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takumi296's diary

技術士・匠習作の考へるヒント

『あなたの体は9割が細菌』って本当ですか?

売れているみたいです。 内容は専門的ですが、文章は平易です。 河出書房新社のサイトには、著者アランナ コリンの紹介があります。 インペリアル・カレッジ・ロンドンで学士号と修士号を取得し、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンおよびロンドン動物学協…

宇宙大作戦≒スタートレック

前回、書いた通り『スターウォーズ』は大好きな作品ですし、名作です。 まさにスペースオペラ、日本の『宇宙戦艦ヤマト』とは全く異なります。 話はそれますが、『ヤマト』の劇場版をざっと見て下さい。 劇場アニメ映画 『宇宙戦艦ヤマト』1977年8月6日公開…

スターウォーズは大好きなんだけど

告知 3月20日(日曜)池袋のアットビジネスセンターの貸し会議室で「平成28年度技術士二次試験申込み書の書き方」講座を開催します。12名限定の講座です。定員になり次第締めきります。 開催時間:10時~16時 部門はといません。 受講料は15,000円です。 当…

『読書』という体験

昨年暮れから今年にかけて、2冊の本を取り上げてここで書きました。 『プルーストとイカ』、『意識をめぐる冒険』です。 私は、本を読むのは割と早い方です。普通の新書なら2時間くらいでしょう。40歳を過ぎてから、小説はほとんど読まなくなりましたが、夏…

『プルーストとイカ』

今年の正月は、ほんとに良い天気に恵まれました。 と言って、別にどこへも出かけなかった私ですが、近所のスーパー銭湯にはぶらりと行きました(2日の土曜日)。後は、年賀状を投函するために、少し遠回りして散歩をしたぐらいです。 さて、早く読めなかった…

意識をめぐる冒険

この本は、343頁全10章で構成されています。 そのうち、1・2章は子供の頃からの自分の生い立ちやフランシス クリックとの出会い等自伝的な話になっています。クリストフ コッホが30年前に「意識」の研究を始めるころは、「意識」の研究なんてキワモノ扱いの…

先ずは、『意識をめぐる冒険』から

著者のクリストフ コッホについて、Wikipediaから紹介します。(一部略) 1956年、アメリカに赴任中のドイツ人外交官の息子として、ミズーリ州カンザス・シティで生まれる。その後、外交官である父親の転勤に連れられる形で様々な国を移動。オランダのアムス…

寺沢俊哉さんの新著紹介『人材育成』:中央経済社

何かとお世話になっている、日本生産性本部 主席コンサルタントの「Drテラ」こと寺沢俊哉さんの新刊が出ました。 昨日帰宅したら、自宅に届いてました、ありがとうございます。 以下、は号外メールからのコピーです。 とても読みやすい本ですが、人材育成の…

医療機器は、人体に与える影響度によってクラス分けされています

例えば、X線フィルムは医療機器です。しかし、人の体に直接影響を与えることはないでしょう。また、体温計はどうでしょう。計測誤差が大きく、高熱があるのに測ると平熱だった場合、判断を間違えることはあるかもしれません。とは、言えそれは自分でわかる…

今年読んだ本の傑作『亡びゆく言語を話す最後の人々』(この本は良い)-2

現在世界に存在する言語の数は千数百とも数千とも言われています。1939年にアメリカのL.H.グレイは2796言語と言う説を発表しました。続いて、ドイツのマイヤーが1979年に4200から5600言語と発表しています。さらに、三省堂の言語学大辞典・世界言語編では8…

今年読んだ本の傑作『亡びゆく言語を話す最後の人々』(この本は良い)

突然ですが本の紹介です。2回に分けて簡単に紹介します。ぜひ、読んで下さい。 昨年(2013年)の4月2日に発行された本、『亡びゆく言語を話す最後の人々』:K.デイヴィット ハリソン著・川島満重子訳-原書房刊を読みました。私が今年読んだ本の中では最高…

生きているもの(生物)-『生命進化8つの謎』を通じて

変なタイトルです、「生き物」ではなく「生きているもの」としました。 私は物質の塊です。多分、これを読むあなたもそうだと思います。ただ、「あなたは物質の塊だ」と言うと気を悪くする人もいますから、人には言いません。これから、しばらくこの変なタイ…

