takumi296's diary

技術士・匠習作の考へるヒント

大災害のリスク

 阪神淡路大震災東日本大震災、どちらも大変な大災害でしたが、幸か不幸か私の知り合い、関係者に直接の被害者はいません。北海道出身で埼玉県に住んでいるからかも知れませんがあれほどの被害があったにもかかわらず近親者で被災した人はいないのです。ですから、データを分析していても被害そのものを実感することはありません。

 加えて、前回は地下鉄テロ事件のことを書きましたが、こちらも6,000名を超える負傷者の中に知り合いはいませんでした。霞ヶ関に務めるような人に知り合いは、いないから、とも言えますが路線の問題もあるかもしれません。私は、千代田線、半蔵門線南北線にほとんど乗りません。1年に1回あるかどうかです。ただし、丸の内線には良く乗ります、都内へ出るときは池袋が拠点になりますから、丸の内線と有楽町線はよく使います。後は山手線です。

 いずれにしても、西日本と東北方面に知り合いがおらず、霞ヶ関とは無関係の人間は、3つの大災害(内一つは、自然災害ではありません)があっても直接知る範囲で被災者はいないのです。

 

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内閣府発行・「平成24年版防災白書」より

 地下鉄テロ事件は自然災害ではありませんから、ここには載っていません。また、死者数で言えば13名ですから、もし無理矢理載せても、このグラフではほとんど分りません。ただ、こうして見ると阪神淡路・東日本の両震災を除けば全体的な傾向として災害による死者数は減少しているのが分ると思います。昨年は、広島の土砂災害や御嶽山の噴火の2件で100名を超える被害者を出しています。しかし、それでも全体的な傾向で減少していると言って良いでしょう。

 問題は、対策時の想定を遙かに超える災害が発生したとき、打つ手が何も無くなってしまうことにあります。災害対策を立てるとき、被害規模を想定することは必要です。しかし、想定を超える災害が発生することも想定しなければならないのです。自然は、人間の想定に合わせて災害を発生させるのではありません。

 

蛇足です。

 私は、読者となったブログを訪れ更新された記事を読むとスターを付けてきます。通勤電車の中でモバイルルータ+iPadでスターを付けると反応が悪く「アレ?」と思って何度も押してしまうことがあります。悪意があって悪戯している分けではないので、ご了承下さい。

 また、パソコンでは「ここが面白い」と気に入った文書の一部にスターを付けられるのですが、なぜかiPadではできません。家にいる時間だけでは100を超えるブログを読む時間がありませんので、電車に乗っている時間を有効に活用しています。皆さん、それぞれ更新する時間帯が異なります。これも、意図的に行っている分けではありません。