takumi296's diary

技術士・匠習作の考へるヒント

生きているもの(生物)-5

 遅ればせながら、目次を紹介します。前回まで、私が紹介していたのは、7章の部分です。全部解説すると1ヶ月以上はかかると思いますし、一部は私も理解できていません。ですから、それは無理です。理解できているかどうかは、自分の言葉で置き換えて説明できるかどうかです。私は、そう考えています。ですから、本を読んで理解するということを順番に書くと以下のようになります。

  1. 本を読む(私の場合は、赤線を引きます)
  2. 読み終わったら、1週間後ぐらいに赤線の部分だけをもう一度読む
  3. 書いてあったことを色々考える
  4. 「あれっ?」と思うことがあると、その本を調べる
  5. 分らない時は、他の本を調べる
  6. 少し時間を置くと頭の中で熟成されてくる

 こんな感じでしょうか?もっとも、誰でも同じようなものだと思うのですが、人の頭の中は見えませんから、分りません。それぞれ、お考え下さい。


1-生命と情報
生命とは何か?
白己触媒作用
限定遺伝と非限定遺伝
情報と生命
生命の二重性

2-主要な移行
主要な移行
共通の問題
可能な解決(遺伝的な類似性/互助関係/中央の統制)
予見なく、逆戻りなし
遺伝情報の量はどのように増してきたか(重複および分岐/共生/後成)

3-化学から遺伝へ
原初のスープ
原初のピザ
複製の起原
複製の正銀さと誤りの限度

4-RNA世界から現代世界へ
RNAワールド
現在の翻訳作業
コードの起原と性質

5-遺伝から単細胞へ
生態学から個体性へ
なぜ細胞か?―確率的補正体モデル
染色体の起原
膜と細胞

6-真核細胞の起原
細胞壁喪失という事変
細胞骨格の出現
細胞内の膜系
有糸分裂の起原
共生者からオルガネラへ
オルガネラの役割
変化する真核生物の進化像
結論

7-性の起源
問題
性の有利さ(性は集団に利益をもたらす/個体にとっての性の利益/性と利己的遺伝子)性の起原のいち理論
交配型と性の分化

8-遺伝子における対立
ゲノム内の対立
ゲノム内対立の事例(減数分裂の「偏り」/雄の不稔/転位要素)
親子の対立
われわれの存在理由(小さなノミ/ガチョウを殺すな)

9-ともに生きる
共生博物学(細菌と真核細胞の共生/動物と単細胞藻類の共生/菌類が加わる共生共生の進化―相利共生か寄生か
協同か奴隷か
相利共生の重要さ

10-多細胞生物の進化
必要な発明種目(遺伝子の調節/細胞の遺伝/生殖系列と体細胞/空間パターンの作り方/生物の形の発生)
形態の進化

11-動物の社会
真社会性の連続体と生殖の偏り
血縁選択と遺伝的類縁度
複数の女王たち
無差別な利他行動のパラドクス
昆虫コロニーでの分業
群体性のヒドロ虫―コロニーから進化した生物体

12-動物社会から人類社会へ
人類社会の特徴
類人猿から人間へ
人類社会のモデル

13-言語の起原
人間の条件―脳の仕組み
言語の獲得
言語の器官を調整する
真に生得的なのは何か。あるいは普遍文法の本性
遺伝
警戒の叫びからパベルの塔へ―言語能力の進化
言語と未来

あとがき
訳者あとがき

 一番良いのは、私の説明なんかを読むより、自分で全部読むことですが大学でそれなりに生物学を勉強した人以外は難しいところもあります。