倫理問題を考えよう:トリアージ問題

「トリアージ?」何だそれ、と言うのが普通の人の感覚でしょう。少し無理矢理日本語に直すと、「識別治療」が近いと思います。要するに、一度に大勢の患者が病院に搬送されその処理能力を超えた場合、見た目で軽傷の人は放っておく、重傷の人を優先して治療…

少し功利的に寄り道-2

自慢ではありませんが、このブログは1日700~900件程度のアクセスを誇る弱小ブログです。他の方から引用されることは滅多にありません。しかし、今回は2日続けて紹介していただきました。今度は名古屋のブロガー、やまあきさんがそのブログ「 功利主義に自己…

少し功利的に寄り道

はてなブログのブロガーfktackさんがご自身のブログ 功利主義は自殺を肯定するか - 意味をあたえる 功利主義は自殺を肯定するか - 意味をあたえるの中でこのブログの記事「トロッコ問題」について言及して下さいました。そこで、トリアージ問題に入る前にも…

倫理問題を考えよう:カンビュセスの籤-3

この物語の主人公エステルは、種としての人類を存続させることは個人の命よりも大切なことだと信じています。ですから、くじ引きで負けた人間を食料にする、その食料を食べて生き続けることに疑問を感じていないようです。 食料を大切にするシーンはあります…

倫理問題を考えよう:カンビュセスの籤-2

この物語の問題を要約すると、人を食べてでも生き続ける意味はあるのか?と言うことです。籤を引いて1人を選んで特殊な機械に入れて人間を食料にする。残った人間はそれを食べて栄養を蓄え、冬眠に備える。その冬眠は1万年に及び、地球外知的生命の助けを求…

倫理問題を考えよう:カンビュセスの籤

技術士対策講座、初日からお申し込みを頂きました。 本当に感謝いたします、今年、必ず合格しましょう。 さて、少し間が空きましたが倫理問題に戻ります。 『カンビュセスの籤』(カンビュセスのくじ)は、藤子・F・不二雄(発表時は藤子不二雄名義)さんが…

倫理問題を考えよう:冷たい方程式-3

冷たい方程式には、もう一つ問題があります。 大抵のパイロットは、1~2回密航者と遭遇すると言うほど密航されやすいなら、飛び立つ前にもう少ししっかりチェックしろと言うことです。この話の中でも、密航者は温度センサーで簡単に見つかっています。だった…

倫理問題を考えよう:冷たい方程式-2

この小説の問題も安全設計の方へ話を持って行くとややこしくなります。そもそも、小惑星を人間が調査するような時代であれば、薬を届けるような業務は無人探査機が行うはずです。人間を乗せるのはお金が掛かるからです。地球の大気圏を飛ぶ飛行機だって近い…

倫理問題を考えよう:冷たい方程式

『冷たい方程式』は、トム ゴドウィンによって1954年に「アスタウンディング・サイエンスフィクション」に発表された短編SF小説です。SF小説史上もっとも注目に値する作品のひとつと評価する人もいます。 しかし、小説としてはそれほどのものとは思えません…

倫理問題を考えよう:トロッコ問題-3

トロッコ問題は、今日で終わりにします。 これまでの選択肢は、色々ありました。これを一貫した理屈で説明することはできるでしょうか。例えば、「私は人の命に干渉しない」、だから何もしない。とか、「私は功利主義者だから、常に数の少ない方を犠牲にする…

倫理問題を考えよう:トロッコ問題-2

この問題も、派生問題が色々あります。少し条件を変えて見方がどう変わるかを見るためです。本質的には同じこと、言い換えると5人を守るために1人を犠牲にするのは良いか悪いかを考えるのですが、昨日の話のように全く逆の結果になるのはなぜでしょう。5人を…

倫理問題を考えよう:トロッコ問題

有名な『これから「正義」の話をしよう』:マイケル サンデル著・鬼澤忍訳・早川書房の33ページに取り上げられている倫理問題です。不勉強な私は、2010年6月27日にこの本を読むまでこの問題を知りませんでした。恥ずかしい限りです。 トロッコ問題とは、「あ…

倫理問題:臓器くじ-2

昨日の説明は簡単でしたが、意味はお分かり頂けたかと思います。要するに、くじ引きで死ぬのは50歳以上、加えて若い人で移植を必要とする人が優先的に助けられるというものです。体の大きさが異なりますから無理は分っているのですが、何か特殊な方法で小さ…

