技術士筆記試験結果は10日後に判明
27年度受験者の皆さん、後10日で筆記試験の結果が判明します。
待ち遠しいという気持ちと、怖いという気持ちが入り交じってもどかしさを感じておられる方も多いでしょう。私もそうでした。しかも、筆記に受かった後、また口頭試験に挑まなければなりません。合格率は異なりますが不合格になる方もいるのですから、気を抜くことはできません。
筆記試験は概ね
30%の合格率です。
口頭試験は概ね
80%の合格率です。
最終的には15%~25%の合格率で落ち着きます。
とは言え、全体の30%の人は初めから諦めているという話もありますから、しっかり対策すれば40~50%は受かるのではないかと思います。
加えて、大事なことですが来年の3月に合格通知が届いたとして、それがゴールではありません。そこからが始まりです。スタートです。
技術士となってどうするのか、そこを考えましょう。技術士法、1条、2条にはこうあります。
第一条 この法律は、技術士等の資格を定め、その業務の適正を図り、もつて科学技術の向上と国民経済の発展に資することを目的とする。
別に、独立するとか、コンサルタントになるとかいうものではありません。
このところ、メーカの不正行為が新聞紙面を賑わしています。毎年のことでもありますが口頭試験でも質問されるかもしれません。ただ、試験対策としてニュース記事を集めるのではなく、「なぜ」そうなったのかを考えて下さい。技術者倫理を別の言葉で言い換えれば「安全な製品を提供する」ということに尽きます。別に「聖人君子たれ」と言うことではありません。せっかく自分が考えたアイデアを具現化し世の中に提供するのですから、世の中の役に立つもの、広く皆さんから喜んでもらえるもをを提供しましょう。
さらに、そうなる仕組みを作るのも技術士の役目です。
後、10日間、辛抱して下さい。