今年は書けなかったブログ
皆さん、こんにちは。
2ヶ月近く空けてしまいました、匠です。
天命を知る年齢をすぎて、こんなにやることが多いのは問題だと思います。
立ち止まって考える余裕が全くなかった一年でした。
正直今年は本もあまり読めなかった、一年です。
全部ノートに付けていますが、なんと35冊、1週間に1冊読んでいないことになります。電車の中でもノートを付けたりタブレット(2世代前のiPadです)の方が多くて、読書の時間が確保できなかったのが原因です。
そんな読書生活でしたので少し気が引けますが、年末ですしベストスリーぐらいはご紹介しておきたいと思います。
なお、来年からはなるべく週2~3回ブログを綴る予定です(口先ならぬ筆先だけかもしれませんが)。
私が読んだ少ない本から3冊選ぶと以下の結果になりました。
3位:『世界最高のプレゼン術』ウィリアム リード著・KADOKAWA刊
2位:『意識をめぐる冒険』クリストフ コッホ著・岩波書店刊
1位:『プルーストとイカ』メアリアン ウルフ著・インターシフト刊
この3冊です。
3位の『世界最高のプレゼン術』だけはビジネスブックと言って良いと思います。私は、人前で話す機会が増えているので、やはり少しでも上手く話せるように練習しています。そのために購入したのですが、具体的な内容ばかりで実践しやすいのが特徴です。正直、プレゼンに関する本は外国人の書いた本の方が良いようです。ガー レイノルズ氏、ジェレミー ドノバン氏、アネット シモンズ氏などの著作です(彼らの本は、今年読んだ訳ではないので今回の対象ではありません)。
ウィリアム リード氏は、日本語もとても上手です。YouTubeで検索してみて下さい。
2位の『意識をめぐる冒険』は、DNAのフランシス クリック博士と長年共同研究していたクリストフ コッホ博士の最新刊です。一部、予備知識がないと難しい本でもありますが、知的興奮を得られる本です。「意識とは何か?」現段段階で解答はありませんが、どんな研究が行われているのか知りたい方はぜひどうぞ。
1位の『プルーストとイカ』は、最新刊ではありません。正直、私が知らないだけでした。出版されたのは2008年ですから、8年も前です。もっと早く読まなかったことが悔やまれる本でした。本の題名は変な感じですが、原題も全く同じです。「PROUST AND THE SQUID」。
プルーストは、フランスの作家マルセル プルーストのことです。プルーストがイカとどんな関係があるのか?ものすごいイカ好きの人だったのか?と考えないで下さい。
この本は読字障害(ディスレクシア)について語った本ですが、脳の働きと構造についてとても興味深いことを教えてくれます(イカについては後で触れます)。
1位と2位の本は、とても面白い本ですから、今年の締めくくりに30日、31日と続けて少し詳しくご紹介します。