takumi296's diary

技術士・匠習作の考へるヒント

技術士口頭試験対策-準備編・3

昨日は、アクセス数が774まで延びてびっくりしました。シャーロック ホームズのせいかなと思ったのですが違いました。やはり圧倒的に多いのが技術士試験関連記事への検索です。なにしろ、順番が早い人は間もなく口頭試験当日となります。何か試験のためになる情報が欲しくて検索するのだと思います。私も、知っている限りの情報を提供します。しっかり準備して合格して下さい。

これは、機械部門の人に限るのかもしれませんが、業務経験の説明の時にホワイトボードを使って説明して下さいと言われる場合があります(環境と情報の人からも同じ話がでていました)。私は、最初に言われたとき自分が準備していなかったため、試験委員に言われてもそのまま座って口頭で説明しました。しかし、すぐに試験委員は「ホワイトボードを使って下さい、こちらはあなたの業務のことは何にも知らない素人ですから、図を使って分りやすく説明して下さい」と言ってきました。これでは、ホワイトボードを使用するしかありません。社内で会議のファシリテーションを行う時のように、なるべく綺麗に、しかし素早く図を描きながら説明しました。

今年は、試験時間が短いですから図を描けとは言われないかもしれません。しかし、念のためノートへ簡単に書いて練習はして下さい。想定外のことを言われると緊張もあって頭が真っ白になる人もいます。少しでも準備しておけば気持ちは楽になります。

ちなみに昨年の試験当日のブログには、電車のことしか書いていないのですが、これは最初に試験を受けた人が情報を漏らすことがあり、一時期それがネット上の話題になっていたからです。何を質問されたのか話したところで、同じことを質問される可能性は極めて低いのですが、それ以前の問題として技術士倫理に反する行為だと批難する人が多かったと思います。受験者の皆さんがどうお考えになるのか分りません、大きな建設会社だと何人もの受験者がいるはずですから、社内の仲間には「こんな質問だった」と言うこともあるかもしれません。しかし、それは、最終的に教えられた方が損になる行為です。止めておいた方が良いでしょう、そもそも、全く異なる質問だった場合は、恨まれることになるかも知れません。

 

一方、総監の試験は正月明けでしたが、こちらはホワイトボード自体、部屋にありませんでした。ですから口頭だけのやりとりです。正直、総監の試験は試験委員が厳しい質問のしかたで終わったときは「ダメかも」と考えましたが、質問自体には全て答えていました。結果としてはそれで合格です。総監の試験は、とにかく何を質問されても五つの管理から考えて答えて下さい。総監の試験は受験者の専門知識を問うているのではありません。管理能力を問うているのです。その点で言えば、私は小さいながらも工場の管理者を20年もやっていましたから、総監の概念そのものには直ぐに馴染むことができました。逆に、専門業務からは離れていましたから、むしろ機械部門の方が難しかったと言えます。H23年に不合格だった時も、総監の筆記は合格でした。不合格だったのは、機械部門の専門論文です。当然ですが、機械部門が不合格の場合、総監が合格でも両方不合格になってしまいます(逆なら、機械部門の口頭試験に進むことができます)。

3月には、皆さんの元へ合格通知が送られてくることを心から願います。もう少しの間、努力を重ねて下さい。