takumi296's diary

技術士・匠習作の考へるヒント

マイナンバー制度、ご存じですか?

 全くの専門外とも言えますが、社内のネットァークと情報セキュリティを担当している関係で「マイネンバー制度」ことは、一昨年から調査中でした。

 国の対応が遅れていることもあって来年1月にスタートする時は混乱が予想されます。個人で対応できることもありますから、できる範囲で対応しましょう。

 予備知識を持つことも立派な対応です。始まってから「マイナンバー?なにそれ、車のナンバーが変わるの?」と言っても混乱が増すだけです。

 古人類のことや、オ-ディオのことも続けますがこれに、マイナンバーのことも加えてなるべく正確に新しい情報を分りやすくお伝えします。

今回は、マイナンバーとは何かです。

また、情報元は以下のサイトです。

内閣官房

国税庁

厚生労働省

富士通総研

 今のところ、国の機関を信じるしかありませんが、回りくどい書き方で理解しにくいので要点を分りやすくまとめます。

 まず、制度ですが根拠となる法律は「行政手続きにおける特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律」です。国民が覚えられないようにわざと長くしているのかと疑いたくなります。おそらくクイズに使用されますから覚えましょう。「バラ」って漢字で書ける?みたいなものです。逆に言いますと「マイナンバー法」という法律はありません、上記の法律を短く言う時は「番号法」となるそうです。

 余談はさておき、マイナンバーです。

 全ての国民に異なる番号を付け、その番号で個人を識別することで行政手続きを簡単に、迅速に行うと言うものです。別に個人の行動をガラス張りにしてのぞき見するというようなものではありません。

 日本では、これまで、基礎年金番号、健康保険被保険者番号、パスポートの番号、納税者番号、運転免許証番号、住民票コード、雇用保険被保険者番号など各行政機関が個別に付けた番号を使って行政サービスを行っていました。そのため、国民の個人情報管理に関して縦割り行政となり重複投資で効率の悪い状態だったのです。

 厚生労働省の番号と免許証の番号は関係しませんから、それを繋ぐ物は貼られた写真だったり、住所や生年月日の一致だったりと色々でした。民間では「干支」を訊いたりする場合もあります。これ、外国人には無理ですよね。

 日本には、一人一つの共通番号を持ってあらゆる行政サービスを包括するものは存在しません。これは先進国としてはかなり珍しいことです。2007年に第一次安倍政権を揺るがした年金記録問題は複数の個人番号の運用による行政上の混乱が一因でした。あのようなことが2度と起きないように、多少の混乱は我慢してでも、制度として定着させるべきだと思います。

  マイナンバーは、2016年1月から使用開始となります。最初は税と社会保障の分野ですから企業の対応となるでしょう。個人で気をつけなければならないことは詐欺です。新しい制度が始まると必ず詐欺が横行します。そのようなことにならないためにも、ある程度は理解してメリットだけを享受できるようにしましょう。

全部で20回ぐらい書く予定です。

それでも、ほんの触りぐらいしか書けません。

続きます。