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takumi296's diary

技術士・匠習作の考へるヒント

技術士受験申込み書・なぜ?こう書くのか-2

資格・試験

今回は、業務内容の詳細について。

5行の業務経歴の中から一つを選んで「〇」印をつけ(絶対に忘れないこと)下にある記入欄に選んだ業務の詳細を記入する。注意しなければならないのは、720字以内、図表は不可、半角文字も1字とする、と言うこと。また、業務の詳細とは、「当該業務での立場、役割、成果等」となっている。

例として、機械部門の仮想事例で書いて見よう(今書いた全くの仮想事例である、本気にしないで欲しい)。また、仮想事例だから数値データない、しかし、そのことに関しては後で説明する。

 

5行の業務経歴の欄には、「〇印」を付けて「超音波モータを使用した、外科用手術具の設計と性能分析」と書いたとする。

 

立場と役割

〇〇医科大との共同プロジェクトという形で受注し、設計から試作、及び性能分析までを業務責任者として行った。

業務上の課題

高度先端医療器の開発であり、薬事の法的認可にも時間を要することは分かっていた。そのため、少しでも早く申請を行うことに焦点をあて、短納期で完成させる必要があった。

問題点

モータを術具に内蔵するには小型化する必要があった。しかし、小型化すると要求されている出力に到達できなかった。

技術的な提案

代表的な縦屈曲多重振動子による超音波モータは、寿命が長く高精度位置決めが容易であった。しかし、本件では小型高出力が要求されているため、進行波型超音波モータを選択した。デメリットとして製作そのものに高い技術力が要求される。そのため、自社の製造部門と協議を重ねながら、工期短縮も狙ってコンカレント方式で業務を進めた。

技術的成果

モータの選択が功を奏した。また、コンカレントで業務を進めたことにより手戻りになる事も無く、短納期で試作機を使った性能分析まで終了することができた。医科大からは、多くの患者の命を救うものと評価された。

これで、ダウンロードした申込み書にはピッタリ入る。

 

最後の「成果」だが、これは「結果」ではなく「成果」を書く。言い換えると、利益をもたらすような「結果」が「成果」である。結果として失敗したものは書いてはいけない。自分個人、自分の勤務先、客先、あるいは広く社会に貢献し便益を与える結果が成果である。わざわざ、公益社団法人・日本技術士会が「成果」を書けと言っているのだから、ここは間違えないように書いた方が良い。

最後にしつこく繰り返す。この申込み書は、筆記試験の後に行われる口頭試験の資料である。試験委員は、この書類を見ながら受験者に色々質問する。上記の小論文には、数値データが書かれていないが、若し上記のように書いた場合、口頭試験では根拠となる数値データを質問されることになると思う。だから、なるべくなら数値データを入れた方が良い。しかし、所詮、720文字では業務全体を表現しきれない。そのため、そこは口頭で補うつもりで裏付けとなるデータも押さえ、何を書いて何を書かないかを決めて記入することが重要なのだ。

平成25年度技術士二次試験、受験申込み締め切りまで後1週間である。提出したら、筆記試験に向けて努力するだけだ。