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takumi296's diary

技術士・匠習作の考へるヒント

原子力の矛盾

科学技術

重いタイトルをつけて書き出したが、1時間以上書いては消している。

現在分っていること。

  • 化石燃料は、シェールガスの開発もあって後500年以上は保つ(石炭だけでも、500年は保つと思う)。
  • 石炭は、フィッシャー・トロプッシュ法で石油のように液化して使用できる。また、そのコストは現在の石油価格の2倍以下である(大量に液化する場合)。
  • つまり、石油価格が1バレル(159リットル)150ドルを常に越えているなら石炭を液化した方が安くなる。加えて、石油代替えエネルギーは、液化した石炭より安くなければ普及しない。
  • 化石燃料を使用するとGHG(温暖化ガス)や大気汚染の心配がある。しかし、これは、現在の技術で対応可能である。(二酸化炭素の地中貯留技術には、まだ、安全性の問題有り)
  • 省エネ技術は、まだまだ大きく開発余地が残っている。
  • 日本に関して言えば、人口が減ることは分っている。つまり、今後、エネルギーの使用量は減少する(統計データでも、電力消費量は2年連続で減少している)。
  • 今世紀末頃には、世界の人口が減少に向かうことも予測されている。
  • 新たな原子炉を建設するには、これまで以上に地方交付金など国から地方への補助金が必要になる。しかも、これは生産性の少ないばらまきの金である。

ここまでを考え合わせると、現在すでにある原子炉は、再起動してその寿命まで使用するとしても新たな原子炉を作る理由はない。さらに言えば、今回廃炉となった、福島第一原発の原子炉は、第一世代と言ってよい耐用年数ギリギリのものである。

加えて、原子力発電は、科学技術を離れて政治やマスコミの玩具になりすぎている。原子力発電を新たに進めるには、科学技術とは別の分野で大きな努力とエネルギーが必要になると思う。

一方、原子力発電に関しては、以下のことが分っている。

  • そもそも、電気自動車は、原子力発電とセットになっている。原子力発電ができないと、深夜のベース電力は燃料を使用する火力に頼らなければならない。これでは、ガソリンを燃焼させて走るのと変らない(変換効率は、電気自動車の方が少し良い)。
  • 第4世代と呼ばれる原子炉は、第2世代~第3世代の原子炉に比べて経済性、安全性共、遙かに優れている。
  • 放射性廃棄物は、数十年の管理で良い。
  • 現在の原子炉に比べると、エネルギー変換効率は2~2.5倍である。
  • 1000年保つかもしれない化石燃料も、1000年後には無くなる。その時急に開発するより、今のうちから技術を蓄積した方が良い。

電気自動車の充電に関しては、ご存知の方も多いと思う。原子炉を再起動しないのであれば、電気自動車の開発も止めた方が良い。まあ、海外で売れば良いのかもしれないが、日本では普及させられない。そもそも、国内にある8,000万台の車が全て電気自動車になったら電気が足りない。だから、ハイブリット車を安くしてさらに燃費を良くした方が良い。燃費向上のカギは、車重の軽量化つまりバッテリーの軽量化にある。国内の新車販売台数は、約400万台、8,000万台全ての車が入れ替わるには20年である。

逆に、水素やバイオマスを開発するのは間違いだと思う、続きはまた。