読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

takumi296's diary

技術士・匠習作の考へるヒント

温暖化?違います気候変動です!

科学技術

以下、NHKのニュースサイトによれば「世界のCO2濃度が、月平均で最高」を記録したようです。

www3.nhk.or.jp

  1年に2ppmぐらいづつ濃度が上がるから、500ppmまでは後、50年。温暖化の問題はますます深刻さを増すことになると思います。と言って、日本が何をしてもお隣の赤い国がありますから、どうにもなるものではありません。

国立環境研究所のセンター長で長年二酸化炭素の観測を行っている向井人史さんは、以下のサイトでこんなことを述べています。

「400ppm」の報道で考える 二酸化炭素の濃度の限界はいくらなのか?

 しかしよく考えると、400ppmと398ppmには2ppmしか差がない、1%に満たない差である。それで何が違うのだろうか。去年が大丈夫だったのだから1%以下の小さな変化では何も変わらないだろうという感覚にもなる。しかし一方で、398円と表示されているものと、400円と表示されているものの値段は、あまり変わらないのであるが、実際に買う段になると心理的にはたいそう差がある。400円は高いけれど、398円なら少し安いと思って買う人も多いのでは。となると、400ppmはやっぱり「高い」でのは?


どちらが正しい感覚だろうか。

 これまで観測に携わってきた者にとっては、地球のどの空気をとってもCO2濃度が400ppmを超えているという世界は、ちょっと恐ろしい。世界じゅう探しても濃度が400ppmを割る空気が見当たらないというのは感覚的には異常である。CO2濃度がきちんと測り始められたのは、1958年のことであるが、その時の濃度は315ppmであった。したがって、濃度は55年で85ppm、27%も増加したことになる。産業革命のころの280ppmを基準にすると、増加率は40%を超える。そして新聞的には「ついに400ppm時代に突入」といった記事になるわけである。
 

 では、いったい何ppmになるとまずいのであろうか。これを考えるには、実はこれはちょっとやっかいなことがある。CO2だけが温暖化に関わっているわけではなく、その効果は半分強ぐらいだが、残り半分は違う成分が受け持っている。他の成分の濃度がどうなっているかによって許容されるCO2濃度が決まる。もう一つは、何度気温が上がってしまうことを限度とするかということである。

  私は、10年ぐらい前までは、温暖化の懐疑派でした。しかし、これだけデータが揃うと反論の余地はありません。将来の予測はまだまだ難しいところがありますが、現在、地球の気候変動が起こっていることは間違いないのです。

 今、「温暖化」と書かなかったのは、地域によっては温暖化しないところもあるからです。ですから、正確に書こうとすれば「地球の気候変動」が正しい書き方です。ただし、日本の場合は温暖化です。

 隕石が地球に衝突するリスクまで対策して、回避しようとしているアメリカですが、気候変動に関してはあまり積極的ではありません。やはり節約が苦手な国民性なのでしょうか?

 ただし、本当に壊滅的な事態になるとすれば、非常手段はあります。要するに太陽光を2%遮れば良いのですから、技術的に不可能ではありません。ただ、非常手段を取るようなことになる前に何とかしたいものです。