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takumi296's diary

技術士・匠習作の考へるヒント

今のところ地熱発電にはあまり期待しない方がよい

科学技術

メルマガ:ダイヤモンド・オンライン
16/9/28号に以下の記事がありました。

diamond.jp

正直言って、現在の地熱発電は効率が悪過ぎます。

エネルギー庁が公表している資料から蒸気量と発電量の比から、日本の地熱発電所の平均発電熱効率を求めることができます。その効率はなんと、15~20%の範囲です。このため発電量の4倍以上の熱が地上に放出されます。殆どの地熱発電所は山中にありますから、冷却手段は冷却塔を用いるしかありません。大規模なものを作ると、周辺が蒸し暑くなるでしょう。

また、これは原因不明ですが、ほぼ全ての蒸気井戸は数年で出力が落ちます。ですから、どこの地熱発電所でも、数年毎に補充井の掘削を実施を実施しています。平均して 3.1年に 1 本の頻度で掘削しているようです。しかし、その補充井を掘削したとしても、ほとんどの発電所が所定の出力を維持できていません。実際、年間発電電力量は2012年のエネルギー白書によると1997年の37.57億kWhをピークに2010年には26.32億kWhと30%低下しています。

なにしろ、今では地熱発電所を観光名所にして副収入をあてにしています。

政府の予算も、1985年をピークに2003年には予算ゼロまで落ちました。

よく、地熱発電のデメリットとして、設置場所が国立公園の中になる場合が多く、制約条件が厳しいと言います。しかし、そんなことより、今の技術では効率の悪さと、出力低下を何とかしないと大きく普及させるのは難しいのです。国立公園内に設置されるのは、水力発電のダムなども同じです。

私は、日本で地熱発電を普及させるなら「高温岩体発電」しかないと思っています。
これは、天然の熱水や蒸気が乏しくても、地下に高温の岩体が存在する箇所を水圧破砕し、水を送り込んで蒸気や熱水を得る方法です。この方法なら、温泉と競合もしません。


日本の場合は、この温泉との競合が一番のネックになっているのです。ようするに、地熱発電ができるところは、温泉地帯です。発電用に蒸気をどんどん使えば温泉が枯渇するのではないかという不安です。これを回避するには、地下の水(温泉?)を使わない、「高温岩体発電」しかないと思います。

要するに、地下の熱源で注水した水を蒸気に変える訳ですから、これなら温泉も枯渇しないでしょう。もちろん、成分に影響が出るか出ないかは、今のところ分かりません。

www.enecho.meti.go.jp

ただ、「高温岩体発電」は、今のところ技術的に確立されていません。

現時点の課題として「地震の誘発」と「注入水の確保困難」も指摘されています。
スイスのバーゼルでの事例では注水により地震が誘発され、その地震により約900万ドルの物的損害が発生しています。この事故では、プロジェクトは中止され開発企業の社長が起訴され裁判にかけられました。加えて、注入した水の回収率は80%以上でなければ実用化に影響が出るとされています。

 

地熱発電は、太陽光や風力と異なり、24時間稼働可能です。メンテナンスを除けば、常に発電できる自然エネルギーは、水力と地熱だけです(細かなものは除きます)。

国内の地熱発電所は、70%程度の稼働率です。先進国では、電気は常に必要です。天気の良い時だけ、工場を動かすという訳には行きません。風力も同じです。ですから稼働率の高さは地熱の魅力です。

しかし、詳しく調べて行くと、やはり問題は山積みです。

何とか、この問題を解決できる技術を考え出し、日本のエネルギー状況を明るく変えて欲しいと思っています。

 

 

『あなたの体は9割が細菌』って本当ですか?

科学技術 書評

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売れているみたいです。

内容は専門的ですが、文章は平易です。

河出書房新社のサイトには、著者アランナ コリンの紹介があります。

インペリアル・カレッジ・ロンドンで学士号と修士号を取得し、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンおよびロンドン動物学協会で進化生物学の博士号を取得。『サンデー・タイムズ・マガジン』誌などに寄稿している。

博士号を持った、科学ジャーナリストと言ったところでしょうか?

日本には、すくないですね。

この本、話としては面白いのですが、この体細胞と体内細菌数の割合には無理があります。

一昔前に流行った、数値です。

要するに、体内細菌の数は、体細胞の10倍程度、そうすると比率で言えば9割程度が細菌と言うことになります。

では、どうやって人の体の細胞数を数えるのでしょうか?

また、体の中の細菌数はどうやって数えるのでしょうか?

 

実は、体細胞の数を数えるのはとても難しいのです。

そのため、以下のように推定します。

人の体細胞で一番多いのは何でしょうか?

