takumi296's diary

技術士・匠習作の考へるヒント

技術士試験まで後5週間・択一問題解法のカギは計算問題

本日2本目、8月3日と4日は技術士2次試験日である。残り5週間、ラストスパートに入る人と諦めムードでだれてしまう人に分かれる頃だと思う。

私の場合、結果的に落ちたH23年は、ラストスパートで張り切っていた。逆に合格したH24年は、諦めムードで「また、ダメかもしれない」と思っていた。昨年のH24年は、7月に入ってから突発の大きな仕事が入り、7月23日から総監試験前日の8月3日まで会社に泊まり込んでいた。池袋の東京電子専門学校で総監を受験したが、徹夜に近い作業をして会社から直行だった。また、昼休みと試験終了直後にも会社へ電話を入れなければならなかった。午前中の択一試験時は、試験中に睡魔に襲われ数分だがウトウトしてしまった。そんな、状態での受験だったから自分に対して「これなら、合格しなくて当然」と言い訳をしていたのである。

 

技術士試験は、4月下旬から5月初旬に受験を申し込む。H24年は、32,843名の方が申込み、24,848名が受験している。逆に言えば、7995名の方は受験していない。H23年では、34,276名が申込みをして、26,686名が受験、やはり7,590名が棄権している。14,000円の受験料を払ったはずなのにである。今年、技術士を受験される方で、このブログを読んで下さった方は、どうかそんな「モッタイナイ」ことはしないで欲しい。ダメかと思っても受けること、不合格でもその方が来年に繋がるからだ。

試験勉強をしている最中も、合格して指導できる立場になってからも、様々な技術士の方にお目にかかったが、最高で10回目で合格したと言う方がいらした。10年間、受け続けて合格した訳である。私には、到底できないと思う。そもそも、2年連続で機械と総監を併願したのも早く終わらせたかったからである。

 

ここで、ラストスパートに向けて私なりのアドバイスを一言。

今年から復活した択一試験は、過去問題を中心に知識を頭に詰め込むしかない。統計データとして、二酸化炭素、エネルギー、廃棄物、鉱物資源関係は暗記する。それでも、最後に迷ったら1/5の確率に賭けてチェックする。あと、解答数は絶対に間違えないこと、20問出題され解答するのは15問である。16問にチェックしたらそれでアウト、時間が無いときは慌てることもある、解答数は必ず入念にチェックしよう。

それと、午後の論文試験では、最初に10分使って論文の構想を練った方が良い。いきなり書き始めるのは良くない。今年から、書く枚数は減ったが、時間も短くなっている。途中で、間違いに気付いて引き返すと時間がなくなる恐れがある。構想を練って、章と節は見出しを作ってしまえばスジの通った回答論文を書きやすい。試験委員に伝わる論文でなければ、どんな高度な技術を書いても合格できない。

 

最後に、機械部門の方だけかもしれないが、択一試験の必勝法をご説明したい。

ズバリ言うと、計算問題のマスターである。計算問題の種類としては30種類程度しかない。しかも、公式に当てはめれば計算できる問題ばかりである(過去問では)。これから、毎日1問、確実にマスターすればそれだけで合格に必要な9問の正解は可能だと思う。ふだんの業務では、計算をパソコンに任せているから計算問題は苦手と思っている人が多いかもしれないが、実は逆なのだ。あいまいなところは無いから、マークする時も迷うことはない。今なら、まだ間に合うから公式をしっかり暗記しよう。計算問題では過去問を見る限り、ひねった応用問題は出題されていない