読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

takumi296's diary

技術士・匠習作の考へるヒント

子供向け生物学の本、ベストスリーはこれです

『ミイラになったブタ』スーザン E クインラン著・藤田千枝訳:さえら書房 (1998/05刊)

 アマゾンでも、誰もレビューを書いていない本ですが、中身は間違いなく一級品。トナカイの大量死事件、チョウの美しさの秘密、ミイラになったブタ等、生態学者が調べた自然界のなぞの物語を14話収録しています。まら、それぞれの話は別の話なのですが読み進めて行くと14の話を貫く自然界の繋がりが見えてきます。大人が読んでも十分面白い本ですが、小学校高学年なら読めるでしょう。ジェニファー O デューイのイラストも素晴らしい。

 

素数ゼミの謎』吉村仁著:文藝春秋 (2005/7/12刊)

 13年と17年の周期で何億匹も大量に発生する米国のセミの謎を解説しています。
 筆者の吉村教授は、ブリティッシュ・コロンビア大学研究員、インペリアル・カレッジ個体群生物学センター研究員、千葉大学客員教授などを経て、静岡大学工学部教授およびニューヨーク州立大学併任教授。数理生態学が専攻で、進化理論を研究しています。
 本来、数理生態学は数学・統計学を駆使した学問ですがこの本には数学は全く出て来ません。小学校高学年、中学生なら十分読めます。また、この本のイラストも見やすく面白い、グラフィックデザイナーの石森愛彦氏が描いています。

 

クマムシ博士の「最強生物」学講座』堀川大樹著: 新潮社 (2013/9/18刊)

 隠れた地上最強の生物「クマムシ」を分かりやすく解説した本です。クマムシの他にも死なない生物たちを集めて解説しています(ただし、この部分は無くても良いと思います)。小学校高学年から読めます。もちろん、大人が読んでも面白い。


 初め、科学の本全般から子供向けの本を探していたのですが、生物学に集中してしまいました。小学校高学年から読める本だと、物理や化学はあまり良い本が見つからないのです。もっとも、私も子供向けの本をそれほど持っている訳ではありません。それで、手持ち、生物学の本から3冊選んでご紹介しました。やはり、物理や化学では、見つからないのですが、天文学や気象学なら良い本もあります。次はそれを紹介しましょう。


 今回ご紹介した本の中で『ミイラになったブタ』は、ぜひ読んで頂きたい本です。