読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

takumi296's diary

技術士・匠習作の考へるヒント

成田空港初の死亡事故・原因はウインドシア?

航空機・船舶の事故

成田空港、開港31年目の2009年(平成21年)3月23日、フェデックス80便は、日本時間、午前6時49分頃に、強風の中をA滑走路に着陸しようとしていた。偶然写真家の小久保陽一氏が事故機の着陸アプローチを撮影していた。小久保氏によれば、アプローチ中の機体に特に異常は感じなかったという。しかし事故機はハードランディングとなり、2回バウンドした後に左主翼が滑走路に接触、機体は炎と黒煙を吹きながら進行方向左向きに回転して完全にひっくり返り、滑走路脇の芝生の上に停止して爆発・炎上した。ひっくり返ったときに左主翼が付け根から破壊され、そこから漏れ出した燃料に引火して火災が広がったと見られている。国土交通省によると同機には積載貨物として約408キロの可燃性液体を積んでいたこともあり、左主翼から出た火は数秒のうちに全機体に広がった 。

このとき、事故機にはポーポイズ現象が発生していた。ポーポイズ現象とは航空機の着陸時に接地と縦ゆれを繰り返す現象であり、重量の軽い軽飛行機ではみられるが、MD-11のような大型機ではまれな現象である。この現象で事故機の降着装置がダメージを受けており、2度目のバウンドの際、前輪のタイヤが2本とも外れていたことも判明している。

着陸失敗事故発生の情報を受け、成田国際空港株式会社や成田市消防本部と、近隣8消防本部から計48台の消防車両が出動し、消火活動が行われたが、機体は積荷の影響もあり、2時間以上にわたって燃え続け、同日午前9時4分に鎮火した。機体は全焼し、原形を留めない状態となった。当該事故機は貨物専用機であったため、乗客の搭乗はなかった。アメリカ国籍の男性運航乗務員は、逆さまになった機体の操縦席でハーネスを着けたまま、宙づりの状態で発見されたが、2名とも搬送先の成田赤十字病院で死亡が確認された。検死の結果、死因は、機長が胸を強く打ったことによる胸部臓器の損傷、副操縦士が焼死によるものであると発表された。

 

成田国際空港が1978年5月20日に開港して以来、30年に亙って旅客機の全損事故・死亡事故は発生していなかったが、今回のフェデックス機事故は空港内で発生した死亡事故として開港以来初の事例で、成田国際空港内における航空事故としては、2003年1月に起きた全日空機のオーバーラン事故以来2度目のものであった。なお死亡事故としては、発着便に限っても、1979年1月に発生したヴァリグ・ブラジル航空機遭難事故以来30年ぶりの全損事故・死亡事故(厳密には行方不明のままである)であった。また、日本国内で死者が出た大型航空機の全損事故は、1996年6月に福岡空港で発生したガルーダ航空機離陸失敗事故以来であった。

 

事故原因は、現在でも調査中であるため、断言することはできないがウインドシアによるものと云われている。また、国土交通省の運輸安全委員会が事故調査を開始したほか、千葉県警察捜査一課が成田国際空港警察署内に特別捜査班(50人態勢)を設置し、業務上過失致死と航空危険行為等処罰法違反の容疑でも捜査を始めている。

 

//// ここまでは、ウィキペディアから省略・加筆して転載した。

 

数年前の事故だから、ご記憶の方も多いと思う。私は、「成田空港で死亡事故」と見て、「あっ」と思った。上記のとおり、30年に亙って死亡事故は発生していなかったから、記録が潰えた訳である。私は、成田空港の関係者ではないが何となく悔しい感じがする。JR東海・三島駅構内の新幹線で発生した死亡事故と並んで残念な事故である。

原因は、ウインドシア(急激な風向きの変化)らしい、おそらくその通りだろう。ウインドシアの原因は様々だが、地面との摩擦の関係で高所よりも低空域で発生しやすい。しかし、大型機がひっくり返るようなウインドシアはそうあるものではない。事故調査委員会が調べているだろうから、詳細はそちらの発表を待つしかない。個人的には、ウインドシアが引き金となって操縦ミスをしたのではないかと思う。また、上記でリンクしている、事故調査委員会の経過報告を読むと、事故機であるダグラス社製・MD-11は操縦の許容範囲が他の機種よりも狭いらしい。僅かの操作ミスでも、事故に繋がる可能性はある。