takumi296's diary

技術士・匠習作の考へるヒント

技術士口頭試験対策-準備編・6

土日の2日間で8名の方の模擬面接を行いました。これなら大丈夫という方と、かなり危ないと思われる方がいらっしゃいました。

口頭試験は、合格率70~80%です。筆記試験とは逆に、落ちる人の方が少ないのです。ですから、どうすれば合格するかではなく、どうすれば落ちないか、何を言うと不合格になるのかを考えて下さい。要するに地雷を踏まないことです。

以下、危ない方の共通点を5つ箇条書きにします。

 

  • 何を訊いても話が長すぎる。口頭試験は演説の場ではありません。
  • 技術士法の批判をする。問題点があることは皆承知しています、ですがそれは合格してから言いましょう。
  • 個人的な視点で考えすぎている。停年後も働きたい、出世したい、給料上げたいお気持ちは分りますが、技術士には法で定められた目的があります。
  • 1つの質問に対して、いくつも答えを言う。原則、1つの質問には答えも1つです。
  • 試験委員の想定が間違っている。試験委員は、受験生と同じ分野の専門家ではありません。受験者の方の専門用語を並べて説明してはいけません。こう考えて下さい、試験委員はあなたの専門に関しては無知だけれど非常に頭の良い人である、と。

どれが、重要と言うものではありませんが、危ないと感じる人はこの中のどれかに当たります。それが地雷です、注意して下さい。話が長くなる方は、経験豊富な方に多いようです。経験が豊富だから言いたいことは沢山あるのでしょう。しかし、口頭試験の場であることを忘れずに、質問に対する答えだけを言いましょう。今年から試験時間は短くなっています、つまり後で挽回するのが難しいのです。

すでに試験が終了した方の話を聴くと試験時間は、15~20分が一番多いようです。最長30分まで延長できるとありますが、30分の方は今のところ聞いていません。経歴と業務の詳細は、合わせて5分程度の説明を求められます。ポイントを最後に話そうとして、時間超過になり「もう結構です」と言われることもあります。向こうは、受験者の経歴や業務詳細は読んでから試験に挑んでいます。質問事項は、あらかじめ用意されています、試験委員の時間を奪うことは大きなマイナスですから注意して下さい。

地雷を踏まなければ必ず合格できます。力を尽くして下さい。