桜田五輪担当相がPCを使わない?
桜田義孝 五輪担当相
「従業員や秘書に指示してやってきたので、自分でパソコンを打つことはない」
朝日新聞デジタル 11月14日
このところ、政治ネタが続いていますが、急に政治に目覚めた訳ではありません。
政府のサイバーセキュリティ戦略本部副本部長を務める桜田義孝五輪担当相が、仕事でパソコンを使うかと問われて否定したことが海外メディアの関心を呼んでいる。
この方現在68歳。
私よりも10歳以上年上。
と言うことは、大学生時代まで含めてパソコンを学校では使っていないはず。
68歳のお爺さんが、パソコンを使わないと言って、そんなに不思議だろうか?
そう思っただけです。
サイバーセキュリティの副本部長だからと言って、別に自分で文章を作成する訳でもないでしょう。
私は、技術士になりたい人、資格取得を目指す人に論文の書き方をアドバイスしています。技術士はエンジニアの資格です。
大雑把に言って、受験する人は理工学部出身者。
のはずですが、パソコンに苦手な人は割といます。
講座ではチャットワークを使って、解答とコメントのやり取りをします。
最初の障害は、「チャットワークって何ですか?」
次に、進捗の悪い人(課題を提出しない人)には、ZoomやSkypeを使って、ビデオ面談を行いますが、これを知らない人もかなりいます。
さらに、過去には、1名だけですが「パソコンがないので、郵便で送ってもいいですか?」と言って来た人がいました。
問合せも、珍しく電話だったので、本当に持っていなかったのでしょう。
もちろん、技術士を目指す人が全てそうだと言うのではありません。
感覚的に言って、10~20%の方です。そして、そのほとんどが60歳以上。
60歳以上を高齢者と言うのかどうか、分りませんが、私は50歳を越えて「天命を知」ったら、お爺さんだと思っています。
とうぜん、56歳の私もお爺さんです。
この年齢の方々には、パソコンアレルギーを持っている人がかなりいます。
私が、学生時代最初に触ったコンピュータは、いわゆる汎用コンピュータでした。
その後、DECのワークステーション。
パソコンに触ったのは会社に入ってからで、昭和の終る頃でした。
当時は、MSDOS(マイクロソフト製)やPCDOS(IBM製)の時代。
パソコンは、フロッピーディスクを入れて真っ黒い画面が最初に立ち上がるものだったのです。
逆に、平成11年生まれの私の娘は、幼稚園年長のときに、自宅のパソコンでゲームをダウンロードして遊んでいました。
私の年齢がパソコンアレルギーの分岐点あたりではないかと思います。
私より若い人はアレルギーなんてないでしょう。
私よりも上の人には大勢がパソコンアレルギーを持っていると思います。
話を戻しますが、桜田五輪担当相がパソコンを使えなくても驚くようなことではありません。
まあ、これも与党を批判したいだけなのでしょうか?
そんなことより、もっと重要なことを議論しませんか?
- 緊縮財政
- 電力の自由化(発送電分離)
- 水道の民営化
- 農協改革
- 種子法の廃止
- 働き方改革
- 高度プロフェッショナル制度
- 総合リゾート
- 移民受け入れ
これらは、日本国民の生活に大きな影響を与えます。
大臣がPCを使えなくても、国民は困りません。
何とかしましょう。
私の立場は、上記の改革にほぼ反対です。
ついでに言うと、ゆる目の反グローバリストです。