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takumi296's diary

技術士・匠習作の考へるヒント

安全な社会-3

 事故に遭遇したい人はいないし、まして事故死なんて誰だって嫌なはずです。年齢別の統計データを見と、事故死は圧倒的に高齢者に多いのですが要介護者という訳ではありません。要介護の高齢者が転んで亡くなった場合は、介護側に責任ありです。下手をすると、過失致死になります。誤飲でも同じでしょう。事故死で亡くなっている高齢者のほとんどは、誰の助けもかりずに一人で生活できている人です。毎日普通に一人で生活できている健常な人が主に自宅で事故死する、だから恐ろしいと言える訳です。

 これは、自戒を含めて書くのですが大きく口を開けて一度に食べ物を頬張るのは止めましょう。お風呂の湯船にお湯を目一杯注ぐのは止めましょう。階段を降りるときは手すりに掴まりましょう。手すりの無い階段ならなるべく手すりを付けましょう。そんなに高価なものではありません。これを守るだけでも事故死の確率は随分下がります。

 また、小さなお子さんが家にいる場合は、家の中にあるいろいろな隙間に注意して下さい。大人なら絶対に入らない隙間でも体が入ったり、指や頭が入ったりします。酷いときは、それが死亡事故に繋がります。

 一方、家庭で使用するものを作る側は(メーカ他)、小さな子供の存在を忘れないで下さい。まさに小さな子供は「想定外」の行動をします。六本木ヒルズ回転ドア死亡事故だって、小さな子供だから閉じかけたドアに飛び込んだのです。大人なら恥ずかしくてできません。結果として子供の判断は間違っていましたが、閉じかけた隙間を通り抜けるスリルは、子供にとっては魅力的な冒険です。まして、回転ドアなんて家の近所にはありません。1998年に埼玉県浦和市(現さいたま市)の小学校で8歳の小学生が、防火シャッターに首を挟まれて死亡する事故が発生しています。あの時も、くぐり抜ける必要のないシャッターを閉じる寸前にくぐり抜けようとして事故になったのです。

 加えて、自動シャッターでは、1998年以降、2012年までの14年間で10名が亡くなっています。最初は小学生が犠牲者でしたが後は全て大人です。中には、鉄板を使って自作したシャッターでの死亡事故もあります。自宅の車庫に自動シャッターがある方は十分注意して下さい。シャッターには、エレベータと異なりメーカ側による点検義務がありません。スイッチを入れてないのに勝手に降りてきて人や車が挟まれる事故は、2001年以降で19件把握されています(国民生活センター)。