倫理問題を考えよう:臓器くじ問題

臓器くじ問題は、様々なところで議論されているのですが、「Wikipedia」に上手く纏められていましたので、先ずそれをご覧下さい。 以下は、「Wikipedia」から文章は語尾を変更し、一部略しています。 臓器くじ問題は、倫理学者のジョン ハリスが提案した思考…

倫理問題を考えよう

悪い癖ですが、途中でテーマを変更します。 哲学の話も止めるわけではありません。技術士試験にも役立つし、何より私自身とても興味のある問題なので書いてみたいと思っています。書くことで考えることができるからです。 さて、その技術者倫理ですが、倫理…

エンジニアは、哲学の夢に魘(うな)される-9

今回は、プラグマティズムです。「pragmatism」は英語ですが、「pragmatisch」 というドイツ語に由来します。実用主義、実際主義、とも訳されることのある考え方ですが、元々は、経験不可能な事柄の真理を考えることはできないという点でイギリス経験論を引…

エンジニアは、哲学の夢に魘(うな)される-8

アーレントは人間の基本的な活動力を、労働、仕事、活動の三つに区分しています。 「労働はあらゆる人間が経験する、生き、成長し、最後には衰えるという生物学的過程にかかわる活動力であり、基本的には生命の維持である」あるいは、「労働の人間的条件は生…

エンジニアは、哲学の夢に魘(うな)される-7

気に入ったタイトルですが、随分と無理して書いている気がします。12日のニーチェは何だか分らない記事でした。しかし、こうやって恥ずかしい思いをして書き続けていれば自分のためにはなるでしょう。よく言われますが、何かについて詳しくなりたかったら本…

エンジニアは、哲学の夢に魘(うな)される-6

今回は、フリードリッヒ ニーチェ(1844年10月~1900年8月)です。知名度で言えば世界の哲学者の中でもトップクラスでしょう。著作も有名です。以下主要なものを年代順に並べると。 『反時代的考察』(1876年)『人間的な、あまりにも人間的な』(1878年)『…

エンジニアは、哲学の夢に魘(うな)される-5

アルトゥル ショーペンハウアー(1788年2月~1860年9月)は、ドイツの哲学者です。日本では、ショーペンハウエルとも呼ばれますが、名前の綴りを英語風に読むかドイツ語風に読むかの違いです。主著は『意志と表象としての世界』です。1819年、31歳の時に出版…

エンジニアは、哲学の夢に魘(うな)される-4

最初は古代ローマ帝国の政治家マルクス トゥッリウス キケロ(紀元前106年1月~紀元前43年12月)です。日本では単にキケロまたは、キケローと呼ばれることが多いと思います。 キケロは、ラテン語散文の名手と評価されており、その完成者といわれています。そ…

エンジニアは、哲学の夢に魘(うな)される-3

変なタイトルが妙に気に入るときがあります。今回のタイトルでしばらく続けます。 もの作りに励むエンジニアに読んでおいて欲しい、哲学関係の本があります。今日は、時間がありませんから、10冊だけ書名と作者を紹介して明日以降、内容を書こうと思います。…

エンジニアは、哲学の夢に魘(うな)される-2

昨日は、あまり考えないでこのタイトルを付けたのですがよく考えてみると変なタイトルですね。ブログのアクセスを上げるにはタイトルが重要だそうです。このタイトルでは、それは望めませんがまあそれは良しとします。もちろん、大勢の人の目に触れて事故や…

エンジニアは、哲学の夢に魘(うな)される

会社の業務、本の原稿などでブログが滞ってしまいました。「安全な社会」は、9回で一度切り上げます。 テレビや新聞であまり取り上げられなかったため、文部科学省の発表に気がつきませんでした。内容は以下のようなものです。 「国立大学法人の組織及び業務…

森鴎外も読もう

漱石の作品中、自分のベスト5を選んで大雑把に紹介しました。技術屋の書いた文学の話ですから信用しないで読んでください。生年や発表年などは、全集の最後にある年表を元に書いています。 さて、漱石が一区切り付きましたので今度は、鴎外です。おそらく、…

死ぬ前にもう一度読みたい本

唐突ですが、本を読む目的は何ですか。現在の私は、小説・詩・戯曲などの文芸作品を読みません。科学技術(エネルギー関係、環境関係、医療技術等)や文章作成、論文の書き方みたいな本を多く読んでいます。言い換えると、専門知識を得るために本を読みます…

