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takumi296's diary

技術士・匠習作の考へるヒント

あの頃は燃えた、熱かった『日本のオーディオ界』の70年代、80年代

 何を隠そう(隠すつもりはないけど)、秋葉原が『Windows95開発コードネームChicago』の勢いに負けてパソコンの街になる前、あそこはオーディオの聖地でした。通称「音キチ」と呼ばれたハード系オーディオマニアは、「無酸素銅だ」、「LCOFCだ」、「ベリリウム」だ「ボロン」だと物理や化学の授業で聴いいたような物質名を覚えて、店員と激論を交わしていたんです。もちろん、私もその一人、ソニーが生んだ傑作スピーカー「G7」をレンガの上にセットしてスピーカーとレンガの間に十円玉を挟んで、「こっちの方が、音が良い」とか、「音は響くけど、音場が狭い」だのと言い合って一步も譲らず主張していました。まさに、「音キチ」たちは、ハイファイ(High Fidelity:高忠実度、高再現性)に熱くなっていたのです。

 現在の私は、オーディオを楽しむ時間も場所もありませんが、バブル崩壊と共に弾け、マイクロソフトに息の音を止められた日本のオーディオ界に対し、限りない思い出と憧れだった名機達の歴史をこのブログで記録しておきたいと思います。残念ながら、当時集めたカタログは5年前に置くところがなくて処分してしまいました。あれを残しておけば、本数冊分になるくらいのオーディオ史が書けたかもしれません。

 ちなみに、現在の私は、機械技術者ですが、電気工学や電子工学を専門に勉強したことはありません。その方面の知識は全てオーディオから得ました(私の専門は無機化学です)。そのオーディオから得た知識の御蔭で、医療機器を開発する際にどれほど助けられたか分かりません。本当に、不思議なものです。

 ジョブスではありませんが、点と点は後で繋がります。どのように繋がるかは分りませんが全力で取り組んだものは必ず何らかの形で繋がります。私は、もう歳ですが若い方は自分が夢中になれるものを探して下さい。それが、世の中のためになることならぜひ続けて下さい。

 これから、しばらくオーディオについて熱く語ります(時々、横道にそれますけど)。