takumi296's diary

技術士・匠習作の考へるヒント

技術士・Sukiyaki塾東京支部

先日、17日の日曜日は、技術士受験を応援する「Sukiyaki塾」東京支部の講座へ参加してきた。昨年は、私も受講生側だった訳だが、今年は「合格者体験談」なるものを受講者の皆さんを前にして話すことを依頼された。もちろん、私としては、25年度に受験する人のお役に立てるならと喜んで引き受けた訳だが、勉強方法の発表に関しては役に立ったかどうか甚だ心もとない。

 

なぜか、以下はその理由。

会場では、60名くらいの方々が受講されていた。その中で「どんなことに気を使って勉強したか」、「勉強時間は、どう捻出したか」、「何を重点的に勉強したか」、「一日のタイムスケジュールはどうしたか」などを、私を含め3名が話した。さらに、十数名の合格者全員が、司会者の質問に対して答えていくと言うパネルディスカッション形式での質疑応答が1時間半、合計2時間半のやりとりがあった。

しかし、合格者の方々の発表を聴いていて思ったことだが、やはり、勉強の仕方は、人それぞれであり自分に合った続けれらる方法を自分で見つけるしかないと言うことである。若しかしたら、自分に合う勉強方法を見つけた人が合格しているのかもしれない。もっとも、自分に合った方法を見つけるヒントになったと言う方がいればそれは大変嬉しいことである。

例えば、私の場合は、完全に朝方である。とにかく、22時までに寝るように心がけて午前2時30分~2時45分には起床する。そこから、5時まで勉強して5時半には自宅を出て会社へ向かう。また、通勤は片道電車に45分程度乗っている。その往復の時間(約90分)は、択一試験の勉強と資料を読むために使った。私には、電車の中で記述問題の論文は書けない。ただ、今回ではないが、聞いた話では「電車の中でパソコンを使用して論文を書いた」と言う人もいた。逆に、論文を書いて勉強するということを殆どしないという人もいた。

この辺りが、その人だけの勉強法と言うことだろう。勉強方法の本は沢山出ているし、それに類するセミナーもあるらしい。しかし、何をどうやって勉強するかは自分で見つける以外ないと思う。

家族構成、通勤時間帯、通勤方法、自分の生活リズムなどが大きな要素となるため、単純に夕食後に2時間とか、毎朝3時間とか、休みの日に纏めて10時間等と言ったところで、どうにもならないのである。無理して始めてみても、結局は続かない。家族がいる人でも、協力を得られる人、得られない人がいる。車通勤の人、電車通勤の人も居る。このように、多様な生活リズムの中で半年間は勉強を続けなければならない。さらに、無理なスケジュールで体の調子を悪くしては元も子もない。体力だって人それぞれである。

私は、意志が弱い方だと思う、自分でそれは分かっている。だから、そんな私でも無理なく続けられる方法を選び、試験に向けて自分の弱点を補う方向で何を勉強すれば良いかを決めた。自分の生活リズムと合っている勉強方法が見つかって尚、勉強が続かないと言うのであれば、それは技術士になりたいと思っていないのである。