takumi296's diary

技術士・匠習作の考へるヒント

平成31年度技術士試験を説明します-その2

昨日は、科目の変更・統合についてご説明しました。

今日は試験の内容についてご説明します。

まず、平成25年度から30年度までの試験内容です。

試験科目

問題の種類

試験方法

試験時間

配点

必須試験

(部門全体)

技術部門全体に渡る専門知識

択一式

20問出題

15問解答

1時間30分

30点

選択科目Ⅱ

(選択科目ごと)

選択科目に関する専門知識及び応用能力

記述式3問

600字詰め解答用紙

4枚で解答

2時間

40点(註1)

選択科目Ⅲ

(選択科目ごと)

選択科目に関する課題解決能力

記述式1問

600字詰め解答用紙

3枚で解答

2時間

40点(註1)

註1:それぞれ40点だが合算して80点満点で評価される。

60%以上で合格。

この6年間は、上記の内容でした。

既に、今回の試験で択一が難しかった、8/15しか取れませんでした。などと言った連絡が入っています。とは言え、まだ正解は発表されていません。

勝手に自己判断しないで、発表を待ちましょう。

話を戻します。

この試験内容は31年度から以下のようになります。

試験科目

問題の種類

試験方法

試験時間

配点

必須試験

(部門全体)

技術部門全体に渡る専門知識、応用能力、問題解決能力及び、課題遂行能力

記述式1問

600字詰め解答用紙

3枚で解答

2時間

40点

選択科目Ⅱ

(選択科目ごと)

選択科目に関する専門知識及び応用能力

記述式2問

600字詰め解答用紙

3枚で解答

3時間30分

30点(註1)

選択科目Ⅲ

(選択科目ごと)

選択科目に関する問題解決能力及び課題遂行能力

記述式1問

600字詰め解答用紙

3枚で解答

30点(註1)

註1:それぞれ30点だが合算して60点満点で評価される。

60%以上で合格。

ご存じだと思いますが、択一試験は論文試験に変わります。

そして、配点が大きくなります。

さらに、午後の試験は休み無しで3時間半、6枚の解答を書き続けなければなりません。

これは、体力の勝負にもなるでしょう。

総合技術監理部門の試験は、同じ時間で5枚の解答ですから、1枚多いのです。

午後は、大雑把に言って、これまでと同じⅡ-1+Ⅱ-2+Ⅲをそれぞれ1問解答です。

これまでは、Ⅱ-1を2問とⅡ-2を1問で2時間でした。

また、休憩時間を置いて、Ⅲを2時間で解答です。

要するに4時間で7枚。

こんどは3時間半で6枚です。

解答の構成を素早く纏められないと最後は時間切れで「そこまで!」となりかねません。

また、Ⅱ-1は1問ですが、出題数は4問ではないかと思います。

科目の統合がありますから、そうしないと範囲が広くて解答できなくなる可能性もあります。4問出題される思います。

 

明日は、必要とされる能力についてご説明します。