地上の太陽(核融合)は、今世紀中に実現できないと思う
昨日は、再生エネルギーに関して悲観的なことを書いた、ただし、あくまで数十年から今世紀中ぐらいの話である。100年以上先の技術は見当もつかない、どんなイノベーションが起きるのか楽しみだし、ワクワクもするが22世紀に私が生きていることはないから結果を見ることはできない。
以下、いくつ当たるか分らないが、リチャード ムラー、ジェームス トレフィル、クリストフ コッホ、ロジャー ペンローズの本を参考に、科学技術の分野で世紀中に実現できないと考えられるリスト。
- 木星・土星への有人探査。
- 火星への有人探査は、10~20%の実現可能性あり。
- 場所と時間に関して80%以上の精度を持った地震予知。
- 商用核融合発電。
- 意識の解明(これができないと、本当の人型ロボットは作れない)。
- ウィルスに対する勝利。
- 生命の起源の解明。
- 物理学上の「究極理論」の発見(近いと言う人もいるが、その後また謎が生まれている)。
さらに、マニアックな話しでは、数学上の「リーマン予想」や「四色問題」もその証明は無理ではないかと思う。
逆に、遺伝子治療やiPS細胞を使用した再生医療は予想もつかないほど進歩すると思う。そのため、現在、日本で難病に指定されている130の疾患には治療の目処が立つと思っている。とは言え、今苦しんでいる人に「今世紀中には、治療できるようになります」とは言えない。
一方、ここで散々触れてきたエネルギー問題はどうか。小型を含め水力発電は増加させるべきだし、地熱発電も高温岩体の開発研究を含め規模を大きくするべきだと考える。再生エネルギーは、この二つだけで良い。後は、金食い虫になるだけだろう(当面は)。
逆に、省エネ技術とクリーンで低環境負荷の火力発電を輸出を含めて進めるべきだと思っている。日本の火力発電は、エネルギー変換効率世界トップである。日本の高効率変換技術とクリーン化技術で中国の大気汚染問題は解決できるのだ。そもそも、日本のすぐ西隣にある国が、あれほど酷い大気汚染を発生させていたら、大気の流れを遮断しない限り日本の大気も汚染されてしまう。
明日は、数値を上げてエネルギー効率について触れる予定。