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takumi296's diary

技術士・匠習作の考へるヒント

火薬の違法貯蔵・花火工場での爆発

2003年(平成15年)4月11日、鹿児島県鹿児島市の花火工場(有限会社・南国花火製造所)で爆発事故が起こった。爆発した工場には、大量の火薬類が違法に貯蔵してあったため事故は拡大し、周辺住民にも多大の被害を与えた。事故発生原因は、作業当事者が亡くなり、最初の爆発現場をほぼ完全に損壊していたので、特定はされていない。 

 市街地から5km離れた山間部ではあるが、流通基地や高校に隣接した花火工場で爆発事故が起こった。被害は工場外にも及び負傷者4名の内2名は付近住民であり、物的被害も工場外で多数あった。 

原因

事故発生原因は不明である。火薬類の事故では多いが、発災現場にいた人間が全員死亡(10名)し、その現場も全壊し、事故当時の関係書類も焼失しているので、原因特定は困難であった。状況から、最初の爆発は配合所であった可能性が高く、そこでは仕掛け花火の填薬、着火薬の調合、雷薬の配合などが行われ、何らかの衝撃、摩擦または静電気で発火したと考えられる。

2.拡大した原因は、火薬類を保管してはならない原料庫での法令に違反した大量保管や、配合所、火薬類一時置き場にも許可時の停滞量を大幅に超えた火薬類の存置によると推定された。 

 

//// ここまでは、失敗知識データベースから省略・加筆して転載した。

 

全部で10名の方が亡くなった事故である、経済産業省のサイトにも事故に関するレポートが出ている。花火工場の爆発事故は割と多い。ガソリンスタンドの火災事故はゼロに近いから、正反対である。また、花火工場の事故は、ほとんどの場合大量貯蔵や誤作業が原因になっている。調べた訳ではないが、違法貯蔵はこの製造所だけではあるまい。事故が発生すると、行政側は一斉調査や立ち入り検査を行うが、時間が経つと忘れられているようだ。また、加薬は種類も多くそれぞれの性質により取扱いも異なる。消防や市役所、県庁などの役人だけではなく専門家が立ち会って監査を行わないと誤作業などには気がつかない恐れもある。火薬を取り扱う以上、本質安全にすることはできない、事故の影響、規模を小さくすることを狙って対策するべきだろう。