takumi296's diary

技術士・匠習作の考へるヒント

技術士二次試験、筆記終わって兜の緒を締めよです

 本年度の受験者のみなさん、筆記試験の再現は終わりましたか?

 口頭試験の時間が短くなったため、質問されない人も増えたようですが質問された人もいます。自分で書いた解答論文について質問されて答えられないのは著しく印象を悪くします、必ず再現して下さい。とは言え、現在は放心状態の方も多いでしょう、私の頃は技術的体験論文がありましたから、気が抜けませんでしたが今はそれがありません。若しかすると、昨年の口頭試験で合格率が上がらなかったのは油断させて落すためだったのでしょうか?(本気にしないで下さい、技術士会はそれほど意地悪ではありません)。

 口頭試験は、何を質問されるか予想できません。自分の専門分野に限らず広く資料を読み込んで下さい。それと、試験委員によっては、単純で基礎的な言葉の意味を質問する人もいるようです。「応用能力とは何ですか?」、「これからの技術はどうあるべきですか?」何ていきなり質問されると答えられなくなることがあります。このような質問には、正解がありません、あなたの見識を示せば良いのです。

 私の時は、機械部門の口頭試験で医療機器業界の今後みたいな質問を受けました。一寸、答えに詰まったのですが、前向き、ポジティブ、発展を基本ワードに短く答えたら試験委員は嬉しそうに頷いていたので、心の中で「合格したな」と思いました。

 受験者の皆さん、忘れないで下さい。技術士は、科学技術の向上と国民経済の発展に寄与しなければなりません。批判的、ネガティブな意見はダメです。そもそも、エンジニアは、プラス思考の人でなければ務まりません。技術的な問題をクリアして成果物を完成させるのがエンジニアです。それが、マイナス思考、ネガティブ思考ではそんな成果物を作り上げることはできません。技術士試験ではそこが試されます、忘れてはいけません。とくに、試験で緊張のあまり弱気になってネガティブな解答を返してしまうことがあるかもしれません、注意しましょう。

 口頭試験は、早くて11月末頃からでしょう。暑さの夏が過ぎ、紅葉のシーズンが終わると口頭試験です。油断せず、今年で合格を決めましょう。