takumi296's diary

技術士・匠習作の考へるヒント

6年前の、能登半島地震

2007年(平成19年)3月25日9時41分58秒に、石川県輪島市西南西沖40kmの日本海で地震が発生した。マグニチュード(M)は6.9。震源の深さ:約11kmである。

石川県で震度6を観測したのは、観測開始以来初。富山県で震度5を観測したのは、1930年(昭和5年)の大聖寺地震以来77年ぶり、観測史上2回目。

本震の後、余震が長く続き、有感地震は500回以上も観測された。3月25日18時11分45秒に輪島市穴水町震度5弱を観測するM5.3の余震が発生。この余震が規模・震度の双方で最大規模のものである。また、3月26日14時46分35秒に志賀町震度5弱を観測するM4.8の余震、3月28日8時8分15秒に輪島市震度5弱を観測するM4.9の余震、2008年(平成20年)1月26日4時33分頃に輪島市震度5弱を観測するM4.8の余震が発生した。この3つの余震と前述の最大規模の余震が最大震度を観測した余震である。

気象庁は、この地震を受け、石川県能登沿岸と石川県加賀沿岸に津波注意報を発表した。地震発生から約1時間強、10時を少し過ぎた頃に珠洲市と金沢港で約20cmの小さい津波を観測した。11時30分頃に津波注意報は全面解除された。

 

被害

石川県輪島市で倒れてきた石灯籠が女性の頭を強打して死亡したほか、石川県・富山県を中心に負傷者が279人出た。震源を中心に家屋倒壊・道路崩落や、電気・ガス・水道などのライフラインの寸断が発生し、震源地に近い沿岸部や富山県の氷見漁港などでも液状化現象が発生した。地震によってエレベータが緊急停止し、エレベーター内に人が閉じ込められる事故も相次いで発生した。

 

//// ここまでは、ウィキペディアから省略・加筆して転載した。

 

幸いに事に、地震の規模が大きかった割には、被害が少なかった地震である。それでも、石灯籠が倒れて、犠牲になった方もいる。石灯籠は珍しいが、ブロック塀や墓石などは地震の時に倒れやすい。彼岸やお盆の時以外は、お墓の周りに人が大勢いることはないから、偶然が重ならない限り、墓石が倒れて人が犠牲になることはあまりないだろう。しかし、ブロック塀の倒壊では死亡事故まで行かなくても怪我人は頻繁に発生している。細い鉄筋が入っているだけだから倒れやすいし、繋がっているから一部が倒れると重さに耐えられなくて全体が倒壊する。2年前の3・11の時、埼玉で長さ6メートル近いブロック塀が道路側に倒れているのを自分で見た。誰も、怪我はしなかったようだが、高さも1.5メートルぐらいあったから人が歩いていれば怪我をしたと思う。子供や老人では死亡事故になるかもしれない。地震の時は、ブロック塀からは離れた方が良い。間違っても、ブロック塀に掴まるようなことをしてはいけない。また、当然かもしれないが、倒れそうに揺れているブロック塀を押さえるのも絶対にダメだ。大人一人の力で押さえきれるものではない。とにかく、離れることが先決である。