答えは赤血球です。全身の細胞に酸素を運ぶ必要があります。ですから、数は当然多くなります。

その数は血液1μℓあたり成人男性で420-554万個、成人女性で384-488万個程度です。
これは、献血の前に測定器で測定してくれます。あまり少ないと献血できません。
私は、よく献血に行きますが、大体460万個とでます。繰り返しますが、1μℓ中にこの数です。総数ではありません。血液の体積の50%は、赤血球です。

標準的な体格の成人なら、およそ3.5-5リットルの血液があります。そうなると、体内の赤血球の総数はおよそ20兆個になります。
実は、体細胞の数は、この赤血球との比率から推定されています。

その比率から計算すると、体細胞の数は、40兆~70兆と推定されています。倍近い開きがありますが、実際に体重40キロの痩せたおじさんと、体重120キロの太ったおじさんでは、それくら細胞数も異なるかもしれません(肥満細胞はそれ自体大きいのですが)。

 

また、体内の細菌数はどうやって数えるのでしょうか?

体内の最近は、ほとんど消化器官の中にいます。そもそも、他の器官にいたら病気で死んでしまいます(敗血症)。そこで、1グラムの便の中にどれくらいの細菌がいるのかを調べます。

そこから推定された、最も信頼性の高い数値は、体内細菌数40兆程度と言うものでした(胃の中のピロリ菌も数えます)。

ですから、体細胞と体内細菌の数は概ね等しいと考えるのが妥当なようです。

現在、この世界の専門家で、9割が細菌説を信じている人はほとんどいません。

逆に「ゴロが良いから、都市伝説として流行ったのだ」と言う方までいます。

以下、ナショナルジオグラフィックから、体内細菌の電子顕微鏡写真です。

あなたの体の中もこんな感じです。外見の美醜とは関係ありません。

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とは言え、この本、体内細菌の重要性を伝える意味では、良い本です。

売るためのタイトルは、この程度なら方便なのでしょう。

 

ちなみに、このような数値の間違いは随所に見られます、科学の良いところは、それを自己修正できるところにあります。

上記と関係ありませんが、皆さん、マグロの泳ぐ速度ご存知ですか?

少し前は時速80キロとか、言われていました。これも完全な間違いです。

15キロ~20キロが限界です。

そもそも、空気の780倍の密度の中でそんなに早く移動できるはずはありません。

natgeo.nikkeibp.co.jp

 

 

ワイシャツという下着

日常

ワイシャツは、元々、男女共用の下着です(フランス語: chemise:シュミーズ 麻シャツの意)。
16世紀~17世紀頃に服の切れ目で下着を見せることが流行し、白色の麻のシャツになったのが、現在の原型と言って良いでしょう。
第二次世界大戦頃には、イタリアでアウターとしても着られるようになりました。また、それがイタリア戦線から帰還した兵士により、イギリスへも伝わったようです。現在のワイシャツは、ほとんどの国で中衣に分類されています。

ヨーロッパの男性は1930年代にブリーフ、トランクスができるまで下着はcombination(裾の長いワイシャツ)だけでした。
その当時は長い裾で股間を覆っていたらしいのですが、手元に資料がありません。ワイシャツの両脇が短く、前と後ろだけが長く垂れていて、一番下のボタンが余っているのはこの名残だと言います。(一番下のボタンは、後の裾のボタン穴に填めるための物でした)。

胸のポケットも本来はありません、下着ですから当然です。
しかし、アメリカでスーツのベストを着なくなって、胸のポケットがないのは不便だったのでしょう。70~80年くらい前から、胸にポケットが付くようになっています。また、襟とカフスは、スタッドボタンで付け外しすることもできました。そのほうが洗濯時に便利です。さらに、外見を変えることも出来ます。

素材は、コットンがお勧めです。それも100番手以上の細い糸で織られた物をお勧めします。

註:「番手」とは、単位重さあたりの長さとして計算する糸の太さ表記法です。
綿糸または綿紡績方式で製造された糸に対して使用されます。単位重さ1ポンド(453.6g)あたりの長さが840ヤード(768m)のものを「一番手」といい、糸の太さが細くなると番手数が大きくなります。

ここで、私がお勧めするワイシャツテーラーを紹介しましょう。

 

新橋と言うか銀座8丁目にある「テーラーフクオカ」です。

3枚纏めてオーダーすると少し安くなります。

私は何時も下の「ラウンド」と呼ばれる襟先の丸いデザインで注文します。

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また、カフスもラウンドです。

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胸ポケットはありません。

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フロントスタイルは、表前立です。

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さらに、バックスタイルはダーツ入りです。

背中の両脇に、細いタックのような折り目が入ります。

 

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これは、デザイン的にセンターにボックスプリーツ

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あるいは、タック入り

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とは異なります。少しクラシックなデザインと覚えておけば良いでしょう。

 

加えて、襟はクレリックが好きです。

要するに、襟だけ白にする訳です。クレリックとは、牧師あるいは聖職者。

 

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そして最後の拘りが、ボタンホール周りを色糸に変更です。

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随分色々と拘っているようですが、なじみの店なら、「前回と同じスタイルでお願い致します」と言えば、後は生地を選ぶだけです。

1回に3着注文しますが、これまで3回頼んでいます。

色は、白にピンストライプが1着、薄いクリーム色も1着ありますが、他は全て異なる折り目の薄い青色です。面倒なので写真は載せません。

 

