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takumi296's diary

技術士・匠習作の考へるヒント

女性エンジニアを目指す学生さんへ

「理系女子」と言う言葉があるそうですが、私が勤務するような小さな会社には、ほとんど無縁の言葉です。医療機器メーカの多くは中小企業が多いので新卒の学生さんは滅多に入社しません。中小企業でも、社員数500名を越える会社であれば毎年数名の新卒入社があると思いますが、その数名も全部門含めて数名ですから、技術部門は1~2名、その中で何年かに1名女子学生がいる程度でしょう。

もっとも、私の勤務先でも技術系の中で設計に1名、生産管理に1名の女性社員がいます(私の部下ではありません)。設計の女性社員は大学時代に意匠・デザインの勉強をしていたようです。3D-CADには慣れていました。この人はいわゆる「理系女子」と言えると思います。しかし、数学は苦手とのことでした。生産管理の女性社員は経営学部出身ですから「理系女子」ではありません。詳しい専門は知りませんが、経営学部出身で生産管理ですから、まあ、近いところなのかもしれません。

企業は、面接試験で新入社員を選びますが、学生さんは「何を見て企業を選ぶ」と良いのでしょう。偶然ですが、機械学会のセミナーに行ったとき、修士課程で化学を学んでいる女子学生さんに質問されたことがありませす。私は、以下のように答えます。これは、私だけの意見ではなく、一般企業で勤務している機械学会、技術士会会員の多くが同意する意見です。

  • 対売上比で特許件数の多い会社は良い。
  • あるいは、対社員数比で特許件数の多い会社も良い。
  • 役員の中に技術部門出身者が3~4割はいる方が良い。
  • 社長が技術部門出身者であればなお可。
  • 技術部門に女性管理職がいること。
  • できれば、この割合も3割以上。

ほとんどの、項目は調べれば簡単に分ります、あるいは、企業側で教えてくれます。特許件数は特許庁の「特許電子図書館」で企業名を入れれば簡単に分ります。ある意味、自分の一生が掛かることですから、これぐらいの手間を惜しんではいけません。

加えて、「就職の準備として何を勉強すれば良いのか」と質問されることもあります。これは、本当に様々な回答があると思います。しかし、私は、これも以下のように答えます(これは、男子・女子学生共通です)。

  • どんな知識が必要とされるのかは、配属が決まるまで分らない(自分の希望通りになるとは限らない)。
  • それよりも、社会人となって勉強時間が制限される中で、無理なく社会人としての勉強を続けられる生活スタイルを確立することが重要。
  • 学生時代のような勉強時間の確保は無理なのだから、短時間、スキマ時間を使って上手く勉強するコツを習得しておくこと。

私は、上記の方が重要だと思っていますが、これなら既にOKと自信のある学生さんなら、もう一つアドバイスがあります。理系の研究職を目指す人でも最低限の会計知識は習得しておいた方が良いでしょう。長年勤務して管理者になれば必ず必要になります。ただし勘違いしないで下さい、これは、簿記の知識ではありません。簿記は細かな仕分けを暗記する必要がありますが、それは必要ないのです。あくまで会計です、BS、PLを読むポイントが分ければ良いのです。

若い方達の今後のご活躍を願います。