忙しいけど「フェルメール」
行ってきました。
色々、仕事が詰まっているから半分諦めていましたが、やはり「観たい」。
こんなに纏めて観ることができるのは珍しいから、このチャンスは逃したくない。
そう思って、観に行きました。
フェルメールが私的な瞬間を捉えた人物像は、どれも魅力的です。
周囲に地図や海図を広げてその意味に想像を巡らす地理学者でも、リュートを調弦しながら窓の外を見つめる若い女も、絵を観るとこちらが、「何を考えているんだろう」と思ってしまう人が多いはずです。
有名な「青いターバンの少女」でも、自分の世界に深く入り込み、その雰囲気は謎めき、意味づけも曖味です。
フェルメールは、どのように絵を構成したか?
どのように画面にあれほど明るい光を射し込ませたか?
あれほど明るい黄色やブルーを作り出したのはなぜか?
どうやって、あれほど繊細な質感の表現を実現したか?
など分からないことは多いのですが、フェルメールが制作を行った歴史的な時代背景を考えてみることは重要です。
フェルメールは、ほぼ同じ時代の画家、レンブラントとも大きく異なる画風です。
私はどちらも好きです。
しかし、ルーベンスはそれほど好きではありません。
2月3日まで開催しています。
可能であればぜひどうぞ。
お勧めします。