テーラーフクオカのコットン100%は、100番手の生地です。

他に、価格は少し安いですが、ポリエステル混紡の生地もあります。

着心地は断然コットン100%が上ですが、皺になり易いので、上着を脱ぐことはできません。

次回は、サイズその他についてご説明しましょう。

 

平成29年度:技術士二次試験対策講座のお知らせ

資格・試験

平成28年度の講座を受講された方で、29年度に持ち越しした方が数名いらっしゃいます。


そのため、すでに数名の受講者様は申込みを頂いたことになります。
定員制の講座ですので、正式に平成29年度の講座申込みを開始致します。


受付するグループウェア講座には、3つのコースがあります。

 

  • Aコース:毎月6回の添削コース(他、リアル講座や模擬試験は無料
  • Bコース:毎月4回の添削コース(他、リアル講座や模擬試験は割引
  • Cコース:毎月2回の添削コース(他、リアル講座や模擬試験は割引

Ⅱ-1は2問セットで1回
Ⅱ-2とⅢは1問で1回です。


添削期間は、1月1日~7月試験の2日前まです。ただし、グループウェアには、前年の11月1日頃からログインできます(つまり、2016年11月1日頃)。

当講座の最大の特徴は、添削終了までの時間です。毎年、ほぼ全ての受講者樣から、最高の満足度で評価されています。原則48時間以内(27年度実績は、平均29.5時間)にお返し致します。

本年度からは、グループウエア講座の受講者様全員にステップメール講座もついています。全部で260分程度の動画と200頁弱のテキストがあります。セミナーを聴く感覚で動画を使って学習を進めて下さい。

その他、申込書は無制限で完成するまで添削します。

さらに、グループウェア内の電子会議室を使った質問コーナー等もあります。資料もどんどん充実させています。

最後に、筆記試験合格者の方には、口頭試験問題集に対する解答の添削、並びに、スカイプによる模擬口頭試験(1回:30分)もついています。
料金は

  • Aコース:15万円
  • Bコース:10万円
  • Cコース:5万円

日本人の特徴でしょうか、Bコースを選ぶ方が多いようです。
一方、先にステップメール講座を受講されてから申し込まれる場合、15,000円が割引になります。また、平成28年度の受講者様は、2万円引きです。ただし、満員の場合もありますので、その時はご容赦下さい。


その他、都内だけですが、模擬試験の特典などもあります、ご確認下さい。

分割も承ります、お気軽にどうぞ。

 

ネクタイと言う不思議なアイテム

日常

ネクタイって不思議ですよね。なにしろ、この布きれを首に巻いて身体の前にぶら下げれば、フォーマルなスタイルと認めて貰うことができるのです。

とは言え、最近はクールビズの影響で(言い出したのは小池都知事)、メーカーや業者が倒産するほど売れないようです。しかし、私は夏だろうが何だろうがネクタイを締めます。

ネクタイ(英語: necktie)とは、男性の洋装で、首の周りに装飾として巻く布のことです。ほとんどの場合、ワイシャツの襟の下を通し、喉の前で結び目を作って体の前に下げます。首に巻く細い方を小剣(スモールチップ)、前方に下げる太い方を大剣(ブレード)と言います。

どうしてなのか良く分りませんが、この細い布を首に巻くと、フォーマルな装いとして認めてもらうことができます。スーツを着ていてもネクタイなしでは入場が許されない場所もあります(最近減りましたけど)。

また、色、柄、生地とその種類は実に多種多様です。

確か英国の劇作家バーナード ショウは、「この世に自分と同じネクタイをしている人を見るのは耐えられない」とどこかで書いていたと思います。私は、電車の中でも何となく人の靴とネクタイを見ますが、自分と同じものを見たことがありません。

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少ないでしょうか?多いでしょうか?

だいたい40本ぐらいです。どうしても紺系統が多くなります。

また、やはりお気に入りがあって、靴のようにローテーションで締めるということはありません。

以前は柄を気にせず(と言ってもほとんどドット柄です)、色だけで選んでいましたが、最近は「小さなドット柄」が多くなりました。「ストライプ」は昔から好きではありません。左右対称と言うかシンメトリーなものが好きです。動物や車などの柄はカジュアルすぎて締めることができません。さらに、メーカーやブランドは気にしたことがありません。

日本は、ネクタイの柄をあまり気にしなくて良いのですが、英国などの場合は、フォーマルな場所では小さなドット柄、いわゆる「ピンドット」あるいは、無地が基本です。

「ピンドット」を具体的に書くと直径5ミリくらいの丸、または楕円の点です。

価格は6,000円~12,000円程度の中でばらついています。最も多いのは1万円ぐらいのものです。

やはりこうしてみると、ピンドットは上品に見えます。大きな柄はカジュアルですね。

今後は、無地のものを増やそうと思っています。

ちなみに、何時も自分で選んで購入しますから、どうしても同じようなものになります。そのため、iPadに写真を入れて、見比べながら購入するようにしています。

また、この中に、人から貰ったものは無いと思います。

皆さんは、どんなネクタイを締めますか?

