平成27年度技術士試験:筆記の結果が発表されました、今年の合格率は?
筆記試験に合格した方、おめでとうございます。
くわえて、お疲れ樣でした。
また、残念だった方は諦めずに対策を考え直しましょう。どこが悪かったのか、何が足りなかったのか良く分析して下さい。
ビジネスの世界であれば、強みを活かすことで伸びていけます。しかし、試験の場合は弱みが足を引っ張ります。弱点は克服しなければなりません。
平成26年度は、十数名の受験者さんに通信講座で関わりました。平成27年度は、自分で開催している通信講座で21名(同時には11名程度)。新技術開発センターさんのオプションセミナーでは、100名を超える受験者さんと一緒に学びました。
私は、『教える』というスタンスをあまりとりません。自分では合格への道筋を示すナビゲータのつもりです。残念ながら、全ての方にゴールへの道筋を示すことはできませんでしたが、通信講座を受講して下さった方の合格率は、今のところ9名/21名で43%です。(11名様から連絡を頂きました)
他にも、模擬試験や新技術開発センターさんのオプション講座を受講して下さった方から、数名ですが喜びのメールを頂きました。正直こちらも嬉しいものです。
以下、今年の合格者数です。
(受験者数)、(筆記合格者数)、(対受験者数合格率)
機械部門 1,050人 272人 25.
船舶・海洋部門 11人、 2人、 18.2%
航空・宇宙部門 38人、 16人、 42.1%
電気電子部門 1,345人、 223人、 16.6%
化学部門 140人、 41人、 29.3%
繊維部門 37人、 10人、 27.0%
金属部門 103人、 48人、 46.6%
資源工学部門 21人、 7人、 33.3%
建設部門 13,635人、 1,781人、 13.1%
上下水道部門 1,427人、 215人、 15.1%
衛生工学部門 611人、 77人、 12.6%
農業部門 769人、 116人、 15.1%
森林部門 333人、 81人、 24.3%
水産部門 134人、 24人、 17.9%
経営工学部門 201人、 55人、 27.4%
情報工学部門 449人、 87人、 19.4%
応用理学部門 587人、 117人、 19.9%
生物工学部門 30人、 17人、 56.7%
環境部門 587人、 100人、 17.0%
原子力・放射線部門 77人、 19人、 24.7%
総合技術監理部門 3,293人、 753人、 22.9%
となりました。
あまり意味はありませんが、
全21部門合計では、24,878人、4,061人、16.3% です。
一番合格率が低かったのは、衛生工学部門で12.6%、
一番合格率が高かったのは、生物工学部門で56.7%でした。
(昨年度の筆記試験でも、同じ部門が最高と最低の合格率でした。
昨年度の対受験者数合格率は16.6%
機械部門は例年通り、筆記の合格率は高いのですが、口頭試験は厳しいため、これから準備に入る方はしっかり対策して下さい。
私は、24年に筆記試験に受かってから機械部門で5回、総監部門で6回と合計11回も口頭試験の模擬試験を受けています(スカイプも含みます)。
筆記に合格した方は、ことし必ず決めましょう。