原発の稼働に関して、本当に怖いことはなにか
いまだに方向が定まらない日本の原発です。
マスコミは、概ね反対が多いのかな?
アンケートを集めるのもマスコミだから、本当はどうなのか分からない。
私の知る範囲では、再稼働賛成の方が少し多いと思います。
そもそも、司法の判断で発電機を停止するなら、原子力の専門家を集める必要はないのですよ。
原子力発電所に係わる法規法令 (02-02-02-02) - ATOMICA -
私が、本当に怖いと思うのは、世の中の無関心です。
「原発?まあ、大丈夫なんじゃないの?」、「だって、他の方法だと燃料費かかるんでしょう」。
あるいは、「とにかく、危ないんだから動かしてはダメです」、「法律の問題ではありません、命に関わることです」。
大丈夫と信じて事故が起きないなら簡単です。逆に、危ない危ないと言って何もしないのはもっと危険なことになるでしょう。
東日本大震災でインパクトを受け原発は福島第一の1~4号機だけではありません。しかし、重篤な災害に至ったのはあの4基だけです。福島第二も、女川も無事でした。危機一髪のところまで行きましたが、破局には至りませんでした。なぜでしょう?
そこを考えましょう。
皆さんは、2004年10月23日の新潟県中越地震を覚えていますか?
被害の大きかったのは、2007年7月16日の新潟県中越沖地震ではなく、2004年の中越地震です。この2004年の地震では新幹線が脱線しましたが、脱線による人的被害はゼロでした。しかもその後、東日本旅客鉄道は高架、線路に対する補強を徹底的に行いました。そのため、東日本大震災では全ての新幹線が安全に停止しています。
あれが若し、脱線事故をおこしたら、時速300キロで走っている新幹線が高架から落ちたら、どれほどの被害だったでしょうか?
ぐうぜん、何も起きなかったのでしょうか?そうではありません。
しっかり、備えたことで何も起きなかったのです。
では、原発はどうですか?
再稼働反対の人は、どこにどんなリスクがあるから反対でしょうか?
賛成の人は、どの安全装置があるから大丈夫と判断したのですか?
もう少し、科学的に考えませんか?
また、もう少し関心を持ちませんか?
今、日本人の25%以上は、大学を卒業しているのです。
保安院にはどんな役割があったのでしょう?
B.5.b とは何でしょう?
2011年以降、原子力白書は発行されなくなりました。皆さん、それでよいのでしょうか?(2010年4月に発行された平成21年版が最後)