あるいは、締めない派でしょうか?

 

財布や名刺入れなどの革小物

日常

ここでも国産好きです。

ただし、名刺入れだけは数年前からイタリアの「イル ブセット」のものを使用しています。なにしろ、このデザインが好きで気に入っています、他にこのデザインは無いと思います。もし、国産で同じデザインのものがあったら教えて下さい。

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ブランド名の由来となっている「ブセット(特殊な革加工道具)」を使ったうつくしい光沢とシームレスで作られたやさしい曲線のカードケース。

私のものは、3年使い込んでいますが、以下のようにすり切れています。

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ダークブラウンの方は、目立ちませんが、ナチュラルの方は、色が変わっています。

あと、鞄の中で他のものに当るとキズがつきます。とは言え、その程度は仕方がありません。リムーバーでの汚れ落としやクリームの塗布は月に一度程度行います。

私は持っていませんが、全部で4色あったと思います。名刺は、30~40枚程度入ります。

次は、財布と小銭入れです。

これは、色が気に入って使っています。国産の有名ではないメーカーのものです。

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カードが増えました。最近一番増加しているのは、病院の診察券です。

やはり年齢でしょうか?数えたら、6枚もあってびっくりしました。

Cardmicsさんに笑われるかもしれませんが、クレジットカードは楽天マスターカードANAのアメックスしか持っていません。電車のパスモカードは定期入れの中です。

 

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www.hokkaido-kaban.jp

写真だと分かり難いですが、緑の色が大変気に入っています。

長財布は、ファスナーの小銭入れがついたものもありますが、私の場合、時々胸のポケットに入れることがあるので、厚みのあるものは好きではありません。

そのため、マチ無し、小銭入れ無しのものを使用しています。

それに、小銭入れは、写真のフルオープンのものが取り出しやすくて便利です。

函館(私の故郷)のお店です、もし、遊びに行ったときは寄って下さい。

www.hakodate-kanemori.com

 

 

 

 

 

 

男性用ビジネスシューズ:種類とメンテナンス-2

日常

靴の種類に関してもう少し書きます。

もう少し初歩から行きましょう。

先ず、靴の部分的名称です。

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朝日新聞社刊「紳士靴を嗜む」:飯野高広著より

9番のブローキング部分に穴飾りが無いといわゆるストレートチップと呼ばれるフォーマルな靴になります。

穴飾りは、靴全体の印象を決めるため、極めて重要です。

穴飾りが多いと、どうしても派手、明るい、カジュアルな靴になります。

今の私は、ほとんどフォーマルな場が多いため、穴飾りの多い靴を持っていません。

例えばたとえ黒の靴でも、以下のようなくつは、フォーマルな場所には適していません。(三陽山長:燕之介)

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まして、赤茶色だとこうなります。(三陽山長:準之介)

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見た目もカジュアルですね。もちろん、業界にもよると思います。

正直、IT業界の方は、カジュアルでも許されるようです。

そのため、セミナーや研修の講師でも、IT業界の中で行うときは、あまりフォーマルだと仲間意識を持って貰うことができません。ただ、私の場合は、そのような服も靴も持っていないため、せいぜい、ネクタイをしない程度です。もちろん、理由は説明します。

 

さて、やっと靴の手入れに入ります。

これは、実に色々あります。また、私自身色々試しました。クリームも色々試しています。ですから、絶対基準でこの方法が良いとは言いません。時間と手間の問題もあります。また、履く回数にも関係するでしょう。最初に書きましたが、私は8足でローテーションしていますから、8日に1回程度です。休みの日はほとんど家にいます。ですからざっくり、月に3回ぐらい履くだけです。

その私は、靴の手入れを以下の手順で行います。

  1. ブラシで汚れを落す。
  2. リムーバで前回のクリームを落す。
  3. 栄養・保革クリームを塗る。
  4. グローブでポリッシングする。(ここで完了)
  5. 防水スプレーやワックスは使いません。

基本的にこれだけです。

また、現在、靴のクリームはサフィールしか使っていません。

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上記の作業は、履いて帰った次の日の朝行います。

ただし、雨の日に帰宅した時は、乾いた布で水分を拭き取ります。

その後(以下の作業は、天気に関係ありません)、靴の中に防臭スプレーを吹きかけ、玄関の壁にかかと部分を上に立てかけます。そして、次の日に上記の作業を行います。要するに雨の日は、帰った後に水分を拭き取る作業がプラスされます。

また、かかとの交換がありますから、12~14ヶ月に1回、プロのメンテナンス兼かかと交換に出します。

お勧めの店は以下です。

1)ユニオンワークス(特にお勧め)

2)トレーディングポスト

3)ブリフトアッシュ

4)ブラス

この4店なら後悔することはないと思います。

オールソール交換で1万5,000円程度です。

ただし、オールソール交換は、3~4年に一度でしょう。

普段は、キズ消しとかかとの交換ですから、1万円はしません。

 

