平成31年度技術士試験を説明します-その2
昨日は、科目の変更・統合についてご説明しました。
今日は試験の内容についてご説明します。
まず、平成25年度から30年度までの試験内容です。
試験科目 |
問題の種類 |
試験方法 |
試験時間 |
配点 |
必須試験 (部門全体) |
技術部門全体に渡る専門知識 |
択一式 20問出題 15問解答 |
1時間30分 |
30点 |
選択科目Ⅱ (選択科目ごと) |
選択科目に関する専門知識及び応用能力 |
記述式3問 600字詰め解答用紙 4枚で解答 |
2時間 |
40点(註1) |
選択科目Ⅲ (選択科目ごと) |
選択科目に関する課題解決能力 |
記述式1問 600字詰め解答用紙 3枚で解答 |
2時間 |
40点(註1) |
註1:それぞれ40点だが合算して80点満点で評価される。
60%以上で合格。
この6年間は、上記の内容でした。
既に、今回の試験で択一が難しかった、8/15しか取れませんでした。などと言った連絡が入っています。とは言え、まだ正解は発表されていません。
勝手に自己判断しないで、発表を待ちましょう。
話を戻します。
この試験内容は31年度から以下のようになります。
試験科目 |
問題の種類 |
試験方法 |
試験時間 |
配点 |
必須試験 (部門全体) |
技術部門全体に渡る専門知識、応用能力、問題解決能力及び、課題遂行能力 |
記述式1問 600字詰め解答用紙 3枚で解答 |
2時間 |
40点 |
選択科目Ⅱ (選択科目ごと) |
選択科目に関する専門知識及び応用能力 |
記述式2問 600字詰め解答用紙 3枚で解答 |
3時間30分 |
30点(註1) |
選択科目Ⅲ (選択科目ごと) |
選択科目に関する問題解決能力及び課題遂行能力 |
記述式1問 600字詰め解答用紙 3枚で解答 |
30点(註1) |
註1:それぞれ30点だが合算して60点満点で評価される。
60%以上で合格。
ご存じだと思いますが、択一試験は論文試験に変わります。
そして、配点が大きくなります。
さらに、午後の試験は休み無しで3時間半、6枚の解答を書き続けなければなりません。
これは、体力の勝負にもなるでしょう。
総合技術監理部門の試験は、同じ時間で5枚の解答ですから、1枚多いのです。
午後は、大雑把に言って、これまでと同じⅡ-1+Ⅱ-2+Ⅲをそれぞれ1問解答です。
これまでは、Ⅱ-1を2問とⅡ-2を1問で2時間でした。
また、休憩時間を置いて、Ⅲを2時間で解答です。
要するに4時間で7枚。
こんどは3時間半で6枚です。
解答の構成を素早く纏められないと最後は時間切れで「そこまで!」となりかねません。
また、Ⅱ-1は1問ですが、出題数は4問ではないかと思います。
科目の統合がありますから、そうしないと範囲が広くて解答できなくなる可能性もあります。4問出題される思います。
明日は、必要とされる能力についてご説明します。