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takumi296's diary

技術士・匠習作の考へるヒント

一般向けの科学の本、最良の本はこれです。『ガリレオの指』第1章-進化

深遠なアイデア-進化は自然選択によって生じる。

 

第一章・12~58頁

 47頁を200文字に圧縮するとアトキンスはこう言っています。

 

「生命は、かけがえのないものなので、長いことそのために特殊な創造過程が必要だと考えられていた」と書き出したアトキンスは、これでもかと言うほど豊富で魅力的な事例を引きながら生物が進化によって複雑になり、何百万種にも分化してきたことを説明しています。また、進化は無目的であり、遺伝子は常に「今」に適応するように淘汰されていることを解説し、最後に7頁を使って人類の進化の過程を化石から説明しています。

 

 ピーター アトキンス、あるいはリチャード ドーキンス(「利己的な遺伝子」の著者)の特徴は豊富で興味深い事例を引きながら読者を説得するところにあります。第一章、47頁の中で私が面白いと思った事例を紹介します。

 

 イギリスのチョーク ヒル(白亜と呼ばれる石灰岩の台地)は、コッコリソフォアという単細胞謀類が化石化した残骸の堆積物です。この化石は今なお生成されており、毎年およそ140億キログラム(1400万トン)ものコッコリソフォアが堆積しています。じつは、海水が不透明な一因はこの生物の存在にあります。事実、1997年と98年の夏には、大量発生したコッコリソフォアによってベーリング海全体が藍色から青緑色に変わってしまいました。彼らは、短期間静かに生を謳歌したのち、将来は台地になるのです。

 

被嚢動物(ひのうどうぶつ)ホヤは、繁栄するために特殊な進化を遂げました。彼等は、幼生のころは運動して獲物を捕るため脳を必要とします。しかし、いったん適所を見つけて固着生活に入ると、もう考える必要がなくなり、エネルギー面で負担の大きい脳を自分で消化して食べてしまうのです。人間の脳も体重の5%程度の大きさで全酸素の20~25%を消費しています。必要がないなら処分するのは得策です。

 

 これまでに、発見された最古の笛(フルートのような横笛)は、43,000年~67,000前まで遡りそれは、ホモ・ネアンデルターレンシス(ネアンデルタール人)が作ったと見なされています。現代の笛と同じく7音で1オクターブとする穴が開いています。

 

 ホモ・クロマニョン人は、武器を作ることが得意で狩りを行い、音楽を愛したネアンデルタール人から略奪し彼等を滅ぼしました。(ここは、推測も入ります)