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takumi296's diary

技術士・匠習作の考へるヒント

ファイリテーションとは何か-1

学会・協会の活動

3月29日と30日は、ここに載せた方が良いと思われる事故・災害がなかった。そのため、今日と明日はファシリテーションについて書くことにする。

 

ファイリテーションとは何か

 

ファシリテーション協会の定義に従えば、「ファシリテーション(facilitation)とは、人々の活動が容易にできるよう支援し、うまく運ぶよう舵取りすること」である。それは、「集団による問題解決、アイデア想像、教育、学習など、あらゆる知識創造活動を支援し促進していく働きを意味し」また、その役割を担う人がファシリテーターと呼ばれる進行役である。つまり、独断でなんでも決めている組織や集団には必要とされないものであり、関係者の知恵を集めて、関係する人が納得感を持って行動に移るための方法と言って良い。

 

そのファシリテーションには、重要な「四つのスキル」と呼ばれるものがある。

1. 場のデザインのスキル ~場をつくり、つなげる~

2. 対人関係のスキル ~受け止め、引き出す~

3. 構造化のスキル ~かみ合わせ、整理する~

4. 合意形成のスキル ~まとめて、分かち合う~

 

今回は、そのうち1番目のスキル「場のデザイン」について説明したい。

 

1. 場のデザインのスキル ~場をつくり、つなげる~

 

これを一言で言うと、活発に話し合いができる「雰囲気作り」であると言って良い。この中には、机や椅子の置き方(配置)、ホワイトボード、その他小道具の準備等も含まれる。「そんな物が無くても活発な議論は可能だ」と仰しゃる方もおられるが、たいていの場合、その人本人が演説を語るだけで周りはそれを黙って拝聴することになっていないだろうか。

一方、会社組織だけではなく、地域住民や知らない人どうしの集まりなどでは打ち解け合って話し合いをするまでに「心の準備」も必要とする。そんな時は、「アイスブレイク」と呼ばれる一種の遊び(ゲーム)を行って気持ちを和ませ、楽しく話し合いができる「場」を作る。例えば、10~20名の知らない人が集まったところに、ファシリテータがいて「さあ、皆さん今日は〇〇について話し合います、先ずは各自意見を述べて下さい」とやっても、活発に意見が出て話し合いが進行することはないと思う。そんな「氷」の雰囲気を壊し、リラックスして「その日の議題」について語らせるために、ファシリテータはアイスブレイクを行うのだ。

-- 明日に続く --