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takumi296's diary

技術士・匠習作の考へるヒント

電気系統不具合のため、エジプトで列車火災事故

2002年(平成14年)02月20日、エジプトの首都カイロ郊外、アラヤト付近で列車の火災が発生した。カイロ発アスワン行きの旅客列車がカイロ郊外を走行中に、列車内で火災が発生。首都の南、約70キロ付近で停車した。11両編成の車両のうち7両が全焼、373人が死亡、70人以上がけがをするという大惨事になった。事故直後は乗客が持ち込んだ料理用ガスコンロが火災の原因と報道されたが、その後電気系統の漏電、ショートが直接の原因と発表があった。

カイロ発アスワン行きの11両編成旅客列車がカイロ郊外を走行中、列車内で火災が発生した。運転手は火災に気づくことなく約7キロメートル走り続け、列車が停止したのは首都の南約70キロのアラヤト付近。火災発生後も走行し続けたため、火は開いていた窓からの風に煽られ、次の車両、次の車両へとあっというまに広がっていった。火災に気づいて走行中の列車から飛び降りて命を落とした乗客も多数いたらしい。また、車内の乗客は逃げようと窓のあるところに殺到したが、窓にはそこから乗り降りができないようにするための棒がはめ込まれており、外に逃れることは難しかった。11車両のうち7車両が全焼、列車から飛び降りて命を落とした人を含め、373人が死亡、70人以上が重軽傷をおった。事故直後、火災発生の原因となったのは乗客が持ち込んだ料理用ガスコンロと発表されたが、その後電気系統のショートが直接の原因だったと改めて発表された。エジプトの150年にわたる列車の歴史の中で、最悪の大惨事となった。

事故直後の発表では乗客の持ち込んだ料理用ガスコンロが原因となっていたが、その後の調査で電気系統のショートが火災の原因であることがわかった。火災が発生してからも走行し続け、窓からの風が火を煽り被害は大きくなった。車両最大定員は150人だったが当日の乗客の数は2倍以上。列車には火災報知器、消火器、非常ブレーキ、非常用窓がなかった。狭い列車内でそのような安全対策の器具もないなか、乗客は混乱に陥り身動きもとれなかった。乗務員は火災の起こっている列車の切り離しに手間取り、事故は最悪の結果となった。

事故後、かなりの人数の警察官・消防隊が犠牲者の収容のために事故現場に送り込まれた。また、重軽傷を負った被害者たちもその地域の3つの病院に分けて搬送された。事故周辺の住民は毛布や食べ物を提供し、イスラム教寺院は救出された人々のために場所を提供した。

エジプトの列車利用の背景には、日本とは大きく異なるものがる。たとえば、事故列車は車両最大定員150人としてデザインされていた。しかし、事故当日の乗客はそれをはるかに上回る2倍以上が乗車していた。エジプトでは、最大定員をこえて乗車することはよくあることで、それに加えて乗客は各々かなりの量の荷物を車内に持ち込み、食事もそれぞれが用意し、ガスレンジを携帯する人も珍しくはないという。また、そのため列車関係の死亡事故は多い。現在の日本では、タバコの火ですら禁止されている。

 

ここまでは、失敗知識データベースから、省略と加筆を行い転載した////

 

上記の事故の原因は、電気系統のショートだった。しかし、それにしても満員の電車の中へ、ガスコンロを持ち込むことができるというだけでも危険すぎると思う。エジプトに行ったことはないが、現在はどうなっているのだろうか。上記の事故でも、わずか11年前のことである。食事のためだけなら、コンロはなくても良いと思う、せめてコンロの持込は禁止した方が良い。

「火」は、それ自体危険な因子である。燃焼物、酸素(空気)、着火源の3要素が揃えば「火」は出現する。そして、要素がある限り周りを侵略する。その中に、有機化合物があれば、人体に有毒なガスも発生する。

消防法や、建築基準法の改正により国内では、大きな火災の発生は減った。しかし、途上国ではまだ不十分である。海外、特に途上国へ出かける際は十分に気を付けた方が良い。