takumi296's diary

技術士・匠習作の考へるヒント

命を粗末にする人間に平和を語るしかくはありません

 29日に起きた新宿での焼身自殺について一言。

 私は、このブログで政治経済の話を書いていません。それは、興味がないからでもあり、私の扱うべきことでもないと考えているからです。しかし、安倍政権への抗議のため、集団的自衛権反対のために焼身自殺するなどという行為は看過できません。自分の命を粗末にする人間が戦争反対を訴えるのは、本末転倒であり同情などする余地は全くありません。ただし、続報がないので分かりませんが、極度のノイローゼなどで正常な判断・思考が全くできない状態であったならそれは偏(ひとえ)に病気のせいであって、お気の毒とし言いようがありません。

 国や世の中を憂う思いが強すぎてノイローゼになる人は時々います。遠い国の見ず知らずの難民や戦争で苦しむ人を助けたいと考えながら、部下を怒鳴りつけるオジサン達。家族や、友人、同僚と上手く付き合えない人でも、見ず知らずの人には妙に優しいことがあります。人間、利害関係がなければ人を愛することなど簡単です。だから、キリストは言ったのだと思います、「汝の隣人を愛せよ」と。

 マザーテレサは、ノーベル平和賞を受賞した時のインタビューで「世界のために私達に協力できることがありますか?」と質問されて、「家に帰って、家族を愛しなさい」と答えました。世界平和のために行動するより、家族と仲良く暮らす方が難しいからです。