もっとも、1年に1回、メンテナンスに出せば普段は自分でなにもしなくて良いと言うことはありません。私が行っている作業程度はやって下さい。そうしないと靴が傷みます。私の作業程度でしたら、10分掛かりません。

また、収納するときは必ずシューツリーを入れましょう。

私のお勧めは、コルドヌリ アングレース

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ダスコも良いのですが、少し高いです。

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上は、11,000円ぐらい、下のダスコは15,000円ぐらいです。

ただし、シューツリーは半永久的に使用できます。

 

変な例えかもしれませんが、靴のケアは女性の化粧と同じです。洗顔して、化粧を落すのは必要ですよね。クリームや、ましてワックスを塗りっぱなしでは靴が傷みます。

次回からは、革小物やネクタイ、ワイシャツ、最後にスーツまでご説明します。

以下のリンクは、スコッチグレンのサイトです。メンテナンス作業の動画もありますから、どうぞ。

www.scotchgrain.co.jp

 

 

 

男性用ビジネスシューズ:靴の種類とメンテナンス

日常

前回、靴のことで記事をアップしたら割と好評でした。

別にお洒落云々とは言いませんが、ある程度の年齢になったら年相応の格好はした方が良いと言うのが私の考えです。はっきり言ってしまうと、若いときは若さで輝きます。これは、男性、女性を問わないと思います。

でも、私の年齢では自然と輝くことはありません。ですから、身につけるものに注意する必要があるのです。

お洒落=人に不快な思いをさせない格好。これが基本です。

男性用ビジネスシューズですが、タイプがいくつかあります。簡単に紹介します。

1)ストレートチップ・内羽根(うちばね):、最もフォーマルな靴です。冠婚葬祭や正式なパーティでも履くことができます。黒が基本ですが、こげ茶や、赤茶もあります。もちろん、黒が最もフォーマル、色が明るいほどカジュアルになります。前回もご紹介しましたが、私は、三陽山長の「匠一郎」が気に入っています。ステッチが内側にあって縫い目が見えません。メンテナンスも容易です。

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2)ストレートチップ・外羽根(そとばね):これもフォーマルな靴です、しかし、残念ながら私は内羽根が好きで、外羽根の靴は持っていません。

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靴紐で締める部分(鳩目と言います)の形が異なります。

内羽根形式は、英国ヴィクトリア女王の夫であったアルバート公によって考案されたそうです。アルバート公のデザインしたブーツがこの内羽根式だったとか。

その見た目のエレガントさからフォーマルな場や室内執務用の革靴として普及していきました。

逆に外羽根は、戦場のブーツとしてデザインされました。ご覧の通り、紐を緩めるとほとんど全開できます。その後、狩猟用や屋外用として一般的に広く使われるようになりました。

今でも、基本、内羽根はフォーマルな室内用、外羽根はアクティブな室外用と分けられています。室内の仕事が多い私は、自然と内羽根ばかりを揃えています。

もう一つ、足の甲が高い人は外羽根の方が楽に履けます。私は、甲が低くて薄い方なので、内羽根が合うのだと思います。

3)プレーントゥ・内羽根:これもフォーマルな靴です。飾りが無いのが特徴です。

便利なのは、磨くのが簡単と言うことです。ただ、あまりに何もないので、今の私は持っていません。

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4)プレーントゥ・外羽根:ここまでがフォーマルの中のフォーマルと言える靴です。

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やはり見た感じも内羽根の方がエレガントに見えるのですが、私だけでしょうか?

5)モンク・シングルストラップ:モンクはキリスト教の修道士("monk")が履いていた靴です。紐のない靴である程度フォーマルな場所へ行けるのは、このモンクだけです。ストラップはシングルとダブルがあります。

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6)モンク・ダブルストラップ:これは格好いい靴が多いのですが、その分少しカジュアルです。冠婚葬祭は止めた方が良いと思います。シングルなら大丈夫だと思います。

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他にもウィングチップ等がありますが、基本はこの6種類を抑えておけばどこでも行けます。色に関しては前述しましたが、黒が最もフォーマル、色が明るくなるとカジュアルと覚えましょう。

また、スーツが紺の場合、靴は黒です。ライトグレーやベージュ、チャコールのスーツの場合なら、茶、こげ茶、赤茶の靴もOKです。もちろん、それでもフォーマルな場所なら黒が良いと思います。現在の私は、黒が半分、こげ茶、赤茶が2足づつでしょうか。

 

メンテンス用品。

保革クリーム:サフィールノワールクリーム

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エムモゥブレィのクリームが良いという人もいますが、私はこれです。

塗り込んだときの伸びが違います。また、べとつきません。

これより、良いクリームがあるなら教えて欲しいと思います。ちなみに、アマゾンで簡単に購入できます。

もう一つ、忘れてはいけないもの。

これもサフィールの製品です。

馬の毛でできたブラシです。

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今回は、メンテナンスの手順まで行きませんでした。今度は、手順も紹介しましょう。

