平成31年度技術士試験が見えて来た:その2
技術士を目指す皆さんへ
技術士Lock-On:二次試験対策講座の匠です。
31年度の試験について少し見えて来た部分をご説明します。
それと、まだ先ですが今年の末ごろ(11月~12月)には、31年度の技術士試験に向けた試験対策の本を出して頂くことが決まっています。
京都の学芸社さんから出ます。
学芸社さんは、建築関係の本を多く出版されていますが、技術士試験の対策本にも熱心な出版社です。
さて、試験の方ですが、受験科目が減ることはすでにご説明しました。
(注意:以下の説明には私の推測が含まれています、絶対に正しい訳ではありません)
では、試験の内容はどうなるか?
先ず、最も大きな変更点は択一試験がなくなることです。
つまり暗記物はなくなります。
その代わりどんな試験になるか?
午前中の択一試験は「必須科目」と呼ばれていましたが、これは2時間で3枚解答する論文問題になります。
部門全体で解答する問題ですから、どちらかと言うと社会や業界の中で、その技術的問題をどう取り扱うかと言った問題になるのではと予想しています。
私が受験した頃(平成23~24年)も択一試験はなく、論文問題でしたが、部門によって問題の形式がかなり違いました。
31年度の試験では、そうならないと思います。
ですから、おそらく2問のうち、1問選んで解答する問題になるでしょう。
ちなみに、平成24年の機械部門、電気電子部門、建設の問題を載せます。
どの部門も2問出題の1問解答です。
そして、何を問うのか?
「技術部門」全般にわたる専門知識、応用能力、問題解決能力及び課題遂行能力
です。
こんな能力、皆さん持っています。
普段業務で使っています。ただ、普段と異なるのは、それを業務で行うのではなく、紙に書いてその能力を示さなければならないことです。
私は、専門科目の問題よりもこの必須科目の問題の方が得意でした。
なにしろ、私は機械の専門家とは言えません。
ですから、これとは別ですが総監部門の試験の方が簡単でした。
情けない話ですが平成23年の併願の時は機械部門で落ちています。
次に午後の試験です。
平成30年までの試験は2時間で区切って、全部で7枚の解答を書いていた訳ですが、こんどは3時間半で6枚の試験になっています。
もう一度、その部分をアップで載せましょう。
書いてある通り、休み無しで3時間半です。その時間で6枚の解答です。
おそらく、科目が統合されていますから、「Ⅱ-1」専門知識を問う問題が1問の解答になるでしょう。
問題数は同じ4問だと思います。
そして、応用能力を問う問題だった、「Ⅱ-2」は変わらないと思います。
また、「Ⅲ」の問題は、「課題解決能力を問う問題」から「課題解決能力及び課題遂行能力」を問う問題になります。
おそらく設問3の部分がより多く変更になるでしょう。
以上が形式的な変更点です。
こんどは、評価基準など内容的な部分を説明します。
31年度の試験を受ける方は必読です。