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takumi296's diary

技術士・匠習作の考へるヒント

エンジニアは、哲学の夢に魘(うな)される-7

書評 日常

 気に入ったタイトルですが、随分と無理して書いている気がします。12日のニーチェは何だか分らない記事でした。しかし、こうやって恥ずかしい思いをして書き続けていれば自分のためにはなるでしょう。よく言われますが、何かについて詳しくなりたかったら本を書くのが良いそうです。

 技術士試験対策の本は原稿が完成して出版社へ渡っています。恐らく、来年の1月頃には出版されると思います。これまでの試験対策の本とは全く異なる本ですから、これから技術士を目指す人はぜひ購入リストに入れて下さい。どんな勉強をすれば合格できるのかを具体的に書いています。

 

 さて、今回はハンナ アーレント女史です。小惑星100027の名前にまでなった人です。100027は彼女に敬意を表して「Hannaharendt」と命名されました。

 ハンナ アーレント1906年10月~1975年12月)は、ドイツ出身ですが、ナチの台頭によりアメリカ合衆国へ亡命した政治哲学者です。女性の政治哲学者は極めて少数ですが、このアーレントの残した業績は素晴らしいの一言に尽きます。

 ドイツ生まれのアーレントは二十世紀のアメリカを代表する政治哲学者の1人です。ヒトラースターリンを研究した『全体主義の起原』(1951年)で脚光を浴び、その後ナチスのアドルフ アイヒマンの裁判を批評して「悪の陳腐さ」という概念を描いた『イエルサレムのアイヒマンー悪の陳腐さについての報告』(1962年)で一躍有名になりました。その後、『人間の条件』(志水速雄訳、中央公論社、1973年)にはアーレントの哲学の全体像が明確に表現されています。ひじょうに学術的な本で、難解なところもありますが、(アーレント古代ローマギリシャに関する専門知識がありすぎでした)、独創的なアイデアが詰まっている本です。人間の本質的な部分を見据えたところから始まる、彼女の政治哲学は同時代の学者の中でもピカイチです。

 

「嫌いな人の真実よりも、好きな人のうそがいい」

「最も急進的な革命家も、ひとたび革命が起こるや、たちまち保守主義者に化けてしまう」

「権力は人々の承認を得て成立するもの。権力が必要とするのは正当性」

  どれも、アーレントの言葉です。どこかで目にしているのではないかと思います。

 アーレントに関しては明日、続けて書きます。