どうしてブログを書き続けるのでしょう
何時もと趣向を変えます。
早いもので、このブログを始めて2年が過ぎました。初めの頃は数年~数十年前の、その日に起こった事故や災害について失敗学会のデータベース(失敗百選)から元データを拝借して簡単な解説だけを書いていました。言ってみれば練習期間です。しかし、この練習期間中にブログの楽しさが分ってきました。
2年目からは、それを止めて福島の事故のことを書いたり(途中でストップがかかりました)、科学史みたいなことを書いたり色々です。方向は定まっていません。もちろん、アクセス数も多少は気にしています。ただ、このブログの場合(よそ様は知りませんが)、グーグルやヤフーの検索で事故事例を検索して来る方が多く、他は何を書いてもアクセスにはあまり影響しないのだということが分りました。
1番アクセスが多いのは、「デネリフェ空港の悲劇」や「六本木ヒルズの回転ドア事故」、「アポロ13号の事故」などです。ようするに、どれも有名な事故事例です。
また、技術士試験の情報も比較的アクセスが多いのでそう言った情報も求められているのだろうということが推測されます。試験の2~3日前には「合格法」等のキーワードでアクセスしてくる方が急に増えます。しまし、いくらなんでも、3日前に勉強開始して急に実力がつくことはありません。27年度の合格を目指している方は、今から始めて下さい。
話を戻します。そうなると、もっと事故事例を沢山書くべきなのですが、専門的になりすぎると固定的に見て頂いている「はてな」の皆さんに申し訳ないような気もします。技術士試験の情報も同じです。加えて、私は、自分のWebサイトで技術士講座を開いている分けですから、本来もっと区別をしっかりするべきなのかもしれません。例えば、雑学的なことはブログ、技術士受験関係はWebサイトと言うように分けるのが良いのかもしれません。
でも、なぜかこの「はてな」で色々書いていると楽しいのです。ネット上だけですが、様々な方と出会いました。ご意見も頂きました、ありがたいコメントや、私の間違いを何度も教えて下さったSpare Time Studio さん、のような方もいます。
毎日、頭をひねってブログを書いている皆さんは、なぜ書き続けているのでしょう。書くことで何をしたいのでしょう。もちろん、中には「有名になって本を出す」ことが目標の方もおられるでしょう。でも全員そうでしょうか?おそらく違うと思います。
例えば、私が絶対書けないブログ「おうつしかえ」のbanbanさんや、
あるいは、他にも大勢いらっしゃいますが、皆さん全てが出版狙いとは思えません(違っていたら、ごめんなさい)。
私は、あまり専門的になりすぎない範囲で科学技術のことを分りやすく伝えたいと思っています。言ってみれば、科学技術の初歩的雑学です。ただ、結果的にできていませんが、私が伝えたいのは知識ではありません。あくまでも、見方、視点です。そして、理解です。ある事柄を言い換えて別の言葉で説明できること、私は「理解」とはそう言うものだと思っています。正直、上手くできているとは言えませんが、上手くできるようになるまで、このブログを続けていくつもりです。