 

 

男性用ビジネスシューズ:スコッチグレンVS三陽山長

日常

靴はスーツよりもお金を掛けた方が良い、これが持論です。

また、手入れを怠ってはいけない、一日履いて帰宅したら、ブラシで埃を落して壁に立てかけて朝まで置きます。朝になったら無色の栄養クリームをすり込んで、磨いてからシューズキーパーを入れて靴箱に収納する。これが基本です。

私の場合、仕事の用の靴は8足持っているので、ローテーションで履いています。言い換えると、8日に一度しか同じ靴を履かないと言うことです。

靴と言うか、革製品は伝統的にヨーロッパのものが良いとされています。しかし、国産好きの私は、鞄も靴も財布も全て国産メーカーです。

今日は、その中の靴を少し紹介して、お気に入りメーカーの比較も書いて見ましょう。

先ずは、スコッチグレンの2足です。

黒い方が956BL、茶色の方が960DBRです。

どちらもグッドイヤーウェルトと言う製法で作られています。購入当初は底が硬いのですが、1年程度(私の場合は月に3回履く)履き込むと足にフィットして良い感じになります。ただし、それまで少し足が痛いです。(ちなみに、スコッチグレンには拘りがあって、廉価製品も全て手間の掛かるグットイヤーウェルトで作られています。)

 

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次は、三陽山長とマドラスです。茶色の方が、三陽山長の「友之介」です。これは、ごく最近購入しました。

右の黒い方が、マドラスの「モンク」ダブルストラップです。

今日紹介するメーカーでマドラスだけはグットイヤーウェルト製法ではありません。

硬いからグットイヤウェルトは好きではないと言う方もいます。それも確かに一理あります。ですが、長く愛着を持って履こうと思うと、やはりグットイヤーウェルトに軍配があがると思います。

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この他、三陽山長の「匠一郎」と言う黒のストレートチップの靴を2足、ダブルストラップの「源之介」(赤茶)を1足、さらに友二朗ラバーと言う雨の日用シューズが1足あります。

ですから、三陽山町が5足、スコッチグレンが2足、マドラスが1足ということになります。匠一郎と源之介は、現在かかと交換で修理中です。

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写真は、三陽山長のWebサイトからダウンロードしました。

上は匠一郎、下が源之介です。やはり私が撮影するより、綺麗に写っていますね。

 

このところ、購入しているのは三陽山長だけです。なぜかと言うと履き心地が良いからです。特徴としてかかと部分の内側が丸く、かかとを包み込むような形になっています。初めて履いても靴擦れを起こしません。スコッチグレン方は、かかとの当る部分が真っ直ぐに近く、底面が硬いうちはかかとが上下に動いて、靴擦れを起こします。

これは2~3回履くことでなくなるのですが、最初のうちはどうしても痛いです。

もちろん、三陽山長の使っている足形が私に合っているからなのかもしれません。

ただ、これまでは学生時代のリーガルから始めて、若い頃は海外製品も履いてきましたが、三陽山長のように初めから足にフィットする靴は知りませんでした。

最初に購入したのは3年前ですが、あっという間に5足になりました。

今後恐らく、全ての靴が三陽山長になるのではないかと思っています。

革の善し悪しはほぼ同等、10倍のルーペで見ても差はありません。

ただし、ステッチは三陽山長の方が整って綺麗です。値段の差は2万円ぐらいですが、そこにステッチの差があるのかもしれません。靴は手入れをしてかかとの修理をすれば長く使えます。また、自分の足に馴染んできます。スーツはどんなに丁寧に着ても部分的にすり切れて摩耗します。私が靴にお金を掛ける由縁です。

今度は、手入れや、製法に関して、詳しく書いて見ます。

参考書は以下の2冊です。

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エンジニアの成長戦略

科学技術

日本実業出版さんから、2冊目の本を出して貰えることになりました。

1冊目は技術士試験の対策本でしたから、試験を受ける人以外は購入しません。でも今回の本は、若手エンジニアから中間管理職ぐらいまでの技術屋さんが対象です。IT系から、私のようなハード系エンジニアまで自らのエンジニア人生を設計したいと考えている方は、ぜひ読んで下さい。

と言って、すぐに出るのではありません。企画が通り、出版が決まっただけです。原稿執筆はこれからです。11月末までに書き上げます。ビジネス書は7割近くが自分で書いていないと言う話です。私の場合、有名人ではありませんから、当然自分で書きます。

以下、「はじめに」の部分と目次です、最終的に少し変わり可能性はありますが、大きな変更はありません。それだと別の本になってしまいます。目次の順番が変わる程度です。

 

『エンジニアの成長戦略』:企業が成長するんじゃない、成長するのはあなただ

 

はじめに~エンニジアは自分の人生を設計すべき~

 

パリのエッフェル塔をご存知だろうか?

