takumi296's diary

技術士・匠習作の考へるヒント

技術士受験申込書の書き方-1

もう暫く、技術士試験の関連記事が続きます。

以下、日本技術士会のサイトから受験概要を抜粋しました。

 

技術士法に基づく「技術士」になるための試験-

日程表

受験申込書配布期間平成26年4月1日(火)~5月8日(木)

受験申込受付期間平成26年4月14日(月)~5月8日(木)

筆記試験日

・総合技術監理部門の必須科目平成26年8月2日(土)

筆記試験日

・総合技術監理部門を除く技術部門

・総合技術監理部門の選択科目平成26年8月3日(日)

筆記試験合格発表平成26年10月30日(木)

口頭試験(筆記試験合格者のみ)平成26年11月下旬~平成27年1月下旬のうちのあらかじめ受験者に通知する1日

口頭試験合格発表平成27年3月2日(月)[予定]

文部科学省 科学技術・学術審議会 技術士分科会資料

★平成26年度技術士第二次試験実施大綱(解答時間・配点等が掲載されています。)

下記〔添付資料〕よりダウンロードしてご参照下さい。

 

 

 受験申込書は、早めにダウンロードしましょう。4月1日、つまり今日からダウンロード可能です。とにかく、1回書いてみて下さい。意外とうまく書けないものです。また、この申込書は、筆記試験に合格した後の口頭試験で使用されます。面接試験委員は、皆さんが提出した業務経歴と業務の詳細と呼ばれる720文字の論文を元にあれこれ質問してきます。もちろん、業務経歴に書かいてある業務を主体的に行ったのか訊いてくる訳です。ですからウソはいけません、試験委員は、毎年何十人も口頭試験で面接しています、受ける方は1~2回の経験しかありませんプロが相手ですからウソを書いても必ずばれると思ってください。

 

 たった5行の業務経歴ですから、経験年数の長い方は書ききれないと思います。初めの頃、言い換えると若い頃の経歴は大雑把にまとめましょう。最後に「~等」と書いておけば他のことも行っていたと思ってくれます。その辺りは問題ありません。

 

 例えば、25年の経験を持つ50歳のエンジニアなら初めの15年分は一括りで書いて、後の10年を4行で書くのも良いと思います。ただし、逆は良くありません。まれに、古い昔の業務が思い出になっているのか、昔のことばかり書いている人もいるようですが、技術は進歩しますから20年前の業務経歴ばかり書いてあるとその後何の進歩もしていないと見られる恐れもあります。なるべく10年以内、できれば5年以内にフォーカスして記入して下さい。

 

 業務の詳細を書いたらそれを見ながら、試験委員の質問を想定してみて下さい。ただし、これは一人でやると難しいものです。例えば、「この業務の問題点は何でしたか?」と質問されたら何と答えますか。

 

 完成した業務経歴と業務の詳細は、何度も読んで確認して下さい。その業務のポイントは何なのかを自分なりに考えて下さい。さらに、できれば技術士の方に添削して貰うのが良いでしょう。私は、何度も添削して頂いて完成させました(10回ぐらい)。しかし、それでもなかなか納得のいくものにはなりませんでした。ようするに、皆さんを直接知っている技術士が添削するなら良いのですが、全くの他人が業務経歴や業務の詳細を添削することに無理があるのです。

 

 私は、この申し込み書を書くときにスカイプを使って面談するのが良いと思います。知らない人でも色々訊いて話している内にどんな技術を使ってどんな成果を上げてきたのか分かってきます。それを的確に表現できるように説明すれば初めての人でも良い業務経歴が書けると思います。

 

 次の試験会場のことを一つだけ。

 

試験地

北海道、宮城県、東京都、神奈川県、新潟県、石川県、愛知県、大阪府広島県香川県、福岡県、沖縄県

試験会場については、下記関連ページ〔平成26年度技術士第二次試験 筆記試験会場について〕(平成26年7月1日掲載予定)をご参照下さい。

(試験会場・所在地については受験票にてお知らせします。)

 

 

 筆記試験会場は、その場所によってかなり差があります。特に空調の効き目が全く異なります。私は、総監の試験を池袋の東京電子専門学校で受けましたが、ここの教室は天井が低く私は、運悪く冷風の噴き出口の下でした。鳥肌が立つほど寒い中での試験だったことを覚えています。真夏に行われる試験ですから、半袖で行く方が多いと思います。しかし、薄手の上着1枚程度は持って行った方が良いでしょう。

 

5.受験資格

技術士補となる資格(技術士第一次試験の合格者あるいはそれと同等と認められる者)を有し、受験申込みを行なう時点で、次のいずれかに該当することが必要です。

技術士第一次試験の合格者あるいはそれと同等と認められる者については下記関連ページ〔平成26年度技術士第一次試験 実施案内〕〔第一次試験合格者と同等と認められる者〕をご参照下さい。

技術士第二次試験の受験に際しては、技術士補となる資格を有する技術部門に限らず、他の技術部門も受験することができます。

◆ 旧制度で、第一次試験の合格を経ずに第二次試験に合格している者が、第二次試験を受験しようとする場合、第一次試験を合格することが必要となります。

【総合技術監理部門以外の技術部門を受験する場合】

(1)技術士補に登録し、技術士補として通算4年を超える期間技術士を補助したことのある者。

(2)技術士補となる資格を有した日から、科学技術に関する専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、評価又はこれらに関する指導の業務を行う者の監督のもとに当該業務に従事した期間が通算4年を超える者。

(3)科学技術に関する専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価又はこれらに関する指導の業務に従事した期間が通算7年を超える者。(技術士補となる資格を有した日以前の従事期間も算入することができます。)

※ 上記(1)から(3)について、大学院の期間を有する者は、2年を限度として、その期間を短縮することができる。(技術士補となる資格を有した日以前の期間であっても、大学院における研究経歴の期間を、2年を限度として、業務経歴の期間を減じることができます。)

【総合技術監理部門を受験する場合】

●上記(1)から(3)に示した期間に更に3年 が必要です。

●ただし、既に技術士第二次試験に合格している者は、業務経験が第一次試験合格前の従事期間を含めて7年を超える期間があれば受験できます。

 

  受験資格については、このブログでもご紹介しました技術士会のサイトで分かりずらければ、以前のブログ記事を参考にして下さい。また、技術士会では電話やメールの質問にも親切に答えてくれます。もちろん、試験期間は、技術士会も少ない人数でお忙しいでしょうから電話はなるべく避けるべきですが、メールの問い合わせなら問題ありません。