takumi296's diary

技術士・匠習作の考へるヒント

平成31年度技術士試験を説明します

平成30年度の技術士二次試験が終わりました。

上手く解答できた方、あまり上手く解答できなかった方、様々です。

  • 択一試験が難しかった
  • 1問題意を外しました
  • 時間切れで最後まで書き終わりませんでした
  • 誤字脱字が多かった
  • 思った通りの範囲が出題されました
  • 模擬試験のときに注意されたところがそのまま出ました

様々です。

試験の予想云々に関して、種明かしをすると私はたくさん予想するので(模擬問題をたくさん作るので)、どれか当たるのです。今は誰も言わなくなった「ノストラダムスの予言」と同じです。たくさん意味不明の予想を書けば、「これは当たっている」と思う人もいます。

ですから、そこは気にしないで下さい。当然ですが当てようと思って作っているわけではありません。

 

では、31年度の試験です。

今日から3回に分けてご説明します。

これまでも、「31年度技術士試験が見えてきた」と題して、何度か説明していますが、今回、振り返りを含めて纏めて見ます。

先ずは、一般部門の科目が変更になり一部統合されます。

主要な部門の科目を見てみましょう。

詳しくは以下のURLも見て確認して下さい。

https://www.engineer.or.jp/c_topics/005/attached/attach_5698_2.pdf

 

名前など全く変更のないところでも、詳細部分で変更はあります。

ただし、受験するときにそれが大きく影響することはありません。

一つ大きな注意として、船舶海洋部門の船用機器科目が機械部門に統合されています。

 

変更無しの部門もあります。

機械部門(10科目が6科目へ)

(30年度まで)

  • 機械設計
  • 材料力学
  • 機械力学・制御
  • 動力エネルギー
  • 熱工学
  • 流体工学
  • 加工・ファクトリーオートメーション及び産業機械
  • 交通・物流機械及び建設機械
  • ロボット
  • 情報・精密機器

(31年度から)

  • 機械設計
  • 材料強度・信頼性
  • 機構ダイナミクス・制御
  • 熱・動力エネルギー機器
  • 液体機器
  • 加工・生産システム・産業機械

電気部門(1科目の名前変更のみ)

(30年度まで)

  • 発送配変電
  • 電気応用
  • 電子応用
  • 情報通信
  • 電気設備

(31年度から)

  • 電力・エネルギーシステム
  • 電気応用
  • 電子応用
  • 情報通信
  • 電気設備

 

化学部門(名前変更と一科目統合)

(30年度まで)

  • セラミックス及び無機化学製品
  • 有機化学製品
  • 燃料及び潤滑油
  • 高分子製品
  • 化学装置及び設備

(31年度から)

 

金属部門(3つの科目を1つに統合)

(30年度まで)

  • 鉄鋼生産システム
  • 非鉄生産システム
  • 金属材料
  • 表面技術
  • 金属加工

(31年度から )

  • 金属材料・生産システム
  • 表面技術
  • 金属加工

 

建設部門(変更無し)

全く変わりません

  • 土質及び基礎
  • 鋼構造及びコンクリート
  • 都市及び地方計画
  • 河川、砂防及び海岸・海洋
  • 港湾及び空港
  • 電力土木
  • 道路
  • 鉄道
  • トンネル
  • 施工計画、施工設備及び積算
  • 建設環境

 

衛生工学(一部統合)

(30年度まで)

 

  • 大気管理
  • 水質管理
  • 廃棄物管理
  • 空気調和
  • 建設環境

(31年度から)

  • 水質管理
  • 廃棄物・資源循環
  • 建築物環境衛生管理

 農業部門(一部統合)

(30年度まで)

  • 畜産
  • 農芸化学
  • 農業土木
  • 農業及び蚕糸
  • 農村地域計画
  • 農村環境
  • 植物保護

(31年度から)

  • 畜産
  • 農業・食品
  • 農業農村工学
  • 農村地域・資源計画
  • 植物保護

 森林部門(一部統合)

(30年度まで)

  • 林業
  • 森林土木
  • 林産
  • 森林環境

(31年度から)

  • 林業・林産
  • 森林土木
  • 森林環境

 

水産部門(一部統合)

(30年度まで)

  • 漁業及び増養殖
  • 水産加工
  • 水産土木
  • 水産水域環境

(31年度から)

  • 水産資源及び水域環境
  • 水産食品及び流通
  • 水産土木

 

経営工学部門(一部統合)

(30年度まで)

(31年度から)

 

情報工学部門(名前の変更のみ)

(30年度まで)

(31年度まで)

 応用理学(変更無し)

  • 物理及び化学
  • 地球物理及び地球化学
  • 地質

 

環境部門(変更無し)

 

総合技術監理部門は、全く変更ありません。

気にしないで良いでしょう。

技術士会が発表している対照表もアップします。

 

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もう一枚有ります。

f:id:takumi296:20180718080032j:plain

 どちらも、技術士会のサイトからダウンロードしたものです。

www.engineer.or.jp

 

必ず確認してください。