実物を見たことはなくても、名前はご存知かと思う。また、テレビや写真、ネットでその外観は見ているだろう。

そのエッフェル塔は、パリ7区、シャン・ド・マルス公園の北西に建っている。竣工は、1889年(明治22年)、フランス革命100年祭の記念に建てられた。建設には2年を要し、費用は当時で650万フランを投入している。高さは324メートル、東京タワーよりほんの少し低い。

また、竣工した1889年から1930年までの間、エッフェル塔は世界一高い建築物だったことも影響し、今でも年間600万人、竣工から2006年までには2億人の観光客が訪れている。世界で最も多くの人が訪れた有料建造物でもある。ちなみに、東京タワーは、年間300万人程度。(詳しくはhttp://www.toureiffel.paris/

さて、そのエッフェル塔だが、その名前の由来はそれほど知られていない。まだ、電動クレーンの無かった時代に高さ300メートル以上の塔を建てようと考えるのは途方もないアイディアだったと思う。しかし、それを考えた建築士(エンジニア)がいた。アレクサンドル ギュスターヴ エッフェル。エッフェル塔の設計者であり、工事を請け負った建設会社エッフェル社の社長である。

エッフェルは、1832年生まれ、建築物の構造設計を専門とするエンジニアだった。

当時の理工系学校の名門、エコール デ ポリテクニークを目指したが、受験には失敗した。しかし、エコール デ ポリテクニークと並び称される、エコール デ サントラルに入学、ここでなぜか化学を学び修めている。

さらに、卒業制作では、化学製品そのものではなく化学工場のモデル建設、これがエッフェルの将来を暗示していたと言って良い。

1966年に後輩の資産家をパートナーとしてエッフェル社を設立。そこからは、万博の展示場、駅舎ホール、チャペル構造、ガス工場、鉄道高架橋、可搬橋や可動橋、天文台の丸天井など多種の鉄骨構造建築物を多数建造している。

鉄は、19世紀の技術的象徴であり、当時、まさに石の建造物から鉄材を使った建造物に移り変わる瞬間だった。石の建造物に比べ、強靱で軽く、そのため基礎工事を簡単なものにすることができた。まだ、電気溶接の無い時代だったが、鉄骨材はリベットで接合することができた。そのため工場で正確に作った鉄骨材をリベットで接合していくことで建造物が完成した。その早さは、当時の基準で驚くほどの早さだったと言う。また、エッフェル塔の工事は、2年2ヶ月と言う驚異的な短期間工事でありながら、一人の事故死者も出していない。

晩年のエッフェルは、1900年頃、会社経営から身を引き、娘婿と旧友に会社を委ねた。本人は、エッフェル塔の4階にサロンを設置し、ここで気象観測、天体観測、生物学的観測、無線逓信研究にいそしんだ。

さらに、1903年、70歳をすぎて改めて風の制御に関する研究にとりかかっている。知的好奇心旺盛な彼は、科学的な風の解析をはじめ風の科学を確立し、風の現象を視覚化することにある程度成功している。このことは、1903年にライト兄弟の実験によって成功した、航空機の進歩にも多いに貢献した。

そして、1923年、自らが設計したパリの自宅で91歳の生涯を閉じている。

まさに、絵に描いたようなエンジニア人生を送ったエッフェルだが、彼は、ある程度、計画的に自分の人生をコントロールしている。しかし、全て成功だけで歩んだ訳でも無い。1884年には、タルド河のエヴォー高架橋を建設途中に倒壊させる大事故を起こしている。これが、あったために、建設現場での安全管理に深く配慮するようになり、エッフェル塔の工事では、一人の犠牲者も出さなかったのである。

失敗をもとに、次のステップを考え、同じ過ちを繰り返さない。これもエンジニアとして学ぶべき点だと思う。

この本は、エッフェルを紹介する本ではない。しかし、「はじめに」の部分で長々とエッフェルのことを紹介したのは、100年後に生きる我々にとっても彼の生き方には学ぶべきところが多いと考えたからである。

技術者=エンジニアとするならば、エンジニアとは何か、一言で言えば、発明するひとである。

エンジニア(Engineer)のEngine-の部分の語源であるラテン語ingeniumは、-gen-の部分が「生む」行為を意味している。同じ語源でIngenious(独創的な)という単語もある。加えて、1818年にイギリスで結成された世界最初の土木工学会では,エンジニアリング(工学)のことを「自然にある大きな動力源を人間に役立つように支配する術」と定義している。

この本では、現代に生きるエンジニアに対し、どんな計画を立てればエンジニアとして生きがいのある人生を送ることができるのか提案している。もっと言えば、エンジニアなのだから、計画を立てると言うより、まさに自分の人生を設計することを提案している。

情報化社会と言われる中で、知識そのものの価値は随分と下がった。しかし、その増えた情報・知識を駆使して新しいモノを生み出す知恵あるいは応用能力の価値は下がっていない。いや、むしろ上がっていると言って良い。組み合わせるパズルの量が増えたため、必要なものをピックアップし、組み合わせる能力はむしろ重要なのだ。そのために、何をすればよいのだろう。本書は、あなたのエンジニア人生を設計する上で、その元となる設計書を目指している。目的と機能を明確にして、合理的にあなたの才能や好きなことを表現できるようにするためには、どうすればよいのか、そこに注意を払っている。

