takumi296's diary

技術士・匠習作の考へるヒント

『残念な人の仕事の中身』・2回目

昨日は、幕張メッセの「JASIS-2013」(旧分析機器展)に行った。埼玉の奥部から千葉の幕張は遠いが、仕事なので仕方が無い。測定機、分析機は何でもあれば便利、無ければ無いで何とかなる。私の勤務先は、小さな会社だから自分のところで測定できなければ工業試験場にお願いしている。それでも、最新鋭の機器類は格好良いし、見る人の目を奪う。

連日、雨のニュースを見ていたので魔が差して傘を持って行ってしまった。勿論、雨には遭遇せず、一日中少し大きめの傘を持って歩く羽目になった。帰りは、池袋の馴染みの店で軽く飲んで帰る、冷奴と空豆が美味しかった。その後はTJライナーでゴー。

 

昨日の12条をもう一度載せる。

  1.  一貫性の欠如:ごまかす。人の手柄を横取りする。まわりに不信感を持たせるような振る舞いをする。
  2.  役割の無理解:「上司にとって何が大事か」をよくわかっていない。
  3.  ジコチユー:人と協力して仕事をするのを嫌がる。
  4.  傲慢:高飛車で挑発的。トラブルメーカー。
  5.  頑固:譲歩しない。組織の利益より自分のエゴ。絶対に譲らない。
  6.  理論至上主義:理屈っぽい。直感や第六感をまったく受け入れない。融通の利かない石頭。
  7.  偏見:異性や異なる立場の相手を軽視する。
  8.  変化への抵抗:変化を嫌がる。新しいアイデアも非現実的と切り捨てる。
  9.  仲良しクラブ:かつての同僚の上司になりきれない。いつまでも仲良しクラブのまま。
  10.  まかせない:人に仕事をまかせられない。自分でやったほうが簡単と思っている。
  11.  問題の誇張:解決方法よりも問題自体にとらわれすぎ。過度の心配性。
  12.  無用なユーモア:人を傷つける皮肉や無神経なユーモアばかり言う。

ゴールドファーブの言う、「仕事が評価されない人」は、常に周りとトラブルを起こす人である。ふだん、勝手にアメリカの企業なんて何でも能力主義で周囲を気にせず「ガンガン!」行く人が評価されるのだと思っていたが、そうでは無いらしい。上の12条は、日本でもそのまま評価されない人の条件になるだろう。

ゴールドファーブは、こう続ける、

あなたはこう反論するかもしれません。

「私の振る舞いがほかの人と違うのが悪いだって? ちゃんと仕事はこなしているのに」

あなたはある目的を達成するために雇われ、きちんと仕事をこなすことを期待されています。しかし上司は、あなたの振る舞いが組織に与える悪影響を恐れます。上司は、あなたが何も問題を起こすことなく、課せられた目標を達成するか、またはそれ以上の結果を出すことを望んでいるのです。

~ 中略 ~

つまり、あなたの人間性と仕事の能力はつねにはかりにかけられているのです。 たとえ仕事ができ、知識や経験も豊富で、勤続年数が長いことがプラスの評価につながっても、同僚の反感を買ったり、組織の文化に反したりしてマイナスの評価のほうが上回れば、「この仕事には不適格」とのレッテルを貼られることになります。

 

そして、上記を指摘し、ここは考え直し自分の行動を見直すべきだと指導すると、85%の人は自分の間違いに気付き素直にその言動を修正するらしい。しかし、残りの15%の人は、絶対に変らないと言うことである。 キャリアに行き詰まった社員とその上司にインタビューを実行し、双方の話を聴くと上司にとっては「絶対に容認できない」行為を本人は「まったく問題ない」と思っているケースがよくあるらしい。人種と文化のるつぼの国、アメリカであっても日本と同じ問題は起きている。

この本は、せっかく能力を持ちながら、ほんの少しの考え違いや人と接する態度でキャリア形成を失敗することがないよにアドバイスしてくれる本である。

明日は、もう少し細かな内容をお伝えしたい。