『世界でひとつだけの幸せ』マーティン セリグマン著

人はだれでも、幸せになりたいと思っているはずです。本書は、幸せになるための心構えに重点をおいて様々な事例から主張の正しさを裏付ける論法をとっています。あなたは、自分をネガティブだと考えていませんか?そんな人のためにこの本はあります。この本…

難しい本を無理して読む-2

昨日ご説明しました「善の研究」で続けます。文章の言い回しが古くて読みにくいと言うのもあります。確かにそれもあるのですが、それよりも話が飛んで行くところが分からないと言う方が良いのかもしれません。昨日の文の続きを引用します。 しかしこれらの知…

難しい本を無理して読む

一口に難しい本と言っても色々あります。以下、簡単に分けてみます。 書くべき対象が難解で、作者自身がそれを十分理解せずに書いているため、難解になっている本。 本当は、簡単な話なのに作者が気取って難しく書いてある本。 逆に、こちらに読む力が不足し…

クイズをもう一問・ワシントンD.C.はどこにある?

クイズと言うほどのものではありませんが、まあ、知っていて損はしない問題です。米国、サンフランシスコがあるのはカリフォルニア州です。また、ニューヨークがあるのはニューヨーク州。そこで、問題です。 「では、アメリカ合衆国の首都、ワシントンがある…

カフェオレ、カフェラッテそして銀ブラ

今日は、軽いお話です、というか軽いクイズです。技術士受験の勉強で疲れた頭を休めて下さい。 「カフェオレ」と「カフェラテ」の違いを説明しなさい。 答です。もちろん、フランス語とイタリア語の違いもありますが、 カフェ・オ・レ(フランス語:café au …

環境学、あるいは環境工学、お薦めの本はこれです。

『環境危機をあおってはいけない』ビョルン ロンボルグ著・山形浩生訳:文藝春秋社(2003年6月刊) デンマークの統計学者が書いた環境問題に関する提言です。一時期、温暖化懐疑論の方々にはカリスマ的な存在になりましたが、ロンボルグは温暖化は間違いだと…

『ガリレオの指』以外、大人向け(高校生以上)科学の本、お薦めはこれです。

科学関係の本は、ほとんどPDFになっています。数百冊のタイトルを眺めながら時々中身を確認していたら2時間近く掛かってしまいました。少し古い本もありますが、私のお勧めは以下の3冊です。 『DNAに魂はあるか―驚異の仮説』フランシス クリック著・中原 英…

子供向け生物学の本、ベストスリーはこれです

『ミイラになったブタ』スーザン E クインラン著・藤田千枝訳:さえら書房 (1998/05刊) アマゾンでも、誰もレビューを書いていない本ですが、中身は間違いなく一級品。トナカイの大量死事件、チョウの美しさの秘密、ミイラになったブタ等、生態学者が調べた…

一般向けの科学の本、最良の本はこれです。『ガリレオの指』第3章-エネルギー-収支勘定の通貨-2

やはり書きかけのものは、終わりまで書きます。 熱力学的をに絞った本なら同じアトキンスの『万物を駆動する四つの法則-科学の基本、熱力学を究める』-早川書房:斉藤隆央訳・2009年2月25日初版発行、の方がより詳しく分かりやすく書いてあります。『ガリレ…

一般向けの科学の本、最良の本はこれです。『ガリレオの指』第3章-エネルギー-収支勘定の通貨

深遠なアイデア-エネルギーは保存される。 105~135頁 31頁を300文字に圧縮するとアトキンスはこう言っています。 エネルギーの本質を把握するには、空間を進む物体の運動の性質と熱の性質を理解する必要があると説いています。 運動の性質に関して、2000年…

一般向けの科学の本、最良の本はこれです。『ガリレオの指』第2章-DNA-生物学の合理化-2

昨日は、第2章-DNAのメンデルに関するところだけご説明しました。今日はその後の部分です。 DNAこそが遺伝情報を担う物質だと分かってからは、その分子構造に関心があつまりました。その構造がある程度分かったのはアメリカの生化学者エルヴィン シャルガフ…

一般向けの科学の本、最良の本はこれです。『ガリレオの指』第2章-DNA-生物学の合理化

深遠なアイデア-遺伝形質はDNAに暗号化されている。 59~104頁 45頁を300文字に圧縮するとアトキンスはこう言っています。 およそ150年前に行われたグレゴール メンデルの実験によって遺伝子という概念が考え出され(メンデルの死後)、20世紀初頭には染色…