私は、仕事の一部として、ここ数年、日本のエンジニアに取っては、最高の資格であると称されている、「技術士」試験のアドバイスを行っている。その中で、30代から60代まで様々な分野の専門技術者と巡り会うことができた。受講者の皆さんからは、「先生」などと呼ばれている。しかし、実はそうではない、より多くを学んでいるのは私自身だと思っている。「先生」は、受講者なのだ。

本の構成は以下のようになっている。

第1章から、3章までは、これまでのエンジニア、これからのエンジニアを大枠で説明している。また、技術士会が提唱している「π型」エンジニアについても、概念を説明した。設計の目的と言って良いだろう。

4章以降は、具体的な設計手法、手順を意識した作りになっている。また、最終章では、技術士を目指すことや、エンジニアとして独立することにも触れている。独立するしないは、あるていど個人的な好みにもよるだろう、私は偶然後者を選んだだけである。誰にでも勧めるという訳ではない。しかし、技術士取得の方は、誰にでも勧められる、特別に難しい資格ではない。計画的に勉強すれば1~3年程度で取得できるはずだ。無謀な試みではない。

本書が、若手エンジニア、あるいは中間管理職にあるエンジニア諸氏にとって、エンジニア人生を設計する良き手引き書になることを願っている。

けっして、たんなる学習の方法論を説いたモノではない。

 

 

仮題:『エンジニアの成長戦略』:

サブタイトル:企業が成長するんじゃない、成長するのはあなただ

(1節5ページ、1章7節で35ページ程度、全部で260~280ページ)

 

目 次 案(レジュメ案)

はじめに エンジニアは、自分の人生を設計すべき

 

第1章 エンジニアとはどういう存在なのか

「一度しくじつたからといつて目的を捨ててはならない、腹に決めた事は決めた事だ。」

シェイクスピアテンペスト」第3幕第3場(福田恆存訳)

  1節 エンジニアになったと言うことはプロフェッショナルの道を選んだということ

  2節 専門職への自己宣言

  3節 そもそも技術とはなにか

  4節 科学者は真理を見つけ出し、技術者は発明する

  5節 エンジニアの道は茨の道か?

  6節 プロメテウスの炎

  7節 エピメテウスになってはいけない

第2章 20世紀までの常識は捨てろ!

  1節 1996~2006年の10年で個人の接する情報量は〇〇〇倍になった

  2節 近年のトピック、発明のトピックから考えること

  3節 消えた技術はいくつある?

  4節 古いアイディア+古いアイディア+古いアイディア+・・・=斬新なアイディア

  5節 大人の発想力と子供の発想力

  6節 自燃型・可燃物・不燃物

  7節 21世紀のエンジニア

第3章「π」型エンジニアとは

  1節 技術士会が提唱している「π」型エンジニアの意味

  2節 2本足のエンジニアを目指す

  3節 異分野のエンジニアとは積極的に交わる

  4節 専門知識だけでは生き残れない

  5節 文系社員とのコミュニケーション

  6節 エンジニアのプレゼンテーション

  7節 あなたの成長戦略を計画する

第4章 知識をインプットして経験の糸でつなぐ

  1節 言葉・言葉・言葉

  2節 知識はしょせん雑学

  3節 経験の糸

  4節 コンピテンシィーを持つ

  5節 財務諸表を覚えるよりも経営感覚の方が大事

  6節 知財に関する法律はあなたを助ける

  7節 特許は誰のものか

第5章 組織と個人、それぞれのジレンマ

  1節 努力は必要だが精神論に逃げないこと

  2節 何がイノベーションのジレンマなのか

  3節 個人にとってイノベーション

  4節 組織のジレンマ

  5節 オクトパスポット(タコツボ現象のことです)

  6節 アイディアの生まれる場所

  7節 相手は人?それとも物?

第6章 技術をマネジメントする

  1節 なぜMOTを身に付けなければならないか

  2節 エンジニアは、マーケッティングを誤解している

  3節 経営者と技術者

  4節 インターフェースの必要性

  5節 CTO(最高技術責任者・Chief technical officer または Chief technology officer)

  6節 新事業を生み出すものは?

  7節 お互いに成長できる関係

第7章 キャリアップできる転職(ここから転職の説明、最後に独立のことも少しだけ)

  1節 時間?能力?どちらを売る

  2節 あなたの価値観・能力・興味は表現されているか

  3節 転職率は高くはない

  4節 経歴票は、業務報告ではない

  5節 同業他社への転職時に留意すべきこと

  6節 韓国や中国へ転職した際の技術漏洩、守秘義務の問題

  7節 女性エンジニアはここに注意

  8節 資格で独立できる訳ではない

  9節 技術士取得も考えて見よう

  10節 フリーエンジニアになるということ

 

おわりに どんな時代でも技術は必要とされる