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takumi296's diary

技術士・匠習作の考へるヒント

技術士受験申込み書の書き方-3

資格・試験

 5行の業務経歴の中から一つを選んで「〇」印をつけ(絶対に忘れないこと)下にある記入欄に選んだ業務の詳細を記入します。注意しなければならないのは、720字以内、図表は不可、半角文字も1字とする、と言うことです。加えて、業務の詳細に書くことは「当該業務での立場、役割、成果等」です。

 

 当該業務での立場、役割、成果を書けと言っているのですから、この3つは必ず書かなければなりません。出題側から求められていることを書かなければそれだけで失格です。受験申込み書は、試験の一部です。軽く考えてはいけません。「私は、過去にこれだけの業務をこんな立場、役割で行ってきました、その成果はこれだけです」と試験委員に告げて「だから、技術士を名乗れるエンジニアです」と、宣言する訳です。もしかすると、一番重要なのが受験申込み書なのかもしれません(難易度は、論文試験だと思いますけど)。

 

 もう一つ、結果と成果は何が異なるのでしょう。この場合は、こう考えて下さい。利益をもたらす「結果」が「成果」です。失敗に終わった「結果」は「成果」とは考えないで下さい。もちろん、技術的には失敗から学ぶことは多くあります、ですから「こんかいは、上手く行かなかったが、これだけのデータを得ることができた、これは十分な成果だ」と、言える場合はありますが、受験申込み書に書く事例としては相応しくありません。社会・組織に利益・便益をもたらした業務を選んで下さい。もちろん、利益・便益はお金のことだけではありません。「安全が確保できた」、「環境悪化を防止できた」、「生産効率が上がった」等も利益・便益に含まれます。

 

 逆に、苦労話や自慢話を書くのは、絶対に止めて下さい。年配の受験者の方に希ですがいらっしゃいます。

 

 業務の詳細を記入する上で注意しなければならないことは、以下です。

 

  1. 業務の立場、役割、成果は明確になっていますか。
  2. 業務内容、目的はハッキリしていますか。
  3. 目的と成果は一致していますか。(この不一致は以外と多い)
  4. 成果は、利点・便益が明確になっていますか。(これが明確になっていないと単なる結果になってしまいます)
  5. 詳細を書いた業務に関してバックデータは用意されていますか。
  6. その業務に関して、何を質問されても答えられますか。
  7. 「この業務を選んだ理由は何んですか?」と質問されたら答えられますか。
  8. 「この業務が技術士の業務に相応しいと考える理由は?」と質問されたら答えられますか。
  9. 成果は、個人よりも組織、組織よりも社会や公衆に向けられていますか。
  10. 技術的な提案は、論理的根拠がありますか。
  11. その提案に至った理由を説明できますか。
  12. 最後の質問。あなたは、試験委員に何をアピールしたいのですか。

 

 繰返しますが、この「業務の詳細」と呼ばれる720文字の論文は、口頭試験で使用される試験委員側の資料です。受験者は、見ることができませんが、試験委員は大抵の場合事前に読んでいます。読んで分からないことを色々質問してきます。そのつもりで記入して下さい。

 

 私は、以下の項目を選んで記入するのが良いと思っています。

  1. 立場と役割
  2. 業務上の課題(達成すべき目標)
  3. 問題点(目標達成を阻むもの)
  4. 技術的提案(皆さんのアイデア
  5. 成果(利益・便益)

 

書いたら誰かに見てもらいましょう。