゆく言語を話す最後の人々』(この本は良い)

突然ですが本の紹介です。2回に分けて簡単に紹介します。ぜひ、読んで下さい。 昨年(2013年)の4月2日に発行された本、『亡びゆく言語を話す最後の人々』:K.デイヴィット ハリソン著・川島満重子訳-原書房刊を読みました。私が今年読んだ本の中では最高…

生きているもの(生物)-8

今回は、言語習得の臨界期に関するお話です。 この主張は、間違いだと反論する人もいるようですが、それはごく少数です。大方の学者は「臨界期を過ぎると言語の習得はできない」と言う説に賛成です。私も、自分で調べた訳ではないのですが、本、論文などを読…

再び、機械学会+失敗学会+アルファ

すみません、直前ですのでもう一度広告します。 29日、明後日の土曜日です。 私が参加している研修やセミナーは、主に機械学会と失敗学会が主催するものです。 機械学会は、会員数2万人を超える日本でも有数の大規模学会ですが、失敗学会は畑村洋太郎先生や…

生きているもの(生物)-7

いきなり、解剖学的な図を出しました。皆さんも一つは持っているのですから、あまり驚かないで下さい。こう言った図を極端に嫌う人もいます。それは知っていますので、気分を悪くされた方がいたら申し訳ありません。 人間の脳は、損傷を受けるとその場所によ…

生きているもの(生物)-6

今回は、少し違うお話です。少し飛ばして13章の「言語の起源」について話しましょう。 ジョン M スミスは、こう書いています。 過去20年間、言語には強い遺伝的な要素があるという確信が育ってきた。ある意味でわれわれの言語能力は生まれつきのものなのだ。…

生きているもの(生物)-5

遅ればせながら、目次を紹介します。前回まで、私が紹介していたのは、7章の部分です。全部解説すると1ヶ月以上はかかると思いますし、一部は私も理解できていません。ですから、それは無理です。理解できているかどうかは、自分の言葉で置き換えて説明でき…

生きているもの(生物)-4

多くの方が誤解していますので、最初に説明します。「有性生殖」と言う言葉があります。実は、性の過程はは生殖の反対です。生殖では1個の細胞が2個に、4個にと分裂します。性の過程はその逆に2個の細胞が融合して1個になります。生殖が続いていくには性は必…

生きているもの(生物)-3

『生命の進化8つの謎』の中では、「性」の起源について触れられています。 動物や植物、あるいはもっと広く真核細胞での性の本質は、両性の性細胞である「配偶子」の融合によって「接合子」という一個の細胞が生じるところにあります。各個体は両方の性から…

生きているもの(生物)-2

生き物の条件 ある程度以上の複雑な構造を持っている 外界と自分自身を分ける膜・壁で囲まれた細胞を持つ その、膜や壁を通じて代謝を行う 自分の複製を作り自己増殖する この4つ全てに当てはまるものが生物だとすると、細胞を持たないウイルスは生物ではな…

生きているもの(生物)-『生命進化8つの謎』を通じて

変なタイトルです、「生き物」ではなく「生きているもの」としました。 私は物質の塊です。多分、これを読むあなたもそうだと思います。ただ、「あなたは物質の塊だ」と言うと気を悪くする人もいますから、人には言いません。これから、しばらくこの変なタイ…

ビル ゲイツさんは凄い人だけど・・・

以下の記事は「 ビル・ゲイツ氏IE問題よりも「人がロボットに職を奪われる」と警告 : 秒刊SUNDAY | 最新の面白ニュースサイト ビル・ゲイツ氏IE問題よりも「人がロボットに職を奪われる」と警告|面白ニュース 秒刊SUNDAY 」からです。最近、写真では見てい…