takumi296's diary

技術士・匠習作の考へるヒント

平成27年度技術士試験:筆記の結果が発表されました、今年の合格率は?

筆記試験に合格した方、おめでとうございます。

くわえて、お疲れ樣でした。

また、残念だった方は諦めずに対策を考え直しましょう。どこが悪かったのか、何が足りなかったのか良く分析して下さい。

ビジネスの世界であれば、強みを活かすことで伸びていけます。しかし、試験の場合は弱みが足を引っ張ります。弱点は克服しなければなりません。

平成26年度は、十数名の受験者さんに通信講座で関わりました。平成27年度は、自分で開催している通信講座で21名(同時には11名程度)。新技術開発センターさんのオプションセミナーでは、100名を超える受験者さんと一緒に学びました。

私は、『教える』というスタンスをあまりとりません。自分では合格への道筋を示すナビゲータのつもりです。残念ながら、全ての方にゴールへの道筋を示すことはできませんでしたが、通信講座を受講して下さった方の合格率は、今のところ9名/21名で43%です。(11名様から連絡を頂きました)

他にも、模擬試験や新技術開発センターさんのオプション講座を受講して下さった方から、数名ですが喜びのメールを頂きました。正直こちらも嬉しいものです。

以下、今年の合格者数です。

        (受験者数)、(筆記合格者数)、(対受験者数合格率)

機械部門     1,050人   272人     25.9%
船舶・海洋部門   11人、   2人、    18.2%
航空・宇宙部門   38人、  16人、    42.1%
電気電子部門   1,345人、  223人、   16.6%
化学部門      140人、  41人、    29.3%
繊維部門       37人、  10人、   27.0%
金属部門      103人、  48人、    46.6%
資源工学部門    21人、   7人、    33.3%
建設部門    13,635人、  1,781人、   13.1%
上下水道部門   1,427人、   215人、   15.1%
衛生工学部門    611人、    77人、   12.6%
農業部門      769人、   116人、   15.1%
森林部門      333人、   81人、   24.3%
水産部門      134人、   24人、   17.9%
経営工学部門    201人、   55人、   27.4%
情報工学部門    449人、   87人、   19.4%
応用理学部門    587人、   117人、   19.9%
生物工学部門     30人、   17人、   56.7%
環境部門       587人、  100人、   17.0%
原子力放射線部門  77人、   19人、   24.7%
総合技術監理部門  3,293人、  753人、   22.9%

となりました。

あまり意味はありませんが、
全21部門合計では、24,878人、4,061人、16.3% です。

一番合格率が低かったのは、衛生工学部門で12.6%、
一番合格率が高かったのは、生物工学部門で56.7%でした。
(昨年度の筆記試験でも、同じ部門が最高と最低の合格率でした。

昨年度の対受験者数合格率は16.6%でしたので、全体的に合格率がわずかに低くなっています。

機械部門は例年通り、筆記の合格率は高いのですが、口頭試験は厳しいため、これから準備に入る方はしっかり対策して下さい。

私は、24年に筆記試験に受かってから機械部門で5回、総監部門で6回と合計11回も口頭試験の模擬試験を受けています(スカイプも含みます)。

筆記に合格した方は、ことし必ず決めましょう。