takumi296's diary

技術士・匠習作の考へるヒント

函館と北海道について考える-8

8-観光

日本の高度成長が終わった頃から、言い換えると40年前から函館はゆるやかに寂れています。しかし、誤解しないで下さい、私は、それを喜んでいるのではありません、また、町の行政を批判しているのでもありません。人口減と高齢化に悩んでいる町は、函館だけではありません。日本の地方都市は8割程度が、その問題で悩んでいます。

そんな、函館ですが、観光都市としては全国的にも知られています。年間に函館を訪れる観光客はおよそ420万人。京都が5,000万人と言われていますから、その12分の1です。また、あの旭山動物園がある旭川市でも350万~410万人ですから、良く頑張っていると言って良いでしょう。もっとも、札幌市の場合は、1,200万人超の来訪者がいます(いずれも、平成22~23年のデータ)。

ただし、函館の場合は、平成3年頃は500万人超でしたがこの20年で80万人減、これも緩やかに下降気味となっています。その函館の中で近年に開発され人気スポットとなったのが、金森煉瓦倉庫を改修して作った金森赤煉瓦倉庫街です。

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誰もいないと思われるでしょうが営業時間は、朝9時からです。私が、写真を撮ったのは朝の7時頃ですので散歩する人が数名いた程度でした。

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この写真は夕方です、もちろん、なるべく人は避けて写しています。どこに行っても「活イカ」はありますね。

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ここは、写真を写す人が多くて誰もいなくなるまで10分近く待ちました。その間に頼まれてシャタ-を押したのが3回ほどです。カップルではなく、女性同士の3人グループが多かったです。

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もう一枚

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写っているボートに乗って函館湾を遊覧できますが、昼間しか営業していません。

ここが一番賑わうのは、日中です。この時間になると観光客は、皆さん函館山に行ってしまいます。もっとも、ここは、お土産売り場とレストラン、ガラス工芸の体験場所などがあるだけとも言えるので、何を期待して行くかで満足度は変るでしょう。函館市民は、ほとんど行かないはずです。

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この時間に煉瓦街から山を写すとこんな感じです。高さは、335メートル、東京タワーとほぼ同じです。この微妙な高さが、町の夜景を見るのに丁度良かったのでしょう。