takumi296's diary

技術士・匠習作の考へるヒント

アベノミクスは「忙しい」?

今日は、話題を変えます。

 私は、医療機器を製造販売している会社に勤務しています。元々商社だった会社なので販売会社の色が濃い会社です。

 通常、医療機器、特に高度医療器は景気の影響をあまり受けません、生きるか死ぬかの瀬戸際になれば大抵の人は助かりたいし、医者も患者を助けたいですからお金を払って治療を受けます。

 しかし、昨年暮れ頃から受注量が急激に増えて少し困っています。仕入れて売るものなら仕入れ先と交渉すれば良いと言えるのですが医療器の場合、どこでも作れる訳ではありません。昨今、食品製造関係で不祥事が続いています、医療器の場合も管理を怠ると同じ目にあいます。社内で作っていたものを外注展開する場合は、その工場の管理体制・生産システムを確認して審査してから発注しないと痛い目にあいます。また、これが急激な受注増に対応できない理由になってしまいます。

 私は、政治や経済にあまり関心がありません。選挙は、大体行くようにしていますが、行かないときもあります。しかし、今回の「アベノミクス」とやらは、本当に効果があるようです。この景気がずっと(2~3年も)続くとは思えないのですが、どうなんでしょう。分かる方がいらっしゃいましたら、ぜひ、教えて頂きたいです。

 生産キャパシティを越えた受注が続くと作業ミスが増えます。しかし、「忙しいから手を抜くと言うのは言い訳に過ぎない」と言われます。そんな時、私は「忙しくありません」と答えるようにしています。私は「忙しい」と言う言葉を自分では使いません。「忙しい」では、状態を具体的に表現していません。工場のメンバーにも、「忙しい」と言う言葉を使わずに具体的に言うように指示しています。

「忙しい」と言う言葉は、「急ぐ」が形容詞化した言葉です。漢字だと心を亡くした状態が「忙しい」ことだと言いますが、急いでいるから「忙しい」のであって、心を亡くした無の状態であれば「忙しく」ありません。急ぐを形容詞化して漢字を当てる時に間違えたのでしょう。最初に「忙しい」と書いた人も急いでいたのでしょうか?「いそがしい」と5文字書くべきところを「忙しい」と3文字に詰めた訳ですから、よほど「急いで」いたのでしょう。

 1日は、24時間です。これは誰でも知っています。分だとどうですか、1,440分を覚えていますか?秒だとどうですか、86,400秒と覚えていますか?私は、仕事上必要なので覚えています。半日43,200秒も計算ではなく記憶しています。また、一月は、720時間か744時間。一年は、大まかに3,100万秒(31,536,000秒)と記憶しています。一生なら、30億秒です。「忙しい」方は便利ですから覚えておきましょう。