takumi296's diary

技術士・匠習作の考へるヒント

元気

 近頃、「元気」と言う言葉に対して「元気をもらう」とか「沢山の元気を頂きました」なんて言う言い方をするようになりました(私は言いませんが)。昔は、「元気出せ!」なんて言っていましたから、自分で「元気」になるしかなかったのですが、今は人から貰うことができるようになった訳です。これは、若しかしたら「ドラゴンボール」の「元気玉」辺りからなのでしょうか、調べてみると面白いかもしれません。
「元気」は、江戸時代前なら「減気」と書き、病気の勢いが衰えて快方に向かうことを意味しました。江戸時代以降は、「験気」と書き、やはり治療などの効果が現れて気分がよくなると言うような意味でした。この微妙な意味の変化と漢字の変化には、中国で万物生成の根本となる精気を表す「元気」との混同があったと考えられます。
 
 毎日の暑さで元気が無くなっていませんか、仕事の都合で31日木曜日までブログを休み、8月1日から再開します。暑気あたりなどなさいませぬよう、お体にお気を付け下さい。