takumi296's diary

技術士・匠習作の考へるヒント

技術者倫理、入門前-2

全体の流れ(予定)

 

最初に、なぜ技術者は倫理的に行動しなければならないのかを説明します。その重要性が理解されないとその先に興味を持って頂くことができないからです。ですから、最初に技術者倫理の重要性を「しつこく」ご説明します。

次に、技術者の倫理的行動とはどんなものなのかを説明します。技術者倫理とは、あくまで技術的な仕事の中で行われるものです。別に、聖人君子であれとか、石部金吉であれと言っている訳ではありません。業務から離れたところでは、法に触れない範囲で何をするのも自由です。これは、あまり理解されていないことなので重要です。「技術者倫理の重要性」なんて言うと、匠さんは倫理的に正しい生き方をしているのでしょうか?等と誤解されてたり、質問されたりします。そうではありません、業務を進める中で倫理的に正しい方を選んで判断すると言うだけのことです。決して聖人の道を説くものではありません。

3つ目に、理系分野に所属する3タイプの職業、科学者、技術者、技能者の役割とそれぞれに対する倫理を説明します。私が、普通に書く場合「技術者倫理」を技術者の倫理として説明しています。科学者と技能者の倫理はそれと被る部分もありますが、異なる部分もあります。その違いを明確にすることも重要ですし、違いを意識することで自分の仕事に対する自律心(自立ではありません)も生まれると思います。

最後に、結局のところ技術者倫理とは何かを説明したいと思います。また、最新の脳科学のトピックから、私達人間の倫理観は生物としての進化に基づくものであり、人間が生きていく上で必要な感覚(正しいことをした時、何となく気持ちが良いと言う感覚)だと言う説も紹介します。

 

繰返しますが、技術者倫理を考える上で普段の生活上の態度を改める必要はありません。金・酒・女に目もくれず、仙人のように生きろと言う話ではないのです。むしろ、技術者として楽しく仕事をするにはどうすれば良いのかと言う話です。