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takumi296's diary

技術士・匠習作の考へるヒント

LAで有害な巨大カタツムリ67匹押収

科学技術 自然災害

 ナショナル ジオ グラフィックからの記事です。今月14日、違法にカタツムリ(陸生巻貝)がナイジェリアから郵送され、ロサンゼルス国際空港の職員が生きたアフリカマイマイ67匹の輸送を阻止する事件がありました。

 この軟体動物は体長約20センチ、体重500グラム以上にもなり、原産地アフリカの一部ではごちそうとされているそうです。フランスならエスカルゴでしょうが、アフリカだとどうやって食べるんでようね。しかしアメリカでは、甚大な被害をもたらす農業害虫です。 現在エスカルゴは、缶詰で売られていますが、安物のエスカルゴは、このアフリカマイマイです、何しろ本物のエスカルゴ・ド・ブルゴーニュは絶滅寸前です。

 アフリカマイマイは、腹足綱柄眼目アフリカマイマイ科に分類される巻貝です。近縁種とともに世界最大の陸産巻貝の一種です。アフリカではもちろん、火でよく焼いて食べるます。というのは、アフリカマイマイを中間宿主とする寄生虫(広東住血線虫)は、人間に寄生した場合、好酸球性髄膜脳炎を引き起こす危険があり、場合によっては死に至ります。触る、這った跡に触れる等してもこの寄生虫に寄生される危険があり、大変注意を要する生物です。ですから、アフリカから持ち込もうなんて考えてはいけません。と言っても、現在すでにアフリカ以外の熱帯地域で発見されています。カタツムリが海を渡ることはできませんから、人間が持ち込んだのでしょう。実は、日本でも南西諸島のうち奄美大島、徳之島、沖永良部島与論島沖縄本島宮古島石垣島に、小笠原諸島のうち父島母島南鳥島に分布しています。繰り返しますが、見かけても触ったりしてはいけません。広東住血線虫症(かんとんじゅうけつせんちゅうしょう)は、治癒の難しい病気です。

 この巨大カタツムリには敵がいません。人間が焼いて食べるだけです。ですから、第二次世界大戦後、食料事情が極めて悪かった時は、このカタツムリを繁殖させて食べていたわけですが、食料事情が好転すると元々日本ではカタツムリを食べませんから野外に放してしまいました。それが、敵がいないことを幸いにどんどん増えてしまったのでしょう。猛禽類はカタツムリを食べますが、こいつは大きすぎて食べられないのでしょうか。写真で見る限りサザエよりも大きいですね。

 ちなみに、このカタツムリは、1年で12,000個の卵を産み寿命は10年です。