takumi296's diary

技術士・匠習作の考へるヒント

安政の南海沖地震

安政の南海沖地震は、江戸時代末期の嘉永7年11月5日(陰暦)、現在の暦に直すと1854年12月24日に発生したこの地震は、安政東海地震と安政江戸地震と合わせて「安政三大地震」とも呼ばれている。

紀伊半島以西では東海地震よりさらに激しい津波が襲来し、波高は串本15m、宍喰5-6m、室戸3.3m、種崎11m、久礼で16.1mに達した記録が残っている。

また、江戸時代末期は、南海トラフ沿いを震源とする巨大地震が多発している。おそらく、プレートの動きが活発であった頃なのであろう。

本地震は、冬至の時期であり、また、夕食の支度の時間とも重なったため、火災の被害が多数報告されている。特に、現在の高知県では被害が甚大であったようだ。

 

本地震に限らず、地震は、時期、時間を選ばず何時でも起こりうる、揺れや倒れに対する処置、防護策は進んでいるようだが、火災に対する対応は遅れていると思う。

人に消火の処置をさせるのではなく、揺れたら自動的に消火するように対策しなければならないと思う。また、出火したら、すぐに消火設備が稼働するように対策することも必要だと思う。