takumi296's diary

技術士・匠習作の考へるヒント

2014-10-01から1ヶ月間の記事一覧

技術士筆記試験の合格率

結局、6時過ぎに発表だったようです。 平成26年度、技術士筆記試験の結果は以下のとおりでした。 (受験者数)、(筆記合格者数)、(対申込者数合格率)機械部門 984人、 281人、 28.6%船舶・海洋部門 6人、 1人、 16.7%航空・宇宙部門 36人、 12人、 33.3%電…

筆記試験の結果は本日判明します

午前3時37分現在、結果は発表になっていません。やはり、5時過ぎになるかもしれません。一寸気になるのは、昨日のうちに結果は分っているが例えば午前6時にタイマーがセットされている場合。あるいは、一晩中、徹夜の作業で間違いないことを確認して明け方に…

筆記試験の結果は30日に判明します

本年度の技術士筆記試験の結果発表は明日10月30日です。 論文試験ですから、どんなに書けたつもりであっても不安は残ります。午前中の択一試験がダメだった人はすでに諦めていると思います。しかし、択一試験の成績が60%以上と分かっている人は論文での出来…

倫理問題を考えよう:冷たい方程式-3

冷たい方程式には、もう一つ問題があります。 大抵のパイロットは、1~2回密航者と遭遇すると言うほど密航されやすいなら、飛び立つ前にもう少ししっかりチェックしろと言うことです。この話の中でも、密航者は温度センサーで簡単に見つかっています。だった…

倫理問題を考えよう:冷たい方程式-2

この小説の問題も安全設計の方へ話を持って行くとややこしくなります。そもそも、小惑星を人間が調査するような時代であれば、薬を届けるような業務は無人探査機が行うはずです。人間を乗せるのはお金が掛かるからです。地球の大気圏を飛ぶ飛行機だって近い…

倫理問題を考えよう:冷たい方程式

『冷たい方程式』は、トム ゴドウィンによって1954年に「アスタウンディング・サイエンスフィクション」に発表された短編SF小説です。SF小説史上もっとも注目に値する作品のひとつと評価する人もいます。 しかし、小説としてはそれほどのものとは思えません…

倫理問題を考えよう:トロッコ問題-3

トロッコ問題は、今日で終わりにします。 これまでの選択肢は、色々ありました。これを一貫した理屈で説明することはできるでしょうか。例えば、「私は人の命に干渉しない」、だから何もしない。とか、「私は功利主義者だから、常に数の少ない方を犠牲にする…

倫理問題を考えよう:トロッコ問題-2

この問題も、派生問題が色々あります。少し条件を変えて見方がどう変わるかを見るためです。本質的には同じこと、言い換えると5人を守るために1人を犠牲にするのは良いか悪いかを考えるのですが、昨日の話のように全く逆の結果になるのはなぜでしょう。5人を…

倫理問題を考えよう:トロッコ問題

有名な『これから「正義」の話をしよう』:マイケル サンデル著・鬼澤忍訳・早川書房の33ページに取り上げられている倫理問題です。不勉強な私は、2010年6月27日にこの本を読むまでこの問題を知りませんでした。恥ずかしい限りです。 トロッコ問題とは、「あ…

倫理問題:臓器くじ-2

昨日の説明は簡単でしたが、意味はお分かり頂けたかと思います。要するに、くじ引きで死ぬのは50歳以上、加えて若い人で移植を必要とする人が優先的に助けられるというものです。体の大きさが異なりますから無理は分っているのですが、何か特殊な方法で小さ…

倫理問題を考えよう:臓器くじ問題

臓器くじ問題は、様々なところで議論されているのですが、「Wikipedia」に上手く纏められていましたので、先ずそれをご覧下さい。 以下は、「Wikipedia」から文章は語尾を変更し、一部略しています。 臓器くじ問題は、倫理学者のジョン ハリスが提案した思考…

倫理問題を考えよう

悪い癖ですが、途中でテーマを変更します。 哲学の話も止めるわけではありません。技術士試験にも役立つし、何より私自身とても興味のある問題なので書いてみたいと思っています。書くことで考えることができるからです。 さて、その技術者倫理ですが、倫理…

技術士試験

すみません、今日は、予定変更で試験のことをテーマにします。 間も無く、本年度技術士筆記試験の結果が発表されます。受験された方はまさに、毎日ドキドキしていると思います、私もそうでした。何しろ、平成23年の時は自信満々でしたが不合格でした。平成24…

エンジニアは、哲学の夢に魘(うな)される-9

今回は、プラグマティズムです。「pragmatism」は英語ですが、「pragmatisch」 というドイツ語に由来します。実用主義、実際主義、とも訳されることのある考え方ですが、元々は、経験不可能な事柄の真理を考えることはできないという点でイギリス経験論を引…

エンジニアは、哲学の夢に魘(うな)される-8

アーレントは人間の基本的な活動力を、労働、仕事、活動の三つに区分しています。 「労働はあらゆる人間が経験する、生き、成長し、最後には衰えるという生物学的過程にかかわる活動力であり、基本的には生命の維持である」あるいは、「労働の人間的条件は生…

エンジニアは、哲学の夢に魘(うな)される-7

気に入ったタイトルですが、随分と無理して書いている気がします。12日のニーチェは何だか分らない記事でした。しかし、こうやって恥ずかしい思いをして書き続けていれば自分のためにはなるでしょう。よく言われますが、何かについて詳しくなりたかったら本…

技術士試験

昨日は、台風接近で雨の中技術士1次試験が実施されました。受験者の皆さんお疲れ様でした。東京では三つの会場で行われたようですが、外語大は駅から歩く距離が長いから雨に濡れた人も多いのではないかと思います。 東京都会場 東京大学 駒場Iキャンパス 東…

エンジニアは、哲学の夢に魘(うな)される-6

今回は、フリードリッヒ ニーチェ(1844年10月~1900年8月)です。知名度で言えば世界の哲学者の中でもトップクラスでしょう。著作も有名です。以下主要なものを年代順に並べると。 『反時代的考察』(1876年)『人間的な、あまりにも人間的な』(1878年)『…

エンジニアは、哲学の夢に魘(うな)される-5

アルトゥル ショーペンハウアー(1788年2月~1860年9月)は、ドイツの哲学者です。日本では、ショーペンハウエルとも呼ばれますが、名前の綴りを英語風に読むかドイツ語風に読むかの違いです。主著は『意志と表象としての世界』です。1819年、31歳の時に出版…

エンジニアは、哲学の夢に魘(うな)される-4

最初は古代ローマ帝国の政治家マルクス トゥッリウス キケロ(紀元前106年1月~紀元前43年12月)です。日本では単にキケロまたは、キケローと呼ばれることが多いと思います。 キケロは、ラテン語散文の名手と評価されており、その完成者といわれています。そ…

エンジニアは、哲学の夢に魘(うな)される-3

変なタイトルが妙に気に入るときがあります。今回のタイトルでしばらく続けます。 もの作りに励むエンジニアに読んでおいて欲しい、哲学関係の本があります。今日は、時間がありませんから、10冊だけ書名と作者を紹介して明日以降、内容を書こうと思います。…

エンジニアは、哲学の夢に魘(うな)される-2

昨日は、あまり考えないでこのタイトルを付けたのですがよく考えてみると変なタイトルですね。ブログのアクセスを上げるにはタイトルが重要だそうです。このタイトルでは、それは望めませんがまあそれは良しとします。もちろん、大勢の人の目に触れて事故や…

エンジニアは、哲学の夢に魘(うな)される

会社の業務、本の原稿などでブログが滞ってしまいました。「安全な社会」は、9回で一度切り上げます。 テレビや新聞であまり取り上げられなかったため、文部科学省の発表に気がつきませんでした。内容は以下のようなものです。 「国立大学法人の組織及び業務…