takumi296's diary

技術士・匠習作の考へるヒント

平成30年度技術士試験を目指す方へ

『技術士Lock-On:二次試験対策講座』他の講座との大きな違い。

 

筆記試験の結果発表を待っている受験者の皆さん、辛いときですね。

私も1週間が1ヶ月に感じました。あの頃8月第1の土日が試験日でしたから、8週間待たされる訳ですが、本当に長かったです。

今年の試験は、択一試験が比較的簡単だったようです。部門によって違いはあるのですが過去問題の繰返し、あるいはアレンジのような問題の部門が多かったようです

私の受験講座では、論文試験の対策だけで択一試験の方は受験者の皆さんにお任せ状態でした。今では、それが甘かったと思っています。やはり、勉強方法を含めてもっと情報提供すべきでした。


現在、平成30年度の試験に向けて対策講座を作り直しています。

私は情報共有のためにグループウエアを使いました。試験対策講座としては恐らく日本初でしょう。しかし、初めてだったが故に問題も起きました。運営が複雑になり、メールでやり取りする人とグループウエアでやり取りをする人の二組になってしまいました。さらにインターネットで面談を行うときはそれと別にスカイプが必要になったのです。

そのため、時々メールのやり取りでミスが起きて解答への返信が遅れてしまう事態が発生しました。
申し訳ないと思っています。

そこで、30年度の試験からは「チャットワーク」というインターネットツールを使うことにしました。
講座専用のコミュニケーションツールです、メールと違って履歴を追うのも簡単です。
費用は掛かりますが、グループウエアよりは少し安いです。

http://www.chatwork.com/ja/features/?click=header-navi


欠点は一つだけです。資料を置くためのフォルダーを作れません。
全てルートに並んでしまいます。
ただし、これは資料に名前を付けるときにルールを設けることでなんとかなると思います。

例えば、受験資料に関するデータを探すときは

「資料・受験・〇〇~~」と言ったファイル名にします。

必要な人は「資料・受験」と入れて検索すればたくさんの資料の中から頭にこの名前が付いた資料が抽出されます。
サブフォルダーで区分けするより良いかも知れません。
もちろん、間作方法は明示します。

勉強と練習以外に受験者さんの負担となるものは資料やテキストの収集と整理です。
これの負担を少しでも減らし、忙しい仕事の合間に勉強と練習に専念できるように体制と環境を整えたい。
これが、私の『技術士Lock-On:二次試験対策講座』の狙いであり、目的です。

 

資料を集めて整理するのは楽しくもあり面倒でもあり


私自身もそうでしたが、資料を検索して纏めて作り終わるとその達成感から一日が終ったような気がします。しかし、資料を作っただけでは勉強したことになりません。当然と言えば当然ですが、やっている本人はそう思わないのです。

業務経験を重視した技術士の試験範囲は広く、定義もあいまいです。
ですから、過去問題を見ながら資料を集め出すと「アレも必要、コレも必要」と切りがありません。
しかし、時間は限られています。ですから申込書を提出して5月頃になると焦りが出ます。
まして、論文試験の評価は択一のように目で見て分りません。択一は正解率が上がれば一目瞭然ですが、論文の場合はそうはいきません。

 

モチベーション維持の工夫

私の講座ではA+~A~A-~B+~B~B-~C+~Cと8段階で評価を行い、受講者さんのモチベーション維持に役立つようにコメントを送っています。始めて受験する方は最初の頃、CとかC+の評価になります。それがだんだんBになり、A-を取れるようになります。そうなると、学習意欲も湧き毎日続けられるようになるのです。

1月頃から始まる試験勉強はモチベーション維持が大変です。
正直言いますが、半分強の人は挫折します(途中で止めてしまう)。
コースによって添削回数は決まっていますが、その回数の分だけ毎月提出する人は極めて希です。
これまでで100名以上が受講していますが、僅か2名だけが毎月の提出回数をクリアしました。
クリアしなくても最後まで課題を送ってくる人は半数に届きません。
そして、最後まで続いた方は60%以上の合格率になっています。

ですから最後まで続けられる体制と環境を整えたいのです。

この『技術士Lock-On:二次試験対策講座』の狙いは技術士になって日本の技術的な課題を解決し産業界で活躍できるエンジニアを送り出すことです。ですから、試験に合格するためだけの情報ではなく実務の中で使える情報も提供します。

くわえて、技術者倫理について考え方と事例をお伝えします。

技術者倫理は教えられるものではありません。一緒に考えていくしかないのです。

会社の利益と製品の安全を秤に載せて悩むときは誰でもあるし、その苦悩は人がどうこう言える問題ではありません。

 

続かないのはどこも同じと言うけれど

以前、通信教育の大手「ユー〇○〇」で中小零細企業診断士の講座を担当されている方に聴いた話ですが、「ユー〇○〇」の講座でも最後まで続けて修了証を貰う人は3割程度だと言うことです。(給付金制度を使った人は修了しないと給付金が出ません)「半分近いならかなり優秀ですよ」とまで言われました。技術士の試験講座でも3割程度しか続かないと言う話も聴いています。

まあ、平均を取ればどこも似たようなものだと思います。

ただし、そう言った大手の講座と違い、私は続かなくなることをよしとしません。
受講料を貰ったんだから後は受講者の勝手とは思わないのです。
何度も言いますが、試験に合格することが目的ではないのです、試験対策講座ですが私の講座にはその先があります。

 

エンジニアとしての誇れる生涯を送ろう

どうか皆さん、技術士になるだけでなく、なった後の活躍を、行動を、エンジニアライフを考えて下さい。
年齢なんか気にしないで、生涯エンジニアとして生